アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:フィリップ ノアック)は1月28日、今シーズン最初の新型車となる「RS 4 アバント」のフルモデルチェンジ車の発表に併せ、フィリップ ノアック社長による新春会見を行なった。
登壇してまず最初にノアック社長は、新開発のV型6気筒DOHC 2.9リッターツインターボエンジン搭載の「RS 4 アバント」が、Audi Sportが開発を手掛けたハイパフォーマンスモデルであることを披露。
続いて2018年、全世界のアウディ車の販売台数は約181万2500台と2017年比で3.5%のマイナスとなったこと。この要因には新モデル、新エンジンの欧州発表が例年に比較して多かった一方で、新試験サイクルであるWLTPへの切り替えが重なったことにより、認証切替が完了するまでに時間が掛かった事が大きく影響したと語った。
一方、日本市場の販売台数は2万6473台で、2017年度比6.5%のマイナスとなったこと。しかし日本はアウディにとって全世界10位の市場規模を維持している重要な市場であること。
こちらについても、販売台数のマイナス要因は欧州と同様にWLTP切替の影響を受けたことで、モデル導入の遅れが本格化した2018年6月までの前年比6%前後のプラス要因が消えたこと。新型車の国内導入の遅れ、付随して旧型モデルの在庫不足、一部モデルの出荷停止が発生したことにも一因があると話した。
また日本国内向けアウディスポーツの2018年の販売台数は1017台、2017年の販売台数は524台でほぼ倍増の結果となったこと。
ここで大きな貢献をしたモデルはRS3 Sedan / Sportbackで、 認定中古車(AAA:Audi Approved Automobile)の2018年の販売台数は過去最高となる 1万2650台。これが2017年比で3.6%のプラス成長となったことに感謝の意を述べた。
さらに2019年は強力な新型車攻勢を展開する予定だとし、来月にはアウディジャパンとして初となるクリーンディーゼル(TDI)モデル『Q5 40 TDI quattro』を。
3月には主要モデルであるA6の新型を導入する。そのほか年内にはクーペスタイルSUVのQ8、小型ハッチバックのA1、そしてアウディブランド初の電気自動車Audi e-tronなど、10車種を超えるニューモデル(フルモデルチェンジ、マイナーモデルチェンジ、エンジン追加などを含む)を投入する予定だと国内市場3万台超への意欲を見せていた。