日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川廣人)とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:横浜市鶴見区 社長:片桐隆夫)及び株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:片桐 隆夫)の3社は24日、ヘリテージ事業を共同展開する。
具体的には、旧くからの日産車にこだわりを持って乗り続けている旧車ユーザーに対して、日産、ニスモ、オーテック(ニスモ・カーズ事業部)の3社とサプライヤーとが共同で、製造廃止になった部品の再供給を検討し、「NISMO ヘリテージ」として提供すると共に、製造廃止になった部品を「NISMOヘリテージパーツ」として12月1日より発売することで、顧客が日産のパフォーマンスカーを少しでも長く乗り続けられるよう可能な範囲でサポートする活動。
活動の第1弾として、R32型(1989年8月~1995年1月販売)の「スカイラインGT-R」を対象に、長年スカイラインGT-Rと接してきたニスモが、「NISMOヘリテージパーツ」を日本国内にて発売する。
より詳細には、R32型GT-Rの専用部品のうち、走行や車検に必要不可欠な重要部品を中心に、既に製造廃止となっている部品について再生産、再供給を検討した結果、先ずは、ハーネス、ホース/チューブ、エンブレム、外装部品など、約80部品から販売を開始していく。
ただ当時、部品を供給していたサプライヤーの中には、継続生産が困難な会社もあり、当時と同じ状態で生産することは難しいため、再生産で対応できないものは、代替、リプレイス、リビルトやオーバーホール、NISMOチューニングパーツでの対応を検討していくという。
なお今回、発売する「NISMOヘリテージパーツ」は11月26日に富士スピードウェイで開催する「NISMO FESTIVAL」で特設ブースにて披露してく構え。くわえてこの「NISMOヘリテージ」活動は継続していくため、R32型のアイテム追加およびR33、R34型GT-Rへの拡大を検討していく予定だと云う。