本年夏発表予定の新型「レヴォーグ」、「WRX S4」に「ツーリングアシスト」を全車標準装備
SUBARU（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：吉永泰之）は、運転支援システム「アイサイト」を大幅進化させる。具体的な新機能として、高速道路の渋滞時を含む全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動制御して、運転負荷を大幅に軽減する「ツーリングアシスト」を搭載。同機能は、今夏発表予定の新型「レヴォーグ」、「WRX S4」全車に標準装備される予定だ。
https://www.youtube.com/watch?v=vSduCiIdrVI
「アイサイト」は、SUBARUが2008年に発表した、ステレオカメラによる前方状況認識と、車両機能の制御で安全運転を支援するシステム。
ステレオカメラは、常に車両の前方を監視し、人の“目”と同じように距離を測ることが可能。
さらにクルマや歩行者、区画線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識など、高い認識性能を持っている。
この、“認識機能”から得た情報と走行状況を基に、“頭脳”にあたるソフトウェアが必要な制御を判断し、外界の状況に合わせてクルマの各ユニットをドライバーの“手足”のように適切に制御する。
また、ステレオカメラのポテンシャルをベースにさまざまなセンサーを組み合わせており、多様なシーンでの運転支援を実現している。
新機能「ツーリングアシスト」は、この「アイサイト」の「車線中央維持」の作動領域を、従来の「60km/h以上」から「0km/h以上」へと拡大して高速道路（自動車専用道路）で使用可能にすると共に、「先行車追従操舵」を追加し、「全車速域追従機能付クルーズコントロール」と組み合わせることで、高速道路での0km/h～約120km/hの幅広い車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動制御し、ドライバーをアシストする。
具体的には、「区画線」と「先行車」の2つの認識情報をステレオカメラで併用認識することで、安定した動作を実現し運転負荷軽減を図る。
また、今夏発売となる新型「レヴォーグ」、「WRX S4」は同社では国内仕様初となる「後退時自動ブレーキシステム」を採用。
車体後部に内蔵されたセンサーによって、自車の後側方から接近する車両を検知。システムが衝突の危険性があると判断した場合、ドアミラー鏡面のLEDインジケーターや警報音でドライバーに注意を促すなど、ドライバーの認識範囲を拡げる「アイサイトセイフティプラス」も設定される予定。
これらの車両機能は、専用サイト< https://www.subaru.jp/eyesight_ta/ >掲載のムービーコンテンツで確認できる。