JFEスチール、5%アルミ-亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板を開発し生産開始


JFE(ジェイ エフ イー)スチール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木厚司)は、5%アルミ-亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板『エコガルNeo®』(以下、「エコガルNeo」)を開発し、生産を開始した。

今後、同製品はJFEスチールで製造され、JFEスチールおよびJFE鋼板株式会社(以下、「JFE鋼板」)が販売していく。

従来より、5%アルミ-亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板『エコガル®』(以下、「エコガル」)をJFE鋼板で製造、JFEグループで販売してきた。

しかし近年、高耐食溶融亜鉛めっき鋼板の用途の多様化・拡大に伴い、エコガルの表面外観のさらなる平滑化・美麗化が求められるようになってきた。

そこでJFEスチールは、自動車用鋼板製造で培った技術を応用し、エコガルの特長であるGI同等の溶接性・加工性を維持しながら、表面外観を向上させたエコガルNeoを開発した。

後処理は、無処理もしくはクロメートフリー処理で、また強度も490MPa級ハイテン材まで製造が可能。これにより、電機・建材・自動車向けに、幅広く適用できる商品ラインナップとなった。

今製品化にあたりJFEスチールとJFE鋼板では、「今後もお客様の多様化するニーズにお応えしながら、より環境に配慮した、高品質な亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板を開発および販売してまいります」と結んでいる。