本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)から平成28年4月4日、国土交通大臣に対して下記(フィット 他)に該当する「(1)かじ取り装置(電動パワーステアリング制御コンピュータ)」並びに「(2)電気装置(昇降圧充放電コンバータ)」のリコール届出があった。
(1)かじ取り装置(電動パワーステアリング制御コンピュータ)
リコール届出番号:3798
リコール開始日:平成28年4月4日
届出者の氏名又は名称:本田技研工業株式会社
取締役社長:八郷 隆弘
問い合わせ先:お客様相談センター
TEL:0120-112010
不具合の部位(部品名):
かじ取り装置(電動パワーステアリング制御コンピュータ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
電動パワーステアリング(EPS)制御コンピュータのEPSアシスト停止電圧設定が不適切なため、バッテリが劣化していると、大きなハンドル操作時にバッテリ電圧がEPSアシスト停止電圧以下になることがある。そのため、EPS警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、急にハンドルの操作力が増大するおそれがある。
改善措置の内容:
全車両、電動パワーステアリング制御コンピュータ及びエンジン制御コンピュータを対策プログラムに書換える。
不具合件数:32件
事故の有無:物損2件
発見の動機:市場からの情報による。
自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近に№3798のステッカーを貼付する。
(2)電気装置(昇降圧充放電コンバータ)
リコール届出番号:3797
リコール開始日:平成28年4月4日
届出者の氏名又は名称:本田技研工業株式会社
取締役社長:八郷 隆弘
問い合わせ先:お客様相談センター
TEL:0120-112010
不具合の部位(部品名):
電気装置(昇降圧充放電コンバータ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
キャパシタ電源を使用しているアイドリングストップシステムにおいて、キャパシタの充放電電圧を制御する昇降圧充放電コンバータ内部素子の過電流保護が不十分なため、アイドリングストップからの再始動時等に生じた過電流が当該コンバータへ流れ、内部素子が損傷することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると素子が発熱し、素子周辺の樹脂材が炭化し電流が流れ続け、発煙・発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置の内容:
全車両、昇降圧充放電コンバータを対策品と交換する。
不具合件数:59件
事故の有無:火災2件 部分焼損4件
発見の動機市:場からの情報による。
自動車使用者及び自動車自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近に№3797のステッカーを貼付する。