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富士通テン、ビッグデーターを活用したタクシー運行管理の実現へ

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富士通テン、サーバ不要のタクシー配車システムを開発

富士通テン株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:山中 明、以下、富士通テン)は、管理サーバ不要で、タクシーの配車を効率的に行う「クラウド型タクシー配車システム」を開発した。

また開発した同システムを、販売子会社の富士通テン販売株式会社(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:大野 義彦)を通じて、2015年6月1日から発売していく。

ビッグデータ活用の新骨格は既に2014年秋に発表済み

富士通テンは、かねてより「人」「クルマ」「社会」に関わるビッグデータをつなぎ合わせて、自動車ユーザーひとりひとりに合わせた新たな価値を造りだしていくべく、関連の車載情報機器ならびに、新サービスの骨格である「Future Link」(※1)を、2014年秋に発表していた。

(※1)【Future Linkとは】

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「人」「クルマ」「社会」のデータをつなぎ合わせて、新たな情報価値を提供する車載情報機器及び関連サービスのコンセプトのこと。
具体的には、個人の運転特性などの「人」に関わるデータ、車載機器・センサーなどから得られる「クルマ」およびそれらの周辺状況に関するデータ、インフラやインターネットなどから得られる「社会」のデータをつなぎ合わせ、運転者それぞれに属性に合わせた価値ある情報提供を目指す仕組み。

 

同社では、こうした蓄積技術を核に、事業分野の多角化展開を鋭意進めており、今新製品は、同コンセプトを市場に向けて具現化した初のものとなる。

タクシー配車管理の事業運用を革新していく可能性も

この「クラウド型タクシー配車システム」は、配車を管理する機能をクラウドセンターに集約することで、既存環境においてはタクシー会社毎が所有しなければならなかった専用サーバがまったく不要となる。

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併せて、設備導入にかかる初期費用が低減され、ならびに導入・運用に掛かる時間の短縮、24時間の保守体制で、障害を迅速に解決するなどの特長もあるという。

通信手段は、専用デジタル無線とIP無線のダブル対応に

また同システムは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已 以下、富士通)の位置情報を活用したクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(スペーシオウル)」(以下、SPATIOWL)を使用していくことで、気象情報や鉄道の運行情報、イベント開催情報など、走行位置に紐づいた様々なビッグデータと連携して、タクシー需要の予測に役立つ情報を即座に分析。

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計画的な車両配置や、効率的な流し運行が実現出来るようシステムのサービスを、2015年秋頃より順次拡大していく計画という。

なお、タクシーと配車センターをつなぐ通信手段は、クラウド型タクシー配車システムでは日本で初めて(*1)、専用電波を使用する「デジタル無線」と、携帯電話網を使用した「IP無線」の両方に対応している。

【製品化の背景】
これまでのタクシー配車システムでは、専用サーバを個々各社で所有する必要が欠かせず、導入費用に加え、保守・メンテナンスの維持費用、管理工数などが、タクシー会社様の負荷となっていた。

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一方で、富士通テンは、2003年8月に世界初のデジタル無線を使ったタクシー配車システムを発売。これまでに全国のタクシー事業者様に約530システム、デジタル無線機4万台以上を納入し、タクシー向けデジタル無線機の累計台数業界トップ32%(*1)のシェアを獲得している。

また、国内のタクシー無線は、2016年にデジタル無線に完全移行される予定で、切替えが未完了のタクシーが、約2割の4万台が取り残されている。

そこで富士通テンは、タクシー無線配車システムの開発で永年培ってきた車載化技術に、親会社富士通が保有するICTを融合させ、これら課題の解決に加え配車効率を高める付加価値の高いクラウド連携の新製品を提案し、タクシー無線のデジタル化移行をサポートしていく構えだ。

主要となるシステム構成の概要
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【システム価格(参考価格)】
タクシー100台 Type−A(自動で配車が可能なシステム)のケース
●システム導入価格 約5,000千円(税別) (無線基地局設備、車載機器は除く) (クラウド非対応システムと比べ 約50%減)
●クラウド使用料(月額) 約100千円(税別) (注)車両台数、受付・配車用パソコンの数、使用ソフトなど構成内容により価格は異なります。

クラウド型タクシー配車システムの主な特長

1.必要最小限の費用と設備で利用可能
■初期コストを大幅に低減:インターネットに接続されたパソコンと必要最小限の機器があればクラウドサービスの利用が可能。専用サーバの設置が不要となり、初期投資が低減できる他、スペースの有効活用もできる。

2.安心の保守体制
■24時間の保守体制で障害を迅速に解決:タクシー会社様と堅牢なクラウドセンターをインターネット回線で接続。万が一システムトラブルが発生しても万全の保守体制でスピーディーに対応するので、安心して配車システムをご利用いただけます。 サーバ管理者やデータベースの管理が不要 配車システムに必要なサーバやデータベースはクラウドセンターで一括して構築・管理します。 定期的なサーバ再起動など煩わしいシステムの保守管理と、サーバ管理者の設置が不要。

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3.情報はいつでも新しく
■常に最新ソフトが使用可能:クラウドで最新の配車ソフトを提供。煩わしいバージョンアップ作業なども不要。 最新版地図が使用可能 タクシー会社の配車センターで使用する地図データベースは、クラウドセンターで自動で更新するので、最新データを利用した配車が行えます。
(注)更新の頻度は不定期です。変更の生じたエリア毎に更新されます。
(注)配車センターのパソコンに直接地図データをインストールして使用することも可能です。

4.ビッグデータ連携で計画的車両配置・効率的な流し運行を実現
■2015年秋頃より順次サービス開始予定:富士通のクラウドサービス「SPATIOWL」(※2)を使用し、気象情報や鉄道の運行情報、イベント開催情報など様々な位置情報に基づくビッグデータを連携させることが可能です。タクシー需要の予測に役立つ情報を分析・提供し、計画的な車両配置や効率的な流し運行などを可能にします。

(※2)【SPATIOWL(スペーシオウル)とは】
走行する車両からのプローブ情報(プローブ情報とは、車両を動くセンサーとみなし、実際に走行する車両から収集される、速度や位置などの情報のこと)、人や施設の情報、センサー情報、インターネット情報などから収集される大量の位置情報を活用し、新たな価値を提供する富士通のサービス。

 

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ボッシュ、テスラ モデルSベースの自動運転テスト車導入

テスト拠点は欧州と北米、したがって導入車は2台だ

ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner、以下ボッシュ)は、自動運転のテスト車両として、新たに「テスラ モデルS」を導入した。

ボッシュでは、2011年以降、欧州と北米の2つの大陸にまたがって自動運転に取り組んでおり、ドイツのアプシュタット拠点では、ボッシュのエンジニアたちがシステムの統合に力を注いでいる。

その一方で、カリフォルニア州シリコンバレーのパロアルトのエンジニアたちは各機能の開発を積極的に進めている。

ボッシュが、米国テスラ社の純粋EVを選択した理由 続きを読む ボッシュ、テスラ モデルSベースの自動運転テスト車導入

ホンダ、技術テーマで「第65回自動車技術会賞」を受賞

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ホンダ、公益社団法人自動車技術会より自動車技術会賞

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:伊東孝紳、以下ホンダ)の技術者が、「第65回自動車技術会賞」の「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「論文賞」「技術開発賞」の各賞において計5件を受賞した。

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自動車技術会賞は、公益社団法人自動車技術会により、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に創設され、現在、「学術貢献賞」、「技術貢献賞」、「浅原賞学術奨励賞」、「浅原賞技術功労賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞において表彰されるもの。

今回受賞した技術、技術者および受賞理由は次の通り。なお、授賞式は、5月21日・14時15分よりパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて行われた。

●技術貢献賞
・受賞テーマ:「燃料電池自動車および水素製造技術の進歩・発展への貢献」

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・受賞者:守谷 隆史(もりや たかし) 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター

・受賞理由:受賞者は、1990年代半ばから自動車用燃料電池の基礎研究をスタートし、2008年に世界に先がけて発表したセダン型燃料電池自動車(以下、FCV)に搭載した燃料電池は、小型高出力と発電安定性を高次元で両立した。

さらに、燃料となる水素の製造技術開発にも取り組み、天然ガス改質型の小型水素製造システムや、太陽光発電を利用した完全CO2フリーの高圧水電解型小型水素充填装置の開発を主導した。

これらにより、世界をリードする日本のFCV技術の進歩、発展に多大な貢献をした。

●浅原賞学術奨励賞
・受賞テーマ:「Numerical Modeling Study of Diesel Exhaust Catalyst on Various Precious Metals」

・受賞者:山本 修身(やまもと おさみ) 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター

・受賞理由:排気浄化触媒の開発では、触媒反応シミュレーションが活用されているが、反応モデルが代表的な反応式から構成されているため、触媒の構成材料と各素反応の関連付けが難しい。

受賞者は触媒上の表面反応を吸着・分解・離脱などの詳細過程を表した科学反応モデルに加えて、貴金属担持量による触媒性能への影響を推定するため、貴金属担持量と反応サイト数の関係を表す貴金属モデルを構築した。

このモデルを活用し、窒素酸化物(NOx)の浄化反応における各素反応の感度解析を行い、触媒材料の改良の方向性を見出したことは、新たな触媒開発や排気浄化技術の進歩へ大きく寄与するものであり、今後の発展が期待される。

●論文賞
・受賞テーマ:「移動境界法CFDを用いた逆止弁自励振動メカニズム解析」

・受賞者:渡部 尚(わたなべ たかし)株式会社本田技術研究所二輪R&Dセンター
・若生 宏(わこう ひろし) 同上 同上
・直井 康夫(なおい やすお) 同上 同上
・中野 政身(なかの まさみ) 東北大学 流体科学研究所

・受賞理由:車両燃料ポンプから発生する騒音・振動の原因解明を実験的に行い、ポンプ逆止弁自励振動に起因することを特定した。

その数値モデルとして移動境界法CFDと弁プラグ運動の連成解析手法を構築して流体−構造連成振動メカニズムを数値的に再現して、振動抑制に対して弁形状などの一連の設計要件を明らかにした。

これらの成果は車両要素設計にしばしば現れる流体−構造連成現象の原因究明からメカニズム解析および改良設計に至る一連の設計開発プロセスにおいて有効な手法であり、高く評価される。

●技術開発賞
・受賞テーマ:「燃料電池車向けスマート水素ステーションに適用可能な差圧式高圧水電解システム技術の開発」

・受賞者:岡部 昌規(おかべ まさのり)株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター
中沢 孝治:(なかざわ こうじ) 同上 同上
針生 栄次:(はりゅう えいじ) 同上 同上

・受賞理由:燃料電池自動車の普及にあたっては、燃料である水素の供給ステーションの整備が大変重要である。

しかしながら、機械式コンプレッサーを用いる従来型の水素ステーションでは、システムが大型で設置のための工事期間が長く、水素を昇圧するためのエネルギーロスが大きいなどの課題があった。

そこで、水の電気分解だけで35MPaの高圧水素を発生できる差圧式高圧水電解技術を開発した。この技術により、システムを10フィートコンテナサイズまで小型化し、基礎工事を除く工事期間を約1日に短縮化しただけでなく、水素昇圧に必要なエネルギーロスを約1/4に低減した。

これによって、燃料電池自動車の普及と水素供給を含めた総合的な効率の向上に大きく寄与したことは高く評価される。

●技術開発賞
・受賞テーマ:「電動サーボブレーキシステムの開発」

・受賞者 波多野 邦道(はたの くにみち)株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター
・岡田 周一(おかだ しゅういち):同上 同上
・大久保 直人(おおくぼ なおと):同上 同上
・松下 悟史(まつした さとし):同上 同上
・西岡 崇(にしおか たかし):同上 同上

・受賞理由:電動化車両の回生協調ブレーキに着目し、より多くの減速エネルギーを回収できる電動モーターを動力源とする、ブレーキバイワイヤ式の回生協調ブレーキを新規に開発した。

本システムはペダル操作部とブレーキ動作部が独立していることを特徴とし、ペダル操作部には反力シミュレーターを採用することにより、ドライバーに違和感を感じさせない自然なブレーキフィールを実現した。

ブレーキ動作部には、ブラシレスモーターと減速ギア、ボールネジを採用して、踏み始めから停止間際までの減速エネルギーの回収を実現し、回生量の大幅な向上を可能としたことは高く評価される。

以上

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マツダ、第65回 自動車技術会賞受賞

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公益社団法人自動車技術会よりの複数受賞に輝く

マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)の研究者が、公益社団法人自動車技術会より「第65回自動車技術会賞」において、複数賞を受賞した。

まず第1に、高効率オートマチックトランスミッションSKYACTIV-DRIVE(スカイアクティブ・ドライブ)の開発で「技術開発賞」を1件。

第2に、新世代クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV-D(スカイアクティブ・ディー)の予混合型燃焼の研究および人の視覚特性の分析によるワイパー払拭に関する研究で「論文賞」を2件。

第3に、車体構造の振動・音響伝達に関する研究で「浅原賞技術功労賞」を1件、受賞した。

mazda-the-society-of-automotive-engineers-award-65th20150521-2-min「自動車技術会賞」は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展の奨励を目的に設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績を認められた個人に贈られるもの。

マツダのSKYACTIV(スカイアクティブ)技術が、「技術開発賞」を受賞するのは、「SKYACTIV-G(スカイアクティブ・ジー)」「SKYACTIV-D(スカイアクティブ・ディー)」に続いて3回目となる。

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また、今回の受賞により、SKYACTIV技術および、その技術を搭載したクルマに対する国内外の主要な賞は通算200件となった。(マツダ調べ)

マツダでは「今後も『走る歓び』と『優れた環境安全性能』の両立を目指した技術開発を進め、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります」と結んでいる。

【以下、受賞概要】

■技術開発賞
受賞対象:走る歓びと環境性能を両立する新型オートマチックトランスミッション

・受賞者:土井 淳一(どい じゅんいち)マツダ株式会社 パワートレイン開発本部
・丸末 敏久(まるすえ としひさ)同パワートレイン開発本部
・鎌田 真也(かまだ しんや)同パワートレイン開発本部
・三谷 明弘(みたに あきひろ)同統合制御システム開発本部
・坂 時存(さか ときもり)同パワートレイン開発本部

受賞理由:「高い伝達効率」「ダイレクト感」「スムーズで力強い発進」を満足するトランスミッションの開発は市場から継続的に求められている。

本自動変速機は、トルクコンバータの発進直後からのロックアップ実現を狙い、最大の課題であった振動問題を解決するため、ねじりダンパーの低剛性化とロックアップクラッチの制御精度と耐久性の向上を実施した。

また、機構構成要素の抵抗低減技術、高応答かつ高精度の変速制御を可能にするメカトロニクスモジュール、モデルベース制御の採用等を行った。こうした技術開発は動力伝達系技術の進歩発展に貢献するものと高く評価される。

■論文賞
受賞対象:予混合型ディーゼル燃焼による排気と燃費の低減(第3報)
−モデルベース着火時期制御と多段噴射によるロバスト性の改善−

・受賞者:志茂 大輔(しも だいすけ)マツダ株式会社 パワートレイン開発本部
・角田 良枝(かくだ よしえ)同パワートレイン開発本部
・金 尚奎(きむ さんぎゅ)同パワートレイン開発本部
・丸山 慶士(まるやま けいじ)同パワートレイン開発本部
・鐵野 雅之(てつの まさゆき)同パワートレイン開発本部

受賞理由:「予混合型ディーゼル燃焼は、NOxとすすを大幅に低減することが可能であるが、一方では燃焼音の増大や未燃損失による燃費の悪化、また、過渡運転時には着火時期の不安定性に起因する燃焼変動などが課題であった。

本研究では、これらに対応するため、低圧縮比と高性能ピエゾ駆動式インジェクターによる近接多段噴射を用いて、適度に不均一化された予混合気を形成することで、燃焼音と燃費の改善を実現した。さらに物理モデルに基づいた着火遅れの予測式に、噴霧混合気形成に関わる諸因子を入力項として追加し、着火遅れを精度良く予測するモデルを構築した。

この着火遅れモデルによる着火時期制御システムを用いることで、過渡運転時に安定した燃焼制御を実現した。これらの技術によって低エミッションと低燃費を実現したことは高く評価される。

■論文賞
受賞対象:人の視覚特性の分析によるワイパーの払拭欲求発生要因の解明と払拭特性の考察

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・受賞者:岩瀬 耕二(いわせ こうじ)マツダ株式会社 技術研究所
・新部 忠幸(にいべ ただゆき)同技術研究所
・松岡 悟(まつおか さとる)同技術研究所

受賞理由:運転時の視界は雨滴の付着で大きく悪化し、安全・快適な走行を実現するにはオートワイパーのような補助装置が有効であり、これらの設計にはドライバーの感覚特性や心理特性に適合させる必要がある。

本論文では、ドライバーの払拭欲求発生の要因分析と実車検証から影響因子の寄与度を評価し、従来の雨滴の付着率、車速、周囲の明るさだけでなく、雨滴の単位時間当たりの付着個数、大きさ、付着位置の判定が重要であることを定量的に明らかにしている。

さらに、視覚特性との関係を調べ、払拭欲求の発生は視覚刺激への注意の引付によって発生し、雨滴に注意が引き付けられると周辺視野における認知反応が遅れることも明らかにしている。

これらの知見は、安全・快適なオートワイパーの設計に寄与するだけでなく、ドライバーの注意状態に合わせた新たな情報提供方法の開発などに貢献するもので高く評価される。

■浅原賞技術功労賞
受賞対象:軽量高性能な車体構造の研究開発に関する永年の功績

受賞者:杉原 毅(すぎはら つよし) マツダ株式会社 総務・法務部

受賞理由:受賞者は、30年余にわたって自動車の車体構造の研究開発に従事してきた。

中でも、振動や騒音に関わる計算解析技術や、構造最適化技術、NVH(エヌ・ブイ・エイチ、Noise Vibration Harshness)性能に関連する振動現象、特に音響現象の解明に重点的に取り組み、軽量化と車体振動伝達の低減の両立構造の開発を実現した。

また、国内外の発表を通じて、世界の車体構造、NVH技術の進展に大きく寄与した。

以上

公益社団法人 自動車技術会のWebサイト
新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」Webサイト
マツダ技報Webサイト(マツダにおける研究開発の成果をPDFファイルでダウンロード・閲覧が出来る)

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ヴァレオ、人とくるまのテクノロジー展2015に自動運転に貢献する新技術を展示

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自動車部品サプライヤー、ヴァレオジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:齋藤隆次)は、2015年5月20日(水)から22日(金)までパシフィコ横浜・展示ホールにて開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2015」に出展し、CO2 排出量の削減と、直観的ドライビングに貢献するヴァレオグループの新技術を展示する。

なおヴァレオグループの2014年度の売上高は、約127億ユーロ、29カ国に133カ所の工場、16カ所の研究センター、34カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、従業員は約81,200人。

日本に於いては、自動車用ランプ事業で市光工業株式会社と事業提携し、アフターマーケット製品の販売では、PIAA株式会社とビジネスパートナーシップを締結している。

自動運転対応のフロントカメラ前方クリーニング

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フロントガラス全体を洗浄しつつ、自動運転などに貢献するフロントカメラ前方を重点的に洗浄する機能を備えたワイパーシステム。

小型カメラは、すでに防眩性を備えたヘッドランプ、歩行者検知と緊急ブレーキなどの運転支援システムに活用されている。

数年後には、これらのカメラは人間の目よりもより広くより正確に状況を捉え、ドライバーをサポートするようになると見込まれている。

この新しいワイパーシステムにより、カメラの視界は常にクリーンに保たれる。自動運転においては、カメラの動作と視認性に妥協することは許されないことから、フロントカメラ前方クリーニング機能を備えたAquaBlade®システムは、カメラの視界を保つための優れたソリューションである。

レーザースキャナー「SCALA」

valeo-the-exhibition-automatic-operation-technology-to-the-automotive-technology-exhibition20150419-4-min

レーザースキャナー「SCALA」は、車両周辺をスキャンし、車、バイク、歩行者、静止物である木や停止している車、ガードレールなどを検知。

このデータを基に、障害物ごとに種類分けされた車両周辺マップを作成することで、車両や歩行者に対する緊急ブレーキ、自動回避等のアクティブセーフティー機能の向上、自動運転、自動駐車や渋滞時の自動追従などが可能になる。

「Sightstream」 カメラモニタリングシステム

valeo-the-exhibition-automatic-operation-technology-to-the-automotive-technology-exhibition20150419-3-min

「Sightstream」カメラモニタリングシステムは、従来のミラーに代わる新しいカメラのシステム。

車室内のバックミラーと、外のサイドミラーが取り付けられる位置にカメラを設置し、車室内のモニターにその映像を表示する。

バックミラーについて考慮する必要がなくなるため、車のリアウインドーを狭くすることができ、デザインの可能性が広がる。

また、サイドミラーをなくすことにより、車のエアロダイナミクスが良くなり、CO2排出量が最高で1キロメートル当たり1.3グラム近く削減されるほか、ミラーによって生じていたドラッグがなくなるためノイズを低減することができる。さらに、サイドミラーによって隠されていた死角をなくすことができる。

電動スーパーチャージャー

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48Vシステムに対応した水冷タイプの電動スーパーチャージャーを初展示する。

ターボチャージャーと異なり、電動スーパーチャージャーはエアループとは独立して機能する。スイッチリラクタンス技術を使用した電気モーターによって駆動するため、電動スーパーチャージャーは250ミリ秒という速さで反応する。

これにより、迅速にトルクを生みだし、ターボラグを解消することができる。

高効率オルタネーター

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高効率オルタネーターも初展示する。高効率オルタネーターは、ダイオードの代わりに、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)による同期整流を使用するもの。MOSFETはそのマイクロ電子構造により、整流時の電圧低下をほぼ防ぐことができる。

これにより、オルタネーターの効率が約10%向上。高効率オルタネーターは、2015年オートモーティブニュース PACE (Premier Automotive Suppliers’ Contribution to Excellence)アワードを受賞した。

水冷インタークーラー
水冷式を採用したプレートタイプのインタークーラー。水冷式は従来の空冷式に比べ冷却効率が約4倍に向上するため、燃費を向上することが可能となり、CO2排出量の削減につながる。

また、インテークマニホールドに搭載した場合は吸気配管をコンパクトに設計できるため、エンジンルーム内をより広く使えるようになる。さらにターボチャージャーの下流側の吸気容積を小さくできるため、加速時のターボラグを減らすことができる。

EGRクーラー

水冷インタークーラーの技術と同様に、EGR(排気ガス再循環)モジュールは、燃費を向上し、CO2排出量の削減に貢献するソリューション。

EGRシステムは、排気ガスの一部をシリンダーヘッドの排気側から、エンジンの吸気側に戻して再利用する。これにより、燃費の向上とNOxの排出量の削減が見込めるため、エンジンの燃焼プロセスを高効率かつクリーンにすることができる。

エアインテークモジュール

valeo-the-exhibition-automatic-operation-technology-to-the-automotive-technology-exhibition20150419-2-minエンジンで燃料と混合される空気の供給効率を高め、エンジンのクリーン化と小型化に貢献する。このシステムは、燃費向上にも有害物質の排出低減にも役立つ。2013年オートモーティブニュース PACE (Premier Automotive Suppliers’ Contribution to Excellence)アワードと、PACE イノベーションパートナーシップアワードを受賞。同新技術は、フォルクスワーゲンのモジュラーディーゼルエンジンシステムに搭載されている。

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三菱自動車が取り組む環境対応・先進技術を紹介していく

三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:相川哲郎、以下三菱自動車)は、5月20日(水)〜22日(金)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2015」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展する。

出展内容は、世界初の4WD・SUVプラグインハイブリッド車『アウトランダーPHEV』の実車を前後方向に切断したカットモデルや、同車に搭載している「プラグインハイブリッドEVシステム」のモーター、バッテリーなどの主要部品を展示。

さらに三菱自動車が提案する次世代先進技術「@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)」に基づく環境への取り組みと先進技術などを紹介する。

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また、Android Auto*1、Apple CarPlay*2に対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオの体験コーナーを設置。

『アウトランダーPHEV』などの電動車両に蓄えた電力を住宅へ供給することができるV2H(Vehicle to Home)機器も展示し、電動車両の停まっている時の新しい価値について提案していく。加えて、次世代コックピットの考え方について、パネル紹介も行っていくという。

この他、主催者企画である最新技術搭載車の試乗体験コーナーでは、『アウトランダーPHEV』を出展し、試乗者は『アウトランダーPHEV』のモーターならではの静かで力強い走りを体感出来る。

*1 Android Auto・・・Android及びAndroid Autoは、米国及び他の国々で登録されたGoogle Inc.の商標。 *2 Apple CarPlay・・・Apple及びCarPlayは、米国及びその他の国で登録されたApple Inc.の商標。

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トヨタ、燃料電池車進化の糸口を掴む。さらなる性能向上に向けての取り組みを加速

mirai-meti-approval20150323-1

燃料電池車技術の要となる「白金」研究の新解析手段解明へ

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、一般財団法人 ファインセラミックスセンター(所在地:名古屋市熱田区、理事長:岡本一雄、以下、JFCC*)と共同で、燃料電池(Fuel Cell、以下、FC)の化学反応を促進する触媒として必要不可欠な「白金」の反応性低下(いわゆる劣化)に至る挙動を、リアルタイムで観察できる新手法を開発した。

これは、トヨタとJFCCの共同研究グループが、観察・分析用の「透過型電子顕微鏡」の中で、FCスタックと同じ発電状態を、模擬できる新しい観察用サンプルの作成に成功。

このサンプルの中で、 続きを読む トヨタ、燃料電池車進化の糸口を掴む。さらなる性能向上に向けての取り組みを加速

国土交通省、平成26年度自動車(製品)安全性能、評価結果

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-3-min

平成26年度、試験実施車・製品の安全性能総合評価の結果概要

国土交通省は、毎年、ナスバこと(独)自動車事故対策機構(本部所在地:東京都墨田区、理事長:鈴木秀夫、以下、NASVA)の協力のもと、自動車等の安全性能評価を公表している。

本評価は、自動車ユーザーが、安全性の高い自動車やチャイルドシートを選択し易い環境を整備すると共に、メーカーに対して、より安全な製品の開発を促すことで、安全な自動車等の普及促進を図るため、自動車アセスメント事業を実施しているもの。

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-2-min

平成26年度に、試験を実施した車種・製品の安全性能総合評価の結果概要は以下の通り。

【概要】

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-5-min

◎自動車アセスメント結果(詳細表は本文字列のクリックによるPDFで表示。・但し展開資料は2.2MB)

(対象車種)
・軽自動車(2車種)、乗用車(8車種)、電気自動車等(3車種)の計13車種について試験を実施。

(試験結果)
・平成23年度から、実施している「乗員保護」と、「歩行者保護」を含めた、自動車の総合的な安全性能評価である「新・安全性能総合評価」について、以下の10車種が、最高のファイブスターを獲得した。

スバル「フォレスター」、スバル「レヴォーグ/WRX」、スバル「レガシィ」、トヨタ「ヴォクシー/ノア/エスクァイア」、トヨタ「ハリアー」、日産「ティアナ」、ホンダ「ヴェゼル」、ホンダ「グレイス」、マツダ「アクセラ」、マツダ「デミオ」
※ファイブスター獲得車両の中でも、総合点でスバル「レガシィ」が最高得点を獲得している。

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-7-min

◎予防安全性能アセスメント結果(詳細表は本文字列のクリックによるPDFで表示。・但し展開資料は1.9MB)

(対象車種)
・軽自動車(13車種)、乗用車(16車種)、電気自動車等(8車種)の計37車種について試験を実施。

(試験結果)
・いずれの車種においても、一定レベル以上の性能を持っていることが確認されたが、下記6車種が最高得点を獲得した。

スバル「インプレッサ」、スバル「レヴォーグ/WRX」、スバル「レガシィ」、トヨタ「カローラアクシオ/カローラフィールダー」、日産「スカイライン」、レクサス「LS」

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-8-min

◎チャイルドシートアセスメント結果(詳細表は本文字列のクリックによるPDFで表示。・但し展開資料は542KB)

(対象製品)
・乳児・幼児兼用チャイルドシート8製品を選び、前面衝突試験と、使用性評価試験の2種類の試験を実施。

(試験結果)
・前面衝突試験で高い評価を得たもにのは、
TAKATA「takata04-neo SF」、コンビ「ネセルターン/ネルーム ISO FIX」、LEAMAN「カイナ」。

・使用性評価試験で高い評価を得たものには、
TAKATA「takata04-neo SF」、TAKATA「takata04-i fix WS」。

※今回試験を行った製品において、試験の結果は、 ISO-FIX 固定タイプの方が、ベルト固定タイプよりも高い評価を獲得する傾向にある。

評価結果のさらなる詳細は、国土交通省または(独)自動車事故対策機構の「資料ダウンロード」にて閲覧出来る。

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-6-min

国土交通省・該当Webページ

mlit-2014-fiscal-year-announced-the-car-safety-performance-evaluation20150516-4-min

(独)自動車事故対策機構・該当Webページ

また、アセスメントに関するパンフレットを、地方運輸局、運輸支局等と(独)自動車事故対策機構にて配付している。

以上

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ポルシェ、新911 GT3 R、ニュルブルクリンクで世界初公開

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911 GT3 RSをベースに、GT3カテゴリーための911 GT3 Rを発表

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー、以下、ポルシェ)は5月15日、ニュルブルクリンクにおいて、911 GT3 RSをベースに、世界中で開催されているGT3カテゴリーために開発されたカスタマースポーツレーシングカー、911 GT3 Rを発表した。

porsche-the-new-911-gt3-r-world-premiere-at-the-nurburgring20150516-3-min

この最高出力368kW(500PS)以上を発生する、レース仕様の911を開発するにあたり、軽量化、空力効率の改善、燃費の低減、ハンドリングの改善、安全性の最適化および交換部品などのメンテナンスコストの削減に特に注意が払われた。

新型ポルシェ911 GT3 Rのデリバリーは、2015年12月以降の予定

なお、この新型ポルシェ911 GT3 Rのデリバリーは、2015年12月以降の予定としている。

ニュー911 GT3 Rには、911 GT3 RSを彷彿とさせる特徴的なダブルバブルルーフが備わり、ホイールベースも先代より8.3cm長くなった。

これによって、先代のGT3 Rよりも、バランスにすぐれた重量配分を実現し、特に高速コーナリングでの挙動変化が容易なハンドリングがもたらされている。

porsche-the-new-911-gt3-r-world-premiere-at-the-nurburgring20150516-6-min

ボディと、新たに追加された細かなパーツ、およびサスペンションの体系的な軽量化によって、GT3 Rの重心は、先代に比べて大幅に最適化。

インテリジェントなアルミ・スチール複合構造を備えた911 GT3 RSの軽量なボディ構造は、レーシングカーとしてより理想的なベース車両となった。

フロントウインドウは、初搭載のポリカーボネートを採用

具体的には、ルーフ、フロントリッドとフェンダー、ホイールアーチ、ドア、サイドセクションとリアエンドセクション、およびリアリッドは、非常に軽量なカーボンファイバー複合材料(CFRP)で製造されており、またすべてのウインドウはポリカーボネート製だ。またフロントウインドウに、ポリカーボネートが採用されるのは初めてのことである。

porsche-the-new-911-gt3-r-world-premiere-at-the-nurburgring20150516-2-min

ニュー911 GT3 Rのパワーユニットは、911 GT3 RSの高性能エンジンと、ほぼ同じ最先端の4リッターエンジン。

最大200barの圧力で作動する、ダイレクト・フューエル・インジェクションと、可変バルブタイミング機構が、非常に効率的な燃焼を実現する。

さらに、この自然吸気エンジンは、広い回転域で卓越したドライバビリティーを発揮、エンジンのパワーはポルシェ製6速コンスタントメッシュ・シーケンシャルトランスミッションを介して310mm幅のリアタイヤに伝えられる。

変速動作は、911 GT3 RS同様、ステアリングホイールの使い易い位置に配されたパドルシフトによって操作していく形だ。

ブレーキシステムは剛性向上に加え、ABS制御が見直された

エアロダイナミクスは、ロードカーに準じたものだ。フロントフェンダーの特徴的なホイールアーチエアベントは、フロントアクスルのダウンフォースを増大し、200cm x 40cmのリアウイングがエアロダイナミクスバランスを改善させた。

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GT3 Rでは、911 RSR同様、ラジエーターが中央に配されており、サイドラジエーターの廃止によって、重心の位置が最適化された。また衝突時におけるラジエーターの保護性が向上し、フロントリッドのルーバーからの熱風のベンチレーションも高められている。

ブレーキシステムも改めて見直された。具体的には、剛性の向上とABSの精密な制御によって、耐久レースでさらに高い制動性能を発揮する仕様だ。

porsche-the-new-911-gt3-r-world-premiere-at-the-nurburgring20150516-1-min

フロントには、対向6ピストン式アルミニウム製モノブロックレーシングキャリパーと380mm径スチール製ベンチレーテッド・グルーブドブレーキディスクとなり、これまで以上のタフな制動性能を保証。リアには、対向4ピストン式キャリパーと、372mm径のブレーキディスクが装備された。

ニューGT3 Rでは、安全装備にも開発の焦点が当てられている。特にさらに強化されたFT3安全燃料タンクの容量は、12リッター増加して120リッターになったが、このタンクにはフューエルカットオフ安全バルブが備わる。

ドアとサイドウインドウは取り外し可能で、ルーフの脱出用ハッチも大型化されている。新しいレーシングバケットシートによって、事故の際のドライバーの保護性能も向上している。

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ポルシェ911 GT3 R(991)仕様
ポルシェ911 GT3 RSをベースにしたシングルシーターカスタマーレーシングカー

エンジン
・ 水冷式水平対向6気筒エンジン(リアマウント)
・ 4,000cc、ストローク81.5mm、ボア102mm
・ 最高出力368kW(500PS)以上、(エアリストリクターによりFIA BoPに適合)
・ 4バルブヘッド
・ ダイレクト・フューエル・インジェクション
・ ドライサンプ潤滑方式

トランスミッション
・ ポルシェ6速コンスタントメッシュ・シーケンシャルトランス

ミッション
・ 機械式リミテッドスリップディファレンシャル
・ ニューマチックギアシフトアクティベーション(パドルシフト)

ボディ
・ インテリジェントなアルミ・スチール複合構造の軽量ボディ
・ インテグレーテッド(溶接)ロールケージ、FIA付録Jに適合
・ ルーフの脱着式脱出用ハッチ
・ 軽量エクステリアデザイン:
・ CFRP製ドア、リアリッド、リアウイング、ホイールアーチ、フロントおよびリアフェンダー
・ ポリカーボネート製ウインドウ
・ 脱着式ポリカーボネート製ドアウインドウ
・ FT3安全燃料タンク、約120リッター、フューエルカットオフ安全バルブ付、FIAレギュレーションに適合
・ エアージャッキシステム(4ジャッキ)

サスペンション
フロント
・ マクファーソンストラット式フロントサスペンション、車高、キャンバー角およびトー角調整式
・ センターロックホイールナット付ホイールハブ
・ アジャスタブルアンチロールバーブレード(左右)
・ 電動油圧式パワーステアリング
リア
・ マルチリンク式独立懸架リアサスペンション、車高、キャンバー角およびトー角調整式
・ センターロックホイールナット付ホイールハブ
・ アジャスタブルアンチロールバーブレード(左右)

ブレーキシステム
フロントとリアの2つの独立したブレーキ系統、ブレーキバランスバーシステムを介してドライバーによる調節が可能
フロント
・ 対向6ピストン式アルミニウム製モノブロックレーシングキャリパー
・ 380mm径スチール製ベンチレーテッド・グルーブドブレーキディスク、アルミニウム製ディスクベル
リア
・ 対向4ピストン式アルミニウム製モノブロックレーシングキャリパー
・ 372mm径スチール製ベンチレーテッド・グルーブドブレーキディスク、アルミニウム製ディスクベル

ホイール/タイヤ
フロント
・ ポルシェの仕様とデザインに準拠した1ピースBBSアルミホイール、12.0J x 18オフセット17、タイヤサイズ:300/650-18(フロント)、13J x 18オフセット37.5、タイヤサイズ:310/710-18(リア)

エレクトロニクス
・ COSWORTHパワーモジュールIPS32
・ レースABS
・ トラクションコントロール

重量/寸法
・ 総重量: 約1,220kg(BoPに適合)
・ 全長: 4,604mm
・ フロント全幅: 1,975mm
・ リア全幅: 2,002mm
・ ホイールベース: 2,463 mm

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アウディ、電動ターボ搭載のTTクラブスポーツコンセプト激走

audi-gekiso-in-tt-clubsport-concept-of-electric-turbo-equipped20150514-3-min

噂のアウディ TT クラブスポーツ ターボ コンセプトが走る

アウディ AG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー、以下アウディ)が、去る5月8日。オーストリアのライフニッツで実施されるVWファンのイベント「ヴェルターゼー・ツアー」(5月13日から16日まで開催)会場において、実車を公開すると予告していた新型アウディTTベースの「アウディ TT クラブスポーツ ターボ コンセプト」、この日の当日画像と、1分間の映像が、先の13日付け(欧州時間)で公開された。

この「アウディ TT クラブスポーツ ターボ コンセプト」発表の席上で、「1980年代後半の頃、米国内で活躍したレーシングマシン、アウディ 90 IMSA GTOから、このクルマを開発するインスピレーションを得た」と語るウルリッヒ・ハッケン博士。 続きを読む アウディ、電動ターボ搭載のTTクラブスポーツコンセプト激走

スバル、人とくるまのテクノロジー展2015に出展5/20〜22

subaru-and-exhibited-at-the-technology-exhibition-2015-of-people-and-cars20150514-6-min

スバル、アイサイト開発の歴史を丁寧に辿るコンテンツを用意

富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は、5月20日~22日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2015」 (主催:公益社団法人自動車技術会)に出展する。

その出展内容は、クルマに乗るすべての乗員に「安心と愉しさ」を提供するため、開発が続けられてきたスバル独自の運転支援システム「アイサイト」の20年以上に亘る開発の歴史を、開発過程の世代毎の「部品」や「パネル展示」、さらには動画などで紹介していくコンテンツを用意しているという。

subaru-and-exhibited-at-the-technology-exhibition-2015-of-people-and-cars20150514-4-min
アイサイトが捉えた映像

また、出展ブースをリアルタイムで撮影しながら、最新の「アイサイト(ver.3)」のステレオカメラ映像モニターを用いた機能解説も行っていく。

<出展概要>
1.「アイサイトヒストリー」
ステレオカメラによる描写映像を応用して距離と物体を画像認識し、自動車を制御していくというスバルの運転支援システムの開発は、今から26年前にスタートした。

それは人間の目と同じように物体を認識するという原理・原則に基づいたシンプルな発想だった。

あれから「ADA」を経て「アイサイト」へと開発を進めつつ、全車速追従クルーズコントロールと、緊急停止を実現した「アイサイト(ver.2)」をリリース。

さらにその後、カラー化により画像認識性能を向上させ、遂にステアリングへの制御も可能とした「アイサイト(ver.3)」に至るヒストリーを、開発過程におけるオリジナル動画などを交えてつぶさに紹介していく。

2.「アイサイト(ver.3) ステレオカメラ機能デモ展示」
「アイサイト(ver.3)」は、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上に加え、アクティブレーンキープやAT誤後進抑制制御を実現している。

subaru-and-exhibited-at-the-technology-exhibition-2015-of-people-and-cars20150514-5-min

パシフィコ横浜の会場では、ブレーキランプ認識制御などの新機能により、安全機能が大幅に進化したステレオカメラで、実際にブース内をリアルタイムに撮影し、その認識力の高さを紹介していく。

3.「インプレッサ SPORT」

subaru-and-exhibited-at-the-technology-exhibition-2015-of-people-and-cars20150514-7-min
商品コンセプトを「New Value Class」とし、「スタイリッシュな外観と質感の高い内装」・「軽快で気持ちの良い走り」・「燃費のよさを実感できる環境性能」に、高い予防安全性能をもつ「アイサイト(ver.3)」を採用した最新のインプレッサの実車を展示。より多くのドライバーに向けて、スバルの技術を積極的に発信していく。

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出展ブースイメージ

 

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スズキ、ハスラー「S-エネチャージ」搭載車デビュー

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NA・CVT車搭載のエネチャージを「S-エネチャージ」に変更

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、社長:鈴木修、以下スズキ)は、軽乗用車「ハスラー」へ、加速時にモーターでエンジンをアシストする「S-エネチャージ」を搭載した新機種(「G」のNA・CVT車、「X」のNA車、特別仕様車「JSTYLE」に搭載)を設定し、5月13日より発売する。

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具体的には、「ハスラー」のNA(自然吸気)・CVT車に搭載していた「エネチャージ」(「A」は除く)を、「S-エネチャージ」に変更した。

S-エネチャージ搭載車は、全車エコカー減税の免税対象車に

モーターアシストによるサポート時間と頻度を増やした「S-エネチャージ」と、改めて燃焼効率を高めるなどの改良を施したR06A型エンジンを組み合わせることで、2WD車は、32.0km/L(燃料消費率JC08モード走行<国土交通省審査値>:「G」CVT・「X」・特別仕様車「JSTYLE」の2WD車)の優れた燃費性能を達成。「S-エネチャージ」搭載車は、全車エコカー減税の免税対象車とした。

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併せて「ハスラー」全車に、車体色「クリスタルホワイトパール」、「クリスタルホワイトパール ブラック2トーンルーフ」を新たに設定している。

改めて、そもそもS-エネチャージとは何か?その概要は

ちなみにここでS-エネチャージをおさらいしておくと、2012年8月9日にスズキは、今システムの母体となる低燃費化技術「ENE-CHARGE(エネチャージ)」を発表。

この際のシステムは、既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、リチウムイオンバッテリーと高効率・高出カのオルタネーターを併用。減速時の運動エネルギーを、電気に変えて充電するシステムとしていた。

suzuki-the-s-energy-charge-to-the-hustler-vehicles-release20150513-5-min

こうして蓄えた電気を、走行に必要な電装品に供給することで、発電によるエンジンの負担を軽減し燃料消費を抑制する。

通常走行時は、2つのバッテリーに充電した電力を電装品に供給するため、オルタネーターの常時発電が最小限に抑えられ、発電させるためのエンジン負担を軽減し、燃料消費量を抑制するとともに、加速も軽やかになる。リチウムイオンバッテリーは、助手席の下に収納できる軽量・コンパクトな設計とした。

オルタネーターよりも高効率なISGを搭載するS-エネチャージ

S-エネチャージでは、このシステム構造をさらに進化させ、エネチャージで使われていたオルタネーターの代わりに、既存のオルタネーターよりも高効率なスターターモーター機能を兼ねるモーターアシスト機能付き発電機のISG(Integrated Starter Generator)を、その役割に置き換えて搭載。

suzuki-the-s-energy-charge-to-the-hustler-vehicles-release20150513-130-min
減速時

ISGで発電した電力を、S-エネチャージ専用のリチウムイオンバッテリー(「S」の付かないエネチャージに比べ、最大で100Aと、約5倍の電流の出し入れを可能にした)に貯めていく方式とした。

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エンジン始動時

こうしたサポート機能が全くなかった頃は、減速時に捨てていたエネルギーをISGを介して積極的に発電し、アイドリングストップ専用の鉛バッテリーだけに充電するのではなく、それに加えて、S-エネチャージ専用リチウムイオンバッテリーの2つのバッテリーに並列して充電していく。

suzuki-the-s-energy-charge-to-the-hustler-vehicles-release20150513-15
加速時

貯めた電気はおのずと大容量となり、これを加速時の15-85km/hと幅広い領域で、エンジン負担を減らすためモーターアシスト(ただし1回のモーターアシストは最長30秒間)として活用できる。

基本的にこの機構は、設計思想においては、日産の普通自動車などで採用されているハイブリッドシステムと同じもの。スズキ自身においても、海外向けの情報発信では、シリーズハイブリッドシステムを進化させたものとして紹介(上記、映像参照)している。

スズキのS-エネチャージ解説Webページ

すぐわかるSエネチャージ

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フォルクスワーゲン、新6リッターエンジンのW12 TSIをウイーンで公開

volkswagen-publish-w12-tsi-of-the-new-6-liter-engine-in-vienna20150510-7-min

優れた環境性能を持つW型12気筒エンジンを公開

フォルクスワーゲン AG(本社:ドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク、CEO:マルティン・ヴィンターコーン、以降VW)は、今年2015年開催で、第36回目を迎えた国際ウィーンモーターシンポジウムで4月8日、次世代の高級車のパワーユニットに相応しく、優れた環境性能を持つ新型エンジン「6.0 W12 TSI」を発表した。

volkswagen-publish-w12-tsi-of-the-new-6-liter-engine-in-vienna20150510-9-min

ウィーン王宮のコングレスセンターで開かれた発表会の席上で、VWのパワートレイン開発ディレクターのフリードリヒ・アイヒラー氏は、「次世代のパワーユニットを目指して開発されたW12 TSIは、世界においても、最も高度なエンジン技術を投入した最先端のエンジンユニットです」と述べた。同氏がプレゼンした概要は以下の通り。 続きを読む フォルクスワーゲン、新6リッターエンジンのW12 TSIをウイーンで公開

ダイムラー、米公道における大型トラックの自動運転実験を開始

公道走行が可能なナンバープレートをネバダ州当局から取得

ダイムラーAG(本社:ドイツ・ヴュルテンベルク州・シュトゥットガルト、取締役会会長:ディーター・ツェッチェ、以下、ダイムラー)は5月8日、米国ネバダ州において、自動運転機能を搭載した大型トラック「フレートライナー・インスピレーション・トラック」に対して、世界で初めて公道走行が可能なナンバープレートをネバダ州当局から取得したと発表。

daimler-automatic-operation-start-of-the-experiment-of-heavy-truck20150510-5-min

同社は、ラスベガス近郊にメディア、政府、経済界等の関係者を招待した上で、この世界初のナンバー認可となった商用トラックによる自動運転走行を公開した。

daimler-automatic-operation-start-of-the-experiment-of-heavy-truck20150510-3-min

今回ナンバープレートを取得したフレートライナー・インスピレーション・トラックは、 続きを読む ダイムラー、米公道における大型トラックの自動運転実験を開始

スバルレヴォーグ・WRX・レガシィ・フォレスター、2014年度ファイブスター賞獲得

subaru-le-vogue-·-wrx-·-legacy-forester-won-fiscal-2014-five-star-award20150509-1 (1)

2014年度自動車アセスメントで、最高の評価の5 つ星を獲得

富士重工業株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は、同社のレヴォーグ、WRX、レガシィ、フォレスターが、国土交通省と、独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA*1)が実施した、自動車の安全性能を比較評価する2014年度自動車アセスメント(JNCAP*2)において、最高の評価である 5 つ星を獲得。「新・安全性能総合評価ファイブスター賞(JNCAP ファイブスター賞)」を受賞した。

今2014年の最高得点車は、スバル・レガシィとなった

ちなみに近年、衝突安全性能評価の平均点は年々増加傾向にあって、今回2014年度は、平均点も過去最高の182.5点となり、ファイブスターを獲得した車種も71.4%に達した。そうしたなか、同社のレガシィは、208点満点中の188.8点と、2014年度においては、最も高い得点を獲得している。

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208点満点中の188.8点と、2014年度において最も高い得点を獲得したのはレガシィだ

なお同賞は、2011 年度のレガシィ、2012 年度のレガシィ、インプレッサに続いての受賞となる。

2014 年度の予防安全アセスメントでも最高ランク獲得

また、2014 年度より開始された自動ブレーキなどの予防安全技術を評価する「予防安全アセスメント」においても、「アイサイト」を搭載するレヴォーグ、WRX S4、レガシィ、フォレスター、インプレッサ、SUBARU XV、SUBARU XV HYBRID が、最高ランクである JNCAP「先進安全車プラス(ASV+*3)」に選定されており、安全性能全般で高い評価を得たことになる。

スバルでは、「ブランドステートメントである“Confidence in Motion”を通じて、スバルならではの安心と愉しさの提案を掲げています。この安心と愉しさを支える重要な要素である安全を、ALL-AROUND SAFETY の考え方の基に、ゼロ次安全、アクティブセイフティ、プリクラッシュセイフティ、パッシブセイフティの各技術進化により実現していきます」と述べている。

*1:National Agency for Automotive Safety & Victims’ Aid
*2:Japan New Car Assessment Program
*3:Advanced Safety Vehicle +

スバルのオフィシャルWEBサイト(同社のカーテクノロジーに関するページ)

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アウディ、水と電気だけで作るディーゼル燃料の本格運用に着手

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精製した新燃料を政府公用車へ給油するセレモニーを実施

アウディAG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート シュタートラー、以下アウディ)は、4月21日、水と二酸化炭素(CO2)、そして電気のみで精製する新ディーゼル燃料「アウディeディーゼル(以下、eディーゼル)」を、自動車用燃料として本格運用し始めると発表。

この日、ドイツ政府の公用車であるアウディA8 3.0 TDI クワトロ4WDに、最終製品として精製した最初の5リットルを給油するセレモニーを行った。

新燃料の製造プロジェクトは3社の協業によって実現した

この新たな合成燃料を精製したのは、アウディが、スイス・Climeworks社(本社:チューリッヒ、ファウンダー:Christoph Gebald、Jan Wurzbacher)と、sunfire社(本社:ドイツ・ドレスデン、CEO:Carl Berninghausen)と協業し、ドイツのドレスデンに設置したパイロットプラント。

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ドイツのドレスデンに設置したパイロットプラントの全体俯瞰図

水と二酸化炭素を反応させて炭化水素を取り出し、そこから合成ディーゼル燃料を精製するこのプロジェクトは、わずか4ヶ月の試運転段階を経た後、最終製品としての合成ディーゼル燃料の初期ロット生産を開始。

その適合性を実証するため、ドイツ政府のジョハンナ・ヴァンカ連邦教育研究大臣が、自身のアウディA8に5リットルのeディーゼルを給油したという流れだ。

政府大臣はグリーン社会の基礎を作ることができると宣言

ドイツのヴァンカ連邦教育研究大臣は、「このCO2から作られた合成ディーゼルは、持続可能性研究の第一歩です。今後ディーゼル燃料として普及していけば、私たちは、気候変動と資源の効率的な利用に関して大きな貢献を果たし、グリーン社会の基礎を作ることができるでしょう」と述べた。

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ドレスデンのパイロットプラントでは、今後、数カ月間の期間で3,000リットル以上のeディーゼルを生産していく計画。かつ、将来的には、現在のパイロットプラントより大規模な設備増設も計画しているという。

アウディは、かねてより、独・連邦教育研究省から資金を得て本プロジェクトを進めてきた。技術の根幹となっているのは、Climeworks社が保持している「周囲の空気からCO2を抽出する」特許技術。そしてsunfire社が持つ「CO2から合成燃料を精製するpower to liquid技術」にある。

製造方法は複雑、結局、電気をどのように利用していくかが鍵

ちなみにこのアウディeディーゼルの作り方だが、アウディを含むこの3社のプロジェクトにおいては、まず、風力やソーラーなどの再生可能エネルギーによって取り出された電力・バイオガス工場から供給されCO2(一部は空気中から収集)・それと水を用意する。

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水、CO 2及びグリーン電力。これがアウディeディーゼル精製のための成分となる

第一段階では、水を摂氏800度まで加熱し、水素と酸素に電気分解する。続く第2段階で合成反応器を利用し、水素を摂氏220度で化学反応を誘発させてCO2と結合。さらに第3段階で、2.5メガパスカルの圧力を掛けて炭化水素化合物のBlue Crude(ブルークルード)と呼ばれる長鎖炭化水素化合物の液体を作っていく。

ドレスデンのパイロットプラントでは、開発初期段階において1日で160リットルのBlue Crudeを作ることができ、この液体量の8割がアウディeディーゼルとなるという。(坂上 賢治)

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理研、太陽光エネルギーを水素へ変換する安価なシステム実現へ

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太陽光エネルギーの水素貯蔵でエネルギー変換効率15.3%を達成

理化学研究所(所在地:埼玉県和光市、理事長:松本紘、以下、理研)の社会知創成事業イノベーション推進センター中村特別研究室・中村振一郎特別招聘研究員と、藤井克司客員研究員(東京大学特任教授)らの研究チームは、太陽光エネルギーを水素として貯蔵する安価で簡便なシステムを構築し、エネルギー変換効率15.3%を達成したと発表した。

これからの低環境負荷社会に求められるのは、温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)を排出しない風力や太陽光などのクリーンな自然エネルギーを活用しつつ、安定的な供給を実現するエネルギー源だ。

自然エネルギーを必要な時に必要量供給できる仕組みを考える

近年、太陽光エネルギーを電気エネルギーへ転換する太陽電池の分野では、エネルギー変換効率に優れた機器・装置の開発が進み、各地で太陽光発電設備の導入が進んでいる。

しかし、現在の自然エネルギーを用いた電力インフラでは、天候などによる発電量変動を十分に制御することが難しく、タイムリーかつ安定的なエネルギーが供給できない。

このため、自然エネルギーへの転換を図る上で重要な鍵となるのが、必要な時に必要な量のエネルギーを供給可能にするためのエネルギーの貯蔵方法だ。

植物の炭水化物を貯蔵する仕組みをヒントに水素を貯蔵

このたび研究チームは、水素をエネルギー貯蔵源と捉え、自然エネルギーで発電した電力を利用し、電気化学的な手法を用いて水素を得て、それを貯蔵するシステムの開発に取り組んだ。

例えば植物は、葉の中でアンテナ機構という精妙なナノ構造を用いて光合成を行い、炭水化物を貯蔵する。

研究チームは、この光合成と同じように光エネルギーを利用してエネルギー源を貯蔵するシステムを開発し、フレネルレンズ[※1(記事の補足説明下参照)]を用いて、集光するタンデム型太陽電池[※2(記事の補足説明下参照)]を、電源とする水分解電気化学セルで水素を発生させ貯蔵することに成功した。

また、太陽電池の直列接続によって水の電気分解可能な電圧まで電圧を高めるとともに、もっともエネルギーロスの少ない接続方法を検討した結果、太陽光エネルギーから水素への変換効率を15.3%まで高めることにも成功した。

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図1 自然エネルギーを用いた自立型のエネルギーシステム

太陽電池と水分解電気化学セルを用いた水の電気分解の技術を組み合わせて、太陽光エネルギーを水素として貯蔵することが可能になれば、将来的には自然エネルギーを使った自立型のエネルギーシステムの構築が可能になる(図1)。

風力や太陽光などのクリーンな自然エネルギーの有効活用へ

水素で貯蔵するメリットとして、①気体であるため軽く、大量に貯めることができる②長期間保存しても電池のようにエネルギーが減ることがない③使用時に排出されるのは水だけのクリーンなエネルギー、であることが挙げられる。水の電気分解は、電気エネルギーを用いて水を水素と酸素に分離することです。(図2)に水の電気分解を行う最も簡単な構造の模式図を示している。

riken-solar-energy-to-low-cost-system-implementation-to-be-converted-to-hydrogen20150504-2-min
図2 簡単な水分解装置。電解液に用いる塩や電極自身が酸化されないような物質を用いる必要があるため、電解質には炭酸ナトリウムなど、電極には黒鉛などが使用される

研究チームでは、「今後、実用的なシステムとするには、太陽電池-電気化学セルというシステムの中核部分だけでなく、水素貯蔵法や、全体を流れるエネルギー、電流、水、排熱のロスといった周辺部分の最適化など、さまざまな試みが必須になります」と述べている。

【※補足説明】
[※1]フレネルレンズ
通常のレンズの同心円状の領域を、レンズの表面・裏面の曲線構造をそのままに分割して厚みを減らして配置したもので、結果としてのこぎり状の断面構造を持つレンズとなる。

使用する材料を減らし、軽量・薄膜化できる特性を持つが、同心円状に段差が入るため、散乱が起きる関係で結像能力は落ちる。集光型太陽電池の場合、それほどの結合能力は要求されないため、よく用いられる。

材料は価格を抑えるためにプラスチックが多く用いられており、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などが代表である。

[※2]タンデム型太陽電池
タンデム型太陽電池は多接合型、スタック型、積層型太陽電池とも呼ばれる。通常の太陽電池は、単一の半導体材料でp-n構造をもつものとして作製される。

この半導体は材料によって、それより短波長の光を吸収することが可能なバンドギャップの値が異なっている。そのため、この半導体の種類を太陽に対向する側から広いバンドギャップのp-n接合半導体から狭いバンドギャップのp-n接合半導体へと並べることで、光を効率的に利用することができるようになる。これをタンデム型対応電池という。

この場合、積層されたp-n接合を持つ太陽電池は直列に接続されることになるため、各太陽電池での発電電流は最も発電電流が低いほうに合致する。すなわち、各太陽電池間の発電電流は同一にすることが望ましいため、バンドギャップの調整が難しくなる。

さらに、種々の太陽電池を積層する関係上、単一材料、特にSi系の太陽電池と比べて材料だけでも非常に高価になるため、太陽光はフレネルレンズ等を用いて集光し、太陽電池が必ず太陽からの直達光を受けられるようにする、太陽の方向を常に追いかけるためのトラッキング装置とともに用いられることが多い。

通常のタンデム型太陽電池はバンドギャップが広い材料を比較的多く用いるため、温度特性が良いとされている。

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人とくるまのテクノロジー展2015、パシフィコ横浜で開催5/20から

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前回、人とくるまのテクノロジー展2014

先端の自動車技術が揃う国内最大の自動車技術展

公益社団法人自動車技術会(本部所在地:東京都千代田区、会長:加藤光久、以降、自動車技術会)は、2015年5月20日(水)〜22日(金)の3日間にわたり、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2015」を開催する。

automotive-engineering-expositon20150503 -9-min
前回、人とくるまのテクノロジー展2014

本イベントは、自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年に初開催され、24回目となる今年は、538社(1150ブース)が出展し、過去最大規模の開催となる。

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前回、人とくるまのテクノロジー展2014

出展内容では、国内のカーメーカをはじめ、自動車を構成する各部材やその要素技術、また研究開発を支援する数々のソリューションを一堂に介する。

本開催にあたって自動車技術会では、「見て、触れて、聴いて、体験できる本展示会を通じて、多くの方に最新の自動車技術とその素晴らしさをお伝えできればと願っています」と述べている。

【開催日程】
開催日時:2015年5月20(水)~22日(金)午前10時~午後6時まで
※最終日23日(金)は午後5時まで

【主な開催概要の一部】
■特別企画 ・多様化するエネルギーとくるま
低炭素社会を拓くキーテクノロジー
毎年実施している主催者特別企画展示について、本年は「低炭素社会」をキーワードに、産・学・官の取り組みを展示と講演にて紹介。

automotive-engineering-expositon20150503 -6-min
前回、人とくるまのテクノロジー展2014

■最新技術搭載車の公道試乗 – 超小型モビリティの試乗
試乗参加の条件 ・21歳以上免許取得後1年以上とし、当日日本国内で有効な普通免許証の提示が出来るま
・誓約書内容に同意し、氏名、連絡先にサインが出来るま
・運転に適した靴を履いている方(サンダル、ハイヒール不可)
・飲酒をしていない方

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人とくるまのテクノロジー展2014

■FCバスの試乗
トヨタFCV「MIRAI(ミライ)」で使われているFCシステムを2つ搭載した最新の燃料電池バスに搭乗。

■鉄道の高速化における技術開発
(5月21日(木)16:55〜17:55)
講師:白國 紀行 氏(東海旅客鉄道株式会社)
JR東海にて、リニアモーターカー実用化の最前線でご活躍されている白國氏に、開発における取り組みなどを講演。

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前回、人とくるまのテクノロジー展2014

その他、モータスポーツフォーラム、研究者・技術者向けの学術講演会など。

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人とくるまのテクノロジー展公式Webサイト

来場の事前登録フォーム

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次世代自動車に前向き74.8%、期待する企業はトヨタ、注目の技術は自動運転

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「次世代自動車」をテーマに次世代技術者へアンケート

成長市場と未来企業の情報を発信するアスタビジョン。同情報サイトを運営するアスタミューゼ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:永井 歩)は、これら成長市場と連動させた転職サイト「転職ナビ」に登録している高度人材を対象に、「次世代自動車市場」に関するアンケートを実施した。

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その結果、「あなたが一番注目している次世代自動車は?」という質問に対して、「水素自動車(水素をエンジンで燃やして動力を得るもの)」が31.3%でトップに。次いで「電気自動車」が24.8%、「燃料電池車(水素と空気中の酸素を化学反応させて発生する電気を電池に蓄え、動力とするもの)」が16.3%と続いた。

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また「次世代自動車市場に参入している企業で、あなたが一番期待している先は?」という質問に対して、「MIRAI」に関する特許の無償提供が話題になった「トヨタ自動車」が52.4%と2位に大差をつけてトップに。次いで2016年3月に燃料電池車を発売することを発表した「本田技研」が17.5%、独自の水素ロータリーエンジンや環境技術スカイアクティブで注目される「マツダ」が8.9%となった。

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一方、「次世代自動車市場の活用が期待される技術で、あなたが一番注目しているのは?」という質問に対しては、「自動運転」が50.8%と2位に大差をつけてトップに。次いで「非接触充電」が17.1%と続き、「生体情報モニタリング」と「スマートフォン活用」がそれぞれ7.7%を占めた。

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では、「次世代自動車関連企業で働いてみたいと思いますか?」という質問に対しては、「はい」と「興味はある」を合わせると74.8%に上り、次世代自動車市場に対する技術者たちの高い関心が伺える結果となった。

アンケート実施概要
・調査期間:2015年4月1日~4月14日
・調査テーマ:「次世代自動車市場」に関する意識調査
・対象者:転職サイト「転職ナビ」の登録者
・サンプル数:246人

調査項目(回答は選択項目より1項目を選択)
1.「あなたが一番注目している次世代自動車は?」
選択項目:燃料電池車(FCV)/電気自動車(EV)/水素自動車/ハイブリッド車/超小型モビリティ・パーソナルモビリティ/福祉車両・バリアフリー車/クリーンディーゼル車/その他。

2.「次世代自動車市場に参入している企業で、あなたが一番期待しているのは?」
選択項目:トヨタ自動車株式会社/日産自動車株式会社/本田技研株式会社/マツダ株式会社/ヤマハ発動機株式会社/スズキ株式会社/ダイハツ工業株式会社/その他。

3.「次世代自動車市場での活用が期待される技術で、あなたが一番注目しているのは?」
選択項目:自動運転/非接触充電/生体情報モニタリング/スマートフォン活用/バーチャル映像表示(AR)/テレマティクス/音声認識/その他。

4.「次世代自動車関連企業で働いてみたいと思いますか?」
選択項目:はい/いいえ/興味はある/現在、次世代自動車関連企業で働いている。

 

アスタビジョンについて
astavision / アスタビジョンは、180の「成長市場」と340の「未来を創る企業」情報を提供するメディア。

「成長市場」では、企業・特許情報のビッグデータ分析により、今後成長が見込まれる市場を180に分類。各市場の分析や、2025年時点でのグローバル市場規模予想、該当市場で活躍する可能性が高い職種等を提示。

「未来を創る企業」では、成長市場に参入している国内上場企業340社を取り上げ、有価証券報告書や特許情報のデータをもとに各企業の「未来創造指数」を割り出し、各企業が取り組んでいる成長領域、取り組む可能性のある成長市場の他、関連ニュースも発信している。

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東レ、ドイツでの樹脂新会社設立、米国でも樹脂テクニカルセンター増設

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各国自動車メーカーとの国際的な連携を進めていく東レ

東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、欧州における樹脂事業拡大のため、ドイツ連邦共和国ノイ・イーゼンブルク市において、新たに高機能樹脂製品のマーケティング・販売会社Toray Resins Europe GmbH(略称TREU)を設立した。

新会社は、設計支援を可能にするCAE解析装置および、樹脂評価機器を導入し、現地ニーズに対応した製品開発・技術支援も行っていくとしている。

樹脂コンパウンドの技術開発も一層強化していく

また米国では、樹脂子会社Toray Resin Co.(略称TREC)内に設置している樹脂テクニカルセンター(所在地:米国インディアナ州シェルビービル市)を拡充し、新建屋(延べ床面積 1,200m2)を増設した。

ここでは新たに試作押出機や走査型電子顕微鏡などの設備を導入、現地での樹脂コンパウンド技術開発と技術支援機能の一層の強化を図る構えだ。

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東レは、今回のドイツでの樹脂新会社設立および米国での樹脂テクニカルセンター増設により、日系自動車部品メーカーに加え、欧州・北米にR&D機能を置く自動車部品メーカー等との連携も深め、現地で、よりきめ細かなテクニカルソリューションを提案していく。

樹脂事業のグローバルな拡大をより加速していく構え

加えて、東レグループが日本(名古屋、千葉)、中国(深セン、蘇州、天津、成都)、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国(2015年度稼動予定)、米国、メキシコの8ヵ国、12拠点に展開する樹脂コンパウンド拠点と相互に連携することで、日系および欧州系・北米系Tier1のニーズに応じた製品を、各地域に保有する製造拠点に向けて、タイムリーに現地供給することも可能となるという。

東レは、今回の欧米における樹脂事業体制拡充によって、顧客企業の満足度向上を図り、更なる拡大が期待される自動車用途を中心に、樹脂事業のグローバルな拡大を加速していく。

加えて東レは、中期経営課題“プロジェクト AP-G 2016”における基本戦略の一つとして、成長著しい国や地域で積極的に事業拡大を図る「アジア・アメリカ・新興国事業拡大(AE-Ⅱ)プロジェクト」を推進しており、今回の樹脂新会社設立および樹脂テクニカルセンター増設はこのAE-Ⅱプロジェクトの一環だ。

東レは「今後も大きな経済成長が見込まれる国や地域での事業拡大により、当該国・地域の経済発展に貢献し、自らも持続的な成長拡大を目指して参ります」と結んでいる。

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