ZFフリードリヒスハーフェンAG( ZF Friedrichshafen AG / 本社:、CEO:ホルガー・クライン )は8月1日、多田直純( ただ なおすみ )社長の退任に伴いドル・タシュカ( Doru Tașcă )氏が、ZFジャパン社長に就任したことを発表した。タシュカ氏は、この新しい役職に加えてJOEMのグローバル・キー・アカウント・エグゼクティブとしての職務も継続する。
タシュカ氏は、2020年9月にトヨタ自動車のキー・アカウント・エグゼクティブとしてZFに入社。以来、日本を拠点とする全てのOEMアカウントの責任者を務め、顧客とのパートナーシップを強化し、地域全体で影響力の大きいプロジェクトを主導する上で重要な役割を果たしてきた。
そんなタシュカ氏は、大阪大学・ウォーリック大学( University of Warwick )でのMBA取得を経て、日本拠点のハノンシステムズからコンチネンタルと、一貫して国内の自動車産業界での知見を積んだ後の2020年にZFジャパンに入社した。
彼はこうした経歴から、特に異文化ビジネス環境に於ける顧客エンゲージメントとプログラム実行に関して豊富な経験を持つ。
今後は、先の通りの責務の拡大に伴いZFジャパン全体のコマーシャル戦略も主導し戦略的監督も担う。また、そうした彼の責務は、ZFにとってグローバルな顧客と地域事業の継続的な連携を支えるものとなる。
日本法人のCEO就任にあたりタシュカ氏は、「業界にとって非常に重要な時期に、ZFジャパンを率いる機会を頂き、大変光栄に思います。
献身的なチームと共に、パートナーシップを強化し、お客様に価値を提供し、将来のあらゆる課題に対応できる機敏な組織を構築していくことを楽しみにしています」と語っている。
また、同人事に際してZFフリードリヒスハーフェンAGでセールス&カスタマーディベロップメント担当のエグゼクティブバイスプレジデントを努めるマイケル・ノイマン氏は、「自動車業界が急速に進化を続けるなか、複雑な状況にも対応し、顧客中心の戦略を推進できる現地のリーダーシップがこれまで以上に重要になっています。
タシュカ氏は、明確な戦略ビジョンと主要顧客との永続的なパートナーシップを構築する能力を一貫して発揮してきました。彼が今後も当社の日本事業で強力なリーダーシップをもたらし、これまで築き上げてきた勢いを、更に発展させてくれるものと確信しています」と結んでいる。