ボルボ・カー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村隆之)は、全国300台限定仕様の新型「XC40 T5 AWD R-Design 1st Edition」を1月26日から予約注文の受付を開始した。なお車両の発売は2018年3月を予定している。
このXC40は、同社が予てより新開発した小型車向けのプラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」を採用した車両。
都市型のライフスタイルにマッチする様、スポーティーさとカジュアルさを併せ持つデザインとした昨今流行のコンパクトSUVである。パワーユニットは、同社としてはオーソドックスな2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに、8速ATのトランスミッションを組み合わせた。
スタイリングは、新世代ボルボの共通アイコンとして北欧神話の「トール・ハンマー」をモチーフとしたT字型ヘッドライトを組み込んだ。また上部まで伸びるリアコンビネーションランプは「XC40」にも継承されているボルボに於けるシリーズアイデンティティとなっている。
特に販売マーケットの消費者属性を踏まえた「XC40」は、上位モデルの「XC90」「XC60」に比べ、よりスポーティーでカジュアルなスタイリングを特徴として打ち出した。
具体的らは、フロント、ボンネット、ボディサイドパネルに絞りを効かせたプレス工法を採用。車体側面に曲線の流れを入れ込み深い彫りを組み合わせた造形とした。
またインテリアでは、インストルメント・パネル中央部に90シリーズや新型XC60と同様の9インチ縦型タッチパネルを採用した新世代SENSUSを備えた昨今のボルボテイストを取り入れている。
走行性能面では、安全運転支援機能に注力しており、90シリーズや新型XC60で採用された「歩行者・サイクリスト検知機能付衝突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」のほか、「オートブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」が新たに加わり16種類以上の先進安全・運転支援技術を含む「インテリセーフ」を標準装備とした。
最後に今後のXC40シリーズの日本への導入・販売計画だが、先の通り、今年3月のXC40 T5 AWD R-Design 1st Editionを導入した後、今後段階的に300万円台後半から500万円台後半の価格帯でラインナップを拡充させ、XC40シリーズのラインナップ完成を目指す。投入車両のグレードは、当初は求め易い価格帯からの拡散浸透を図り、追って高級グレードの投入を経て、XC40シリーズのブランド戦略を繰り出していく意向だ。
車両仕様と価格は以下の通り
モデル名: XC40 T5 AWD R-Design 1st Edition
エンジン: Drive-E 2.0リッター4気筒直噴ターボガソリンエンジン185kW(252ps) 350Nm(35.7kgm)
トランスミッション: 電子制御式8速AT (ロックアップ機構付) ギアトロニック
車両本体予定価格(消費税込み):5,590,000円
※全国300台限定