ホンダジェット、傘下ディーラーが中国・広州白雲国際空港内で営業開始


本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘)傘下の航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、本社:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、社長:藤野 道格、以下、HACI)は「HondaJet」の販売とサービスを中国でも開始した。

具体的には、同国のディーラーとして契約した「HondaJet China」が広州白雲国際空港内で稼働を開始。これに伴いディーラー拠点の開所式を行った。

このHondaJet Chinaは、ホンサン・ジェネラル・アビエーション(Honsan General Aviation Co., Ltd.)により運営され、香港及びマカオを含む中国本土で、小型ビジネスジェット機HondaJetの販売と関連サービスを展開していく。

開催された式典には広州市の政府関係者をはじめ、ホンサン・ジェネラル・アビエーション会長の周 玉玺氏、そしてHonda代表取締役社長の八郷隆弘氏、HondaJetの開発責任者でHACI社長の藤野道格氏らが出席した。

ちなみに取り扱い製品の「HondaJet」は、主翼上面にエンジンを配置した自然層流翼型、一体成型複合材胴体などホンダが独自開発した技術を採用したことで、ホンダ調べによるとクラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機であるとしている。

なお現在、HondaJetは、カナダとメキシコを含む北米、欧州、中南米、東南アジアおよび中国で販売されている。

開所式では、ホンサン・ジェネラル・アビエーション会長、周 玉玺氏が、「この度、広州白雲国際空港に中国のHondaJetディーラーとして活動する拠点を設立できたことをとてもうれしく思います。Hondaブランドに相応しい最高のサービスを提供することを楽しみにしています」と述べ、さらに本田技研工業株式会社、代表取締役社長の八郷隆弘氏は、「HondaJet Chinaの開所に立ち会うことができ、大変うれしく思います。

Hondaが挑み続けてきた『自由な移動の喜び』の提供を、空の領域にも拡げることは創業者の夢でもありました。

ホンサン・ジェネラル・アビエーションのご協力を得て、中国のお客様にも空での『自由な移動の喜び』をお届けしていくことができると確信しています」とコメントした。

最後にホンダ エアクラフト カンパニー社長の藤野道格氏は、「本日、中国におけるHondaJetのディーラーとなるHondaJet Chinaのオープンを迎え、本当にうれしく思っています。

HACIは、ホンサングループという大変強力なパートナーを得て、HondaJetのビジネスを、航空産業において最も将来性のある中国市場でも確実に育てていきたいと思います」と話していた。

ホンサン・ジェネラル・アビエーション(Honsan General Aviation Co., Ltd.) 概要は以下の通り

設立: 2017年9月
出資形態 :Honsan Auto Investment Co., Ltd. 100%出資
代表者 : 会長 周 玉玺
所在地 : 中国・広州市