スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)は、ステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」(※1)及び「全方位モニター」(※2)を搭載した小型乗用車「イグニス」が、2016年度JNCAP(※3)予防安全性能アセスメントにおいて71点中66.3点を獲得し、最高ランクの評価である「ASV(※4)++(ダブルプラス)」をスズキ車で初めて獲得したことを発表した。
JNCAP予防安全性能アセスメントは、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構<NASVA(※5)>が自動車の先進安全技術について評価し、結果を公表する制度である。
2016年度の評価対象は、昨年までの「前方車両に対する衝突被害軽減制動制御装置<AEBS(※6)>」、「車線逸脱警報装置<LDWS(※7)>」、「後方視界情報提供装置(バックビューモニター)」の試験に加えて、「歩行者に対する衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)」を追加した4項目で71点満点の評価点が与えられる。
評価点の合計が12点を超える場合は「ASV+」として認定され、さらに46点を超えると「ASV++」に認定される。
「イグニス」は2016年2月に発売した「使い勝手の良いスタイリッシュなコンパクトクロスオーバー」がコンセプトの小型乗用車である。「デュアルカメラブレーキサポート」を含む「セーフティパッケージ装着車」の選択が2016年10月末時点で約6割に上っている。
試験結果詳細(NASVAホームページ)http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/list_search_suzuki.html
※1 デュアルカメラブレーキサポートはセーフティパッケージとしてメーカーオプション設定。
※2 全方位モニターはメモリーナビゲーションとセットでメーカーオプション設定。
※3 JNCAP:Japan New Car Assessment Program
※4 ASV:Advanced Safety Vehicle
※5 NASVA:National Agency for Automotive Safety and Victim’s Aid
※6 AEBS:Autonomous Emergency Braking System
※7 LDWS:Lane Departure Warning System