インスピレーション豊かで持続可能なモビリティ関連企業を表彰

ステランティスN.V.は6月17日（アムステルダム発）、モビリティの未来を形作り、顧客に真の価値を提供して革新的な取り組みをする者を称える「第4回 Venture Awards」でスタートアップパートナー6社および「Stellantis Ventures」が出資する2社を表彰した。

Stellantisで最高技術責任者を務めるネッド・キュリック氏は、「今回授賞のスタートアップ企業は、人々の生活をより良くする技術の開発に於いて、私たちの進歩を加速させてくれる存在です。

お客様にとって真に意味のある製品やサービスを共に創り上げていく、創造力あふれるチームと協働できることを誇りに思います」と選出企業を称えた。

2025年の授賞企業は、革新性、実績、そしてStellantisのブランドやプラットフォーム全体への拡張性を基準に選出され、以下の3部門に分類されている。

その分類は、CARE（ケア）、TECH（技術）、VALUE（価値）の3部門で、実用性と拡張性に優れた取り組みを評価。

6月18〜19日に英国ロンドンにて開催される「MOVE 2025」で、受賞スタートアップ企業の革新的技術やAI、アクセシブル・モビリティを紹介する体験型ブースを出展する予定としている。

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CARE部門：
NetZero（フランス）
熱帯地域でバイオ炭の生産を拡大。自然とテクノロジーを活用して大気中の炭素を除去し、農業分野では土壌改良や収穫量向上、化学肥料の削減といった副次的効果も実現。

Trashin（ブラジル）
持続可能な廃棄物管理、循環型経済、リバースロジスティクスに特化。廃棄物の再利用・再製造・リサイクルの機会を創出。

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TECH部門：
Ample（米国）
モジュール式のバッテリー交換システムを提供。5分以内でフル充電が可能な迅速・便利・経済的なエネルギーソリューションを実現。マドリードではFree2move社のFiat 500eカーシェアリング車両に導入済み。

Hive Power（スイス）
Stellantisは、Hive PowerのEVを仮想発電所（VPP）やV2X用途に活用するための最適化プラットフォーム「FLEXO」をテスト。企業フリートビジネスに新たな収益機会を創出。

HMDrive（イタリア）
拡張現実（AR）を活用し、運転体験を再定義。特許取得済みのトラッキングアルゴリズムと透明ARグラスにより、あらゆる車両・ドライバーに対して、より安全で没入感のある運転を実現。

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VALUE部門：
Dexory（英国）
自律型ロボティクスとAIプラットフォームにより、倉庫オペレーションのリアルタイム・デジタルツインを構築。空間最適化、作業効率化、精度向上を実現。

Cloud Ace（日本）
グローバルなマネージドサービスプロバイダー（MSP）として、クラウドプラットフォームの力を活用し、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進。

GOMECANO（フランス）
認定整備士によるオンデマンドの出張修理サービスを提供。ダウンタイムを最小限に抑え、利便性を最大化。

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他にも、今年のファイナリストには、Adagos、Aive、Blip、Carester、Entroview、Exatom、Geeglee、Gideon、Modelway、Monolith、MotorK、nFlux、Ohoskin、PRISM Eval、Scortex、Selfinspection、Tetmet、Tractianなどが名を連ねた。

Stellantisとスタートアップの連携体制

＜パートナーとしての連携＞
Stellantisは、革新的なスタートアップ企業のソリューションをスケール展開することで、イノベーションを推進しており、過去4年間で250件以上のパートナーシップ契約を締結した。

＜投資家としての支援＞
Stellantis初のコーポレート・ベンチャー・ファンド「Stellantis Ventures」は、3億ユーロの初期投資で設立。自動車・モビリティ分野における革新的技術を開発するスタートアップへの出資を通じて、個人および社会全体にとってより良い成果の実現を目指す。