日産GT-R、ニュルブルクリンクのブランパンGTシリーズ – スプリントカップで14位


ニュルブルクリンクのショートサーキットはコース幅が狭く、持ち前のロングストレートの優位点を活かせず

ニッサンGTアカデミーチームRJNの「Nissan GT-R NISMO GT3」が7月3日、独・ニュルブルクリンクで行われたブランパンGTシリーズ スプリントカップに参戦した。

今回のレースには、37台の車両が参戦。#23 GT-Rは、予選1回目(Q1)に高星明誠。予選2回目(Q2)にアレックス・バンコムが出走。

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「前日の練習走行と比べて、車両のバランスが改善されました」という高星のタイムで29番手という予選順位を得た。またリカルド・サンチェス、ショーン・ウォーキンショーというラインナップで参戦する#22 GT-Rは35番手となった。

予選からおよそ5時間後、決勝レースのスタート順を決める予選レースがスタート。気温が13℃と低かった予選時に比べ、予選レース時は晴天に恵まれ29℃まで急上昇した。

2台のGT-Rは、スタートでそれぞれポジションアップを果たし、#23 GT-Rは16位、#22 GT-Rは25位となった。

日曜日に開催された決勝レースでも、GT-R勢は奮闘。レース前に雨が降ったため、コースコンディションはところどころ濡れている状態でレースがスタート。

#23 GT-Rのスタートドライバーを務めた高星は、スタートで3台のマシンをかわして13番手にポジションアップすると、さらに前を行くランボルギーニを追い詰めていく。

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#22 GT-Rもスタートドライバーのサンチェスが好調に周回を重ねていたが、レース中盤に後続車両に接触されたため、ポジションを落とす。

その後、後半スティントを担当したウォーキンショーも好ペースで走行しましたが、ペナルティもあり、29位でチェッカーを受けた。

レース前半を14位で折り返した#23 GT-Rは、ピットインのタイミングで1つポジションを落としたが、その後バンコムが挽回の走りを見せて14位にポジションを戻してゴールした。

3回目のスプリントレースを終えた高星は「ニュルブルクリンクのショートサーキット(3.6㎞)は、GT-Rとは相性が悪く苦戦しました。

決勝レース前に雨が降りだしたので、各チーム慌ただしい動きになりましたが、僕たちはスリックタイヤを選択しました。

スタートはうまく行きましたが、コースが狭くて、GT-Rが得意としている長いストレートでも追い抜きは難しく、なかなか順位を上げることはできませんでした。

マシンはレースごとによくなっているのですが、それが結果に繋がらず苦しいレースになっています。

2日後にはスパ24時間のテストがあるので、気持ちを切り替えて臨みたいと思います。応援ありがとうございました」と語っている。