アブラム ショット氏がアウディAGの新会長に就任


AUDI AG監査役会は、アブラム ショット氏(57)を2019年1月1日付けで取締役会会長に任命した。ショット氏は2018年6月からアウディの暫定CEOを務めており、1月1日以降も販売 マーケティング担当取締役を一時的に兼任する予定。

この人事についてアウディ監査役会会長 兼 フォルクスワーゲン グループ最高経営責任者(CEO)のDr. ヘルベルト ディース氏は、「私たちは、新しい取締役会会長を任命することにより、アウディの将来の方向性を定めるための重要な基礎を築きました。

アブラム ショットは、暫定CEOに就任して以来、その責務にふさわしい仕事をしています。彼はアウディの企業文化の変革を推進しており、現在の課題に積極的に取り組んでいます。

彼は、この重責に応え、会社の変革を加速し、アウディを新たな成功へと導くでしょう」と述べた。

またアウディ監査役会副会長 兼 総労使協議会議長のペーター モッシュ氏は、「アウディの従業員は、会社のトップに明確な条件を求めています。

そのため、私たちアウディ従業員一同は、適正な業務の遂行に取り組み、アブラム ショットを取締役会会長に任命することに尽力しました。

彼は、暫定CEOとしての期間中に、私たちが求めて開始した新たなスタートに、大きな弾みをつける能力があることを示しました。彼は現在の路線を踏襲し、再びアウディを高みへと押し上げる役割を担っています。それこそが、従業員が期待していることです」と話している。

アブラム ショット氏は2019年1月1日付けで、ドゥカティ、ランボルギーニ、イタルデザイン ジウジアーロ、アウディ ブランドを含む、AUDI AG取締役会会長に就任。

会長就任後も、一時的に販売 マーケティング担当取締役を兼任することになる。ショット氏は2017年9月からAUDI AG販売 マーケティング担当取締役を務めており、2018年6月19日には暫定取締役会会長に任命されていた。

オランダ生まれのショット氏は2011年に、メルセデスベンツ イタリアの社長兼CEOを離職してフォルクスワーゲン グループへ転職し、グループの販売部門で戦略的プロジェクトの策定を担当した。2012年からはフォルクスワーゲン商用車の販売 マーケティング取締役を務めてきた。