国土交通省とNASVA、平成27年度自動車アセスメントの結果を公表


国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は、東京都千代田区丸の内の国際フォーラムに於いて、平成27年度に試験を実施した車種・製品の安全性能評価結果発表会を実施。同年に於ける優秀車両の獲得評価の結果を公表した。

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衝突安全性能評価結果で最高得点を獲得したのは、マツダCX-3となった。

国交省とNASVAでは、自動車ユーザーがより安全な自動車等を選択できるようにすると共に、自動車メーカー等に対してより安全な製品の開発を促すことを目的に、自動車アセスメント事業を実施している。

各車の評価値については後述するが評価のジャンルは、衝突安全性能評価結果(資料1)、予防安全性能結果(資料2)、チャイルドシートアセスメント(資料3)の3つ。

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平成27年度自動車アセスメント結果発表会での、5★獲得車両の開発担当者並びにゲストの眞鍋かをりさん。

それらの概要は以下の通り。

1.衝突安全性能評価(衝突時の乗員や歩行者の安全性を評価)
– 対象車種
・軽自動車(4車種)、乗用車(4車種)、電気自動車等(3車種)の計11車種について試験を実施した。
– 試験結果
・平成23年度から実施している乗員保護と歩行者保護を含めた自動車の総合的な安全性能評価である「新・安全性能総合評価」について、5車種が最高の5★を獲得(平成26年度は10車種、平成25年度は7車種が5★を獲得)した。
・5★獲得車両は、トヨタ「シエンタ(SCA付)」、ホンダ「シャトル」「ジェイド」「ステップワゴン」、マツダ「CX-3」。
・5★獲得車両の中でも、総合点でマツダ「CX-3」が最高得点を獲得している。

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総合点でマツダ「CX-3」が最高得点を獲得した

2.予防安全性能評価(いわゆる自動ブレーキのような事故を未然に防ぐ技術を評価)
– 対象車種
・軽自動車(11車種)、乗用車(19車種)、電気自動車等(13車種)の計43車種について試験を実施した。
– 試験結果
・いずれの車種においても、一定レベル以上の性能を持っていることが確認されたが、下記15車種について最高得点を獲得した。
スズキ/マツダ「ハスラー/フレアクロスオーバー」、スバル「インプレッサ」「フォレスター」「レヴォーグ/WRX」「レガシィ」、トヨタ「カローラ アクシオ/カローラ フィールダー」「シエンタ」「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」「プリウス」「ランドクルーザー」、ホンダ「ジェイド」「ステップワゴン」、レクサス「GS」「LX」「RX」)

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3.チャイルドシートアセスメント(前面衝突時のチャイルドシートの安全性等を評価)
– 対象製品
 ・乳児・幼児兼用チャイルドシート3製品、幼児専用チャイルドシート3製品を選び、前面衝突試験と使用性評価試験の2種類の試験を実施した。
– 試験結果
・前面衝突試験で高い評価を得たものは、リーマン「ネディアップ」となった。
・使用性評価試験で高い評価を得たものは、カーメイト「エールベベ・クルット3i」となった。

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※評価結果の詳細は、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)のWebサイトの「資料ダウンロード」からも参照可能。
http://www.nasva.go.jp/mamoru/index.html
※また、アセスメントに関するパンフレットを地方運輸局、運輸支局等と(独)自動車事故対策機構(NASVA)にても配付している。