A180とA200dそれそれに「Sedan Final Edition」を追加
メルセデス・ベンツ日本(本社:千葉県千葉市、社長兼CEO:ゲルティンガー 剛)は5月29日、Aクラスセダンに「A180Sedan Final Edition」、「A200d Sedan Final Edition」を追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて同日より発売した。
Aクラスセダンは、AクラスやBクラスなどに使用している前輪駆動シャーシをベースにしたプレミアムコンパクトセダン。
セダンのフォーマルさと、Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させ、狭い街中であっても持て余すことがないコンパクトなボディサイズが大きな特長。
また今回追加された「Final Edition」は、Aクラスの集大成を飾るモデルに相応しい充実の装備を備えながら魅力的な価格を実現したモデル。
対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や充実した安全運転支援システムを採用するなど、多くの最新鋭機能を取り入れた。
エクステリアは、従来の A クラスセダン*で有償オプションの「AMG ラインパッケージ」に含まれる「AMG ライン」を標準装備とした。
スターパターンを散りばめたフロントグリルや、開口部の大きなエアインテーク、18 インチAMG アルミホイールなどを備えたスポーティで都会的なスタイルに仕上げた。
更にA クラスセダンのラインアップモデルとしては初採用となる「ナイトパッケージ」が装備され、フロントグリル中央のスリーポインテッドスターマーク周縁や、フロントおよびリアバンパー下部がハイグロスブラック仕上げとなった。
AMGラインとナイトパッケージを標準化した集大成モデル
加えてサイドミラーカバーやウィンドウフレームもブラックで統一され、スタイリッシュで迫力のあるデザインとしている。ハイグロスブラック仕上げのテールパイプトリムと、ブラックのサイドシルトリムを追加で採用し、エクステリアを仕上げられている。
ボディカラーは全 6 色展開、メルセデス・ベンツのコンパクトモデルとして初めて「MANUFAKTUR アルペングレー(ソリッド)」を有償オプションとして追加された。
インテリアは手入れの容易さに配慮しつつも、本革のような質感を楽しめる合成皮革の「レザーARTICO/MICROCUT ブラック(グレーステッチ)」を搭載した上で、シートステッチのカラーに合わせた「グレーシートベルト」を標準装備として新たに採用した。
また、従来の A クラスセダンで有償オプションだった「AMG ラインパッケージ」に含まれる「本革巻スポーツステアリング(ナッパレザー)」および「スポーツシート」などを標準装備として採用したことで、スポーティかつエレガントなデザインとしている。
パワートレインについては、まずA180 Sedan Final Editionに搭載した「M282」高圧縮比 4 気筒エンジンでは「デルタ形シリンダーヘッド」を採用した。
その形状は、その名の通りシリンダーヘッドが三角柱を横に寝かした形状となっています。これは通常のシリンダーヘッドに比べると、装着時の高さがある一方、幅や重さが小さくなり、軽量化、省スペース性能が向上するもの。
併せて同ユニットの採用にあたりノイズ発生の低減に力を注いだ。吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用し、触媒コンバーターには遮音シールを施した他、カバーもノイズ低減の役目を持たせている。
対してA 200 d Sedan Final Editionに搭載される「OM654q」は、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320N・mと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながらも、低振動で高い静粛性を両立させていたもの。
全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、ピストンはスチール製となっている。
この熱膨張率の異なる素材を採用することで摩擦を低減。加えてシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする「NANOSLIDE®」摩擦低減加工を施した。
上質な装備を新規採用しながら魅力的な車両本体価格を実現
ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にする。
インフォテイメントでは、A 180 Sedan Final EditionおよびA 200 d Sedan Final Editionには、対話型インフォテ イ ン メ ン ト シ ス テ ム 「 MBUX 」を搭載した 。
ボイスコントロール機能は「Hi, Mercedes」で起動。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。
ボイスコントロール機能は、その他のタッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも呼び出すことも可能なため、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることができる。
加えてAR (Augmented Reality = 拡張現実)の技術を搭載した「MBUX ARナビゲーション」も利用可能となっている。
安全機能については、A 180 Sedan Final EditionおよびA 200 d Sedan Final Editionに多様な運転支援機能を搭載。標準装備の「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」を利用すると、前走車への追従機能が働く。
「アクティブステアリングアシスト」などの運転支援機能と併せて利用することで、ステアリングに手を添えているだけで加減速とステアリングアシストで前走車との最適な距離を維持しながら車線も保つことができる。
同じく標準装備で、ヘッドライト機能の ひとつでの「アダプティブハイビームアシスト」では、フロントウインドウ上部のカメラで前方の交通状況を検知。前方に車両がいない場合はハイビームを照射し、先行車や対向車を検知するとロービームに
調整。周囲への眩惑を抑えながら広い視界を確保する。
なお、A 180 Sedan Final Edition および A 200 d Sedan Final Edition には、新車購入から 3 年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24 時間ツーリングサポート/地図データ更新*6 が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。