車高1.55m以下のボディにメルセデスSUVの個性を凝縮したコンパクトSUV
メルセデス・ベンツ日本株式会社(本社:東京都品川区、社長:上野 金太郎)は、新型「GLA」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ4月19日より発売した。
なお、同シリーズに追加される「GLA 220 4MATIC」は、9月以降の発売を予定している。
GLAは、Gクラス、GLS、GLE/GLEクーペ、GLC/GLCクーペと国内最大7モデルとなるメルセデス・ベンツのSUVラインアップのひとつで、車高1.55m以下のコンパクトなボディサイズが最大の特徴となっている。
同社によると、このシリーズラインナップは、35年以上にわたるSUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術をコンパクトなボディとして凝縮し、オールラウンドな走行性能を実現したと云う。
さらに、メルセデス・ベンツの基本価値である安全性を体現する最新鋭の装備を備えていると述べている。
実際にリリースされた今回の新型GLAは、メルセデスSUVのオフロード特性を強調するデザインを筆頭に、機能装備などで、ターゲットとなるユーザーに合わせて“SUVらしさ“を明確に見せていくべく刷新したもの。
これにより、車両の性格を明確に見せることで、競合車も含めターゲットユーザーを一気に取り込む意図が込められたものとなった。また、トップパフォーマンスモデルとして設定している「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC」もデザインが一新された。
新型GLAの主な特長は以下の通り
新型GLAのエクステリアは、メルセデス製SUVの多くに採用されている「パンチドグリル」に加え、フロントフォグランプやアンダーガードをデザインモチーフとして取り入れ、オフロード性を強く打ち出したものとした、
さらに、リアコンビネーションランプは新型Eクラスにも採用されている満天の星空の輝きを想起する「クリスタルルック」を採用。後続車からの視認性を高めると共に、状況によって発光量を調整することで眩惑を防ぐ配慮を施した。
デザイン面では、先の通りでSUVらしさを際立たせると共に、ボディ全体の空力性能の最適化を図り、SUVモデルとしては低めのCd値0.29(欧州仕様車による参考値)を実現した。合わせて車体色には、華やかさを持たせた「キャニオンベージュ」を筆頭に個性豊かな3色を追加した。
走行機能では、可変トルク配分型の四輪駆動「4MATIC」を搭載。通常はほぼ100%前輪駆動で走行し、状況に応じて効率的に後輪にトルクを配分するシステム構造とした。
加えて4MATICには、急勾配の下り走行の際、アクセルとブレーキを自動制御して車速を自動調整しドライバーがステアリング操作に集中できるDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)の他、ステアリング舵角、登坂角、車両傾斜角、方角をCOMANDディスプレイに表示し現在の車両状況が一目でわかる、実用的で遊び心のある「オフロードスクリーン」を装備し、SUVとしての性能をさらに高めた。
動力面では、同社によると既存ユーザーから定評を得ているとする2.0リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを最適化し、最高出力135kW(184PS)と最大トルク300N・mを発生する新規パワートレイン搭載の「GLA 220 4MATIC」を新たに加えている。
メルセデスAMG GLA 45 4MATICの主な特長は以下の通り
このラインナップへ来る9月以降、追加される「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC」は、トップパフォーマンスを持ったコンパクトSUVモデルである。
フロントデザインは、AMGツインルーバーと大型化したエアインテークによるメルセデスAMGデザインへ刷新。
さらに、フロントスプリッターから、サイドスカート、4本のフィンを備えたリアディフューザーまでシルバークロームで仕上げてた。
最低地上高は140mmとしオフロード走行でも優れたパフォーマンスを発揮させる設定としている。
パワーユニットは、同社によると量産4気筒ターボエンジンとして世界一パワフルとされるAMG2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力280kW(381PS)と最大トルク475N・mを発生する。
走行機能面では、センターコンソールのコントローラーを操作するだけでドライバーが望むキャラクターにセッティング可能な「AMGダイナミックセレクト」を標準装備している。
機能は新追加された「RACE」モードに加えて、「Comfort」「Sport」「Sport+」「Individual」の5つのモードに応じ、トランスミッションのシフトプログラム、エグゾーストシステムを含むエンジン特性、サスペンションの減衰特性、ステアリング特性、3ステージESP®、ECOスタートストップ機能が連動して変化する。
全ラインアップ共通の安全運転支援システム
安全運転支援システムでは、自動緊急ブレーキで追突を回避または被害軽減を効果的にサポートする「アクティブブレーキアシスト(緊急ブレーキ機能)」や、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意を促す「アテンションアシスト」を全車に標準装備した。
加えて車間距離の維持と共に、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」。
その他、ドライバーの疲労や不注意による走行車線の逸脱をステアリングを微振動させてドライバーへ警告する「レーンキーピングアシスト」を含む安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定した。
なお駐車時のストレス軽減のためのパーキングアシストリアビューカメラを搭載。縦列駐車や並列駐車時にステアリング操作を自動的に行う「パーキングパイロット」も設定されている。
車両価格と主な仕様は以下の通り
モデル:GLA 180
エンジン:1.6L、直4直噴ターボ
ステアリング:右
メーカー希望小売価格(税抜):
¥3,980,000- (¥3,685,186- )
モデル:GLA 220 4MATIC
エンジン:2.0L、直4直噴ターボ
ステアリング:右
メーカー希望小売価格(税抜):
¥4,490,000- (¥4,157,408- )
モデル:GLA 250 4MATIC(受注生産)
エンジン:2.0L、直4直噴ターボ
ステアリング:右
メーカー希望小売価格(税抜):
¥5,130,000- (¥4,750,000- )
モデル:メルセデスAMG GLA 45 4MATIC
エンジン:2.0L、直4直噴ターボ
ステアリング:右
メーカー希望小売価格(税抜):
¥7,920,000- (¥7,333,334- )