JXエネルギー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉森 務、以下、JXエネルギー)は3月22日、愛知県刈谷市に、「刈谷井ケ谷水素ステーション」を開所し、水素の販売を開始した。同ステーションは、同社・愛知県に於ける5ヵ所目の水素ステーションとなる。
JXエネルギーは、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40ヵ所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。
「刈谷井ケ谷水素ステーション」を含め、同社の開所済みの水素ステーションは、合計31ヵ所となった。
JXエネルギーでは、「今後とも水素製造ならびに自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウを活かし、水素の「製造」・「輸送」・「販売」の効率的なビジネスモデルの構築を通じて、水素社会の実現に向けて貢献してまいります」と述べている。
【水素ステーションの概要】
開所日:2016年3月22日
所在地:愛知県刈谷市井ケ谷町久伝原37
運営者:株式会社ENEOS水素サプライ&サービス
敷地面積:1,362㎡
供給方式:オンサイト方式(ステーションで水素を製造する方式)
水素供給設備:
水素製造装置、圧縮機、蓄圧器(カーボンファイバー複合容器)、冷凍機、充填機など
供給能力(※1):300N㎥/h
充填圧力(※2):70MPa(メガパスカル)
充填時間(※3):約3分間
※1 燃料電池自動車1台に充填できる水素量が最大50N㎥の場合、1時間当たり5~6台に充填可能な能力。
※2 現在販売されている燃料電池自動車に搭載のタンク使用圧力に対応したもの。
※3 国際標準規格に基づく70MPa(満タン)までの充填時間。