F1シンガポールGP予選、ホンダ陣営の公式コメント発表


明日は長く、ハードなレースになるでしょう

9月19日(土)、マリーナベイ・サーキットで行われているF1シンガポールGPに於いて、前日のフリー走行で8番手を走り、Q3進出に期待が集まったマクラーレン・ホンダ陣営だが、結果、フェルナンド・アロンソが12番手、ジェンソン・バトンが15番手となりQ2で敗退した。

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上記、戦果に際し、マクラーレン・ホンダ陣営から公式コメントが以下の通り、発表されている。

フェルナンド・アロンソ
MP4-30-03
FP3 7番手 1分47.237秒(トップとの差 +1.555秒)14周
予選
Q1 11番手 1分46.600秒(オプションタイヤ)
Q2 12番手 1分46.328秒(オプションタイヤ)
Q3 – Q2で敗退・出走せず

「今日の予選結果は我々にとって妥当なポジションだったと思います。

イエローフラッグが出なければ、10番手のタイムから0.5秒差の11番手および12番手まで順位を上げることができたかもしれませんが、それ以上のポジションは無理だったと思います。

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ただ、今週末は(直近の)モンツァやスパとは違って、私にとって物事がとても順調に進んでいます。このサーキットではいつも心地が良く、競争力があるように感じており、明日はポイント獲得を視野に入れられる良いポジションからのスタートとなります。

ここでのレースは、メカニカル面およびドライバーにとってもかなり厳しく、きつい内容になります。ミスは許されないので、明日は完ぺきなレース運びをし、ポイント圏内で完走できることを願っています。

またこのサーキットではオーバーテイクが非常に難しいので、スタート順位と戦略でレース結果がほぼ決まってしまいます。また、いつもセーフティカーの導入があるので、その際に運を味方につけることも必要です」

ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP3 13番手 1分47.715秒(トップとの差 +2.033秒)14周
予選
Q1 15番手 1分46.891秒(オプションタイヤ)
Q2 15番手 1分47.019秒(オプションタイヤ)
Q3 – Q2で敗退・出走せず

「直近の2戦が厳しい内容だったので、ここに来るにあたって我々は高い目標を掲げていました。

ポジティブな考え方が必要だからです。ただ、たとえすべてを完ぺきにまとめ上げられたとしても、今日のレースは難しかったと思います。

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とはいえ、15番手という結果は私が望んでいたポジションではありません。12番手というフェルナンドの予選順位も、彼が求めていた理想的な結果ではなかったと思います。

今日の予選は全体的にかなり厳しい内容でした。新品タイヤを装着した際にマシンがアンダーステアになりました。それを解消したくてもフロントウイングの角度をさらにつけることはできません。

その後、タイム計測ラップの最後にイエローフラッグが出たために減速しなければならず、それによって良いラップタイムを刻むチャンスを逃しました。Q3進出は無理でも、もう少し順位を上げることができたと思います。

今夜はリラックスした時間を過ごし、明日のレースに期待します。ここはかなり独特なサーキットで、オーバーテイクも可能です。明日、我々がどこまでできるのか見てみましょう」

エリック・ブーリエ | McLaren-Honda Racing Director

「両マシンがQ2に進出したことは、ベルギーやイタリアでの成績と比べると格段に良い内容ではあるものの、我々としては少し残念な結果でした。

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Q2の終盤にアクシデントによってイエローフラッグが出されたことは、我々にとって不利な状況となりました。それがなければ、12番手および15番手という予選結果よりも良いグリッドポジションを獲得できたと思います。

ここのサーキットでオーバーテイクをするのは簡単ではありません。ただ、明日は長くてハードなレースになるでしょうから、フェルナンドもジェンソンもワールドチャンピオンシップポイントの獲得に向けて全力を尽くします 」

新井康久 | 株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者

「FP1からFP3までチーム一丸となって順調なセットアップができ、予選に臨みましたが、Q3に僅差で届かず残念な結果となってしまいました。

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特にフェルナンド選手はアタック中のセクター3でイエローフラッグが出てしまい、タイムに影響した可能性があります。

明日の決勝は、中盤での争いになると思いますので、シャーシと協力してエネルギーマネージメントと燃費の戦略をたてて臨みたいと思います 」

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