本田技研工業(ホンダ/本社:東京都港区、取締役代表執行役社長:三部敏宏)傘下でブラジル当地での二輪車およびパワープロダクツ製品の生産・販売担うモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ(HDA/本社:ブラジル・アマゾナス州マナウス 社長:一瀬 新)は10月2日(ブラジル・アマゾナス州マナウス発)、拡大するブラジル二輪車市場の需要に合わせマナウス工場(アマゾナス州マナウス)に2026年から2029年までの4年間で約16億レアル(約444億円)を投資する。
HDAのマナウス工場は、1976年に稼働を開始し、現在は年間生産能力140万台で110ccから1100ccまでの19モデルを生産している。
出荷はブラジル国内だけでなく米国・オーストラリア・メキシコなど17カ国に輸出しており、これまでの累計生産台数は3100万台を超えている。
近年、個人の移動手段としての需要増加に加えて、デリバリーなどの商用ニーズの高まりを背景に、ブラジルの二輪車市場は急速に拡大している。
当地では今後も継続的な拡大が見込まれる需要に対応するため、HDAは2026年から2029年まで継続して新しい設備の導入などによる生産工程の能力拡大や、工程のレイアウト変更などによる生産プロセスの最適化、工場内物流の改善などを行う。
これにより市場の変化や需要の増加、今後の商品ラインアップ拡大に、より迅速かつ柔軟に対応できる体制を整え、2026年には生産能力を160万台に拡大し、新たに約350名の雇用を創出する見込み。
同投資についHDA社長 一瀬 新氏(いちのせ あらた)は、「ホンダはブラジルの可能性を信じ、地域社会の持続的な発展に向けた取り組みを継続しています。
アマゾナス州マナウスに於ける50年近くに渡る生産活動を通じて、高品質な製品を提供し、日々の移動を支えることで、ブラジル国民の皆様から厚い信頼を獲得してきました。
そうしたなかでの新たな投資は、ブラジルという国、ビジネスパートナー、そして国内市場に対するホンダの揺るぎない信念を改めて示すものです。
私たちは常にお客様を事業の中心に据え、今後も成長を続け、雇用を創出し、ブラジルの消費者の皆様のニーズと期待に応えることを最優先に、事業運営のさらなる強化に努めてまいります」と話している。
モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ/Moto Honda da Amazonia Ltda.概要
設立: 1975年7月(生産開始:1976年11月)
本社所在地: アマゾナス州マナウス
資本金: 21.4億レアル
出資比率: Honda South America Ltda. 100%
代表者: 社長 一瀬 新
事業内容: 二輪車およびパワープロダクツ製品の製造・販売
生産能力: 140万台/年
生産機種: CG160、Biz125、POP110i、NXR160 Bros、XRE190、Elite125、ADV160、
PCX160、CB300F Twister、CRF300F、XRE300 Sahara、XR300L Tornado、
Hornet500、NX500、CB650R、NC750X、CRF1100、CB1000、TRX420
従業員数: 約9,000名(2025年10月時点)