商船三井(本社:東京都港区、社長:橋本剛)は5月16日、MOLアンバサダーを募り、海運業や自社事業を学ぶワークショップを実施した。
ちなみに上記のMOLアンバサダーとは、豊かな海を守ることの大切さや、海運業という仕事の魅力などを学び、未来を創る同世代の仲間たちにそれを伝えてくれる学生たちのこと。
商船三井では、現在10名の小中学生・高校生達にMOLアンバサダーに就任して貰い、彼らが個々に活動を重ねているという。
そこで同社では、そんな彼らの活動に応えて、全国の小中高生に向けたオンライン職業体験イベントなども定期的に実施している。
今回のワークショップは、昨年同社が開所した「虎ノ門エンパワーメントセンター『SANGO』」での実施となり、2022年より毎年冬休みや春休みに開催し続け、今回で3回目の実施となった。
ワークショップでは、施設が有する船上シミュレータ訓練設備の見学や、商船三井が協賛するマサチューセッツ工科大学の教育プログラムのプログラミング体験を行った。
ワークショップの最後には、2025年7月19日(土)に大阪にて開所予定の「商船三井ミュージアム ふねしる」で実施する企画展をMOLアンバサダーに考えて貰い、社員との意見交換や商船三井ミュージアムスタッフへのプレゼンテーションも行った。
この際、MOLアンバサダーから出された企画展アイデアのうち、ミュージアムスタッフから選ばれたものが、実際に「ふねしる」の企画展として開催されることになるという。
ワークショップを通じて参加者は「シミュレータ見学を通じて、船員一人一人が重要な役割を担っていることを改めて実感した」や、「企画展の考案では、MOL アンバサダーとして、どんなことをしたら来場者の⽅に楽しんでもらえるのか、沢山考えることができた」「ここで出たアイデアが実際に採用される可能性があると聞いて、夢を感じた」といった感想が寄せられた。
一方で商船三井では、企業の成長と持続可能な社会を両立させるサステナブルアクション「BLUE ACTION MOL」を推進。
同社では今後、未来の担い手になる子供たちに世界を繋ぎ、24時間365日物流を支え続ける海運業の仕事。環境課題の解決を目指すための様々な技術。そして持続可能な自社の取り組みを伝え、青い海から豊かな未来を拓くための活動を続けていくと話している。