ティアフォー、経産省事業を経て自動運転技術の社会実装へ

自動運転の民主化をビジョンに掲げるティアフォー(TIER IV)は4月28日、経済産業省の補助事業「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」のうち昨今、物流業界の課題に挙がっているドライバー不足の解決に向けた「自動運転トラック開発事業」を完了させた。

この事業では、いすゞ自動車および三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)から技術支援を受け、両社の大型トラックを基盤とした高速道路向け自動運転トラックを開発した。

また新東名高速道路の自動運転車優先レーン開通区間の駿河湾沼津SAと浜松SAの間では、ヤマトマルチチャーター、および鈴与カーゴネットの協力を得て、実証走行を成功させた。

上記の事業を通じてティアフォーは、様々な自動車メーカーや運送会社へ拡張可能な汎用性の高い自動運転システムの構築を加速させ、持続可能な事業モデルの構築を進めていく。

更に自動運転2.0の取り組みを加速することにより、ティアフォーが開発を主導する自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware(AutowareはThe Autoware Foundation の商標)」を更に進化させ、自動運転トラックの社会実装を促進していきたい考えだ。

そんなTIER IV(ティアフォー)は、世界初のオープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業として自動運転システムの社会実装を推し進めている。

「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを自社製品として提供し、これらの製品を基盤に市場の需要に対応したソリューションを展開。「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界各地のパートナーと協力して自動運転システムの可能性を拡大し、より良い社会の実現を目指している。

社名:株式会社ティアフォー
所在地:東京都品川区
URL:https://tier4.jp
設立年月:2015年12月
主な事業内容:
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業