日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は3月24日に来る4月1日付で、小糸栄偉知(こいと えいいち)氏をインドネシア日産自動車会社の社長に任命すると発表した。
この決定に伴い同氏の活動拠点はジャカルタとなる。なお、現社長のアントニオ ザラ氏は、新たに設けられた日産のアジア・オセアニア地域における事業トランスフォーメーションプロジェクト担当の専務執行役員(SVP)に就任する。
小糸氏は、インドネシアにおける日産全体のパフォーマンスの最大化のための事業戦略の策定、商品投入計画の進捗管理など、インドネシア自動車市場における主要プレーヤーとなるべく、日産のプレゼンス向上に努める。また、同氏はインドネシア工場の生産も監督する。
日産のアジア・オセアニア事業担当理事(RSVP)の真田裕氏は、「小糸氏は、自動車業界および三菱自動車における豊富な経験を活かし、一貫して高い実績を積み重ねてきた。
同氏のインドネシア市場での実務経験は、当社にとって極めて有益なものとなるでしょう。
インドネシアというダイナミックな市場において、日産の成長をさらに加速することができる同氏の力強いリーダーシップに大いに期待しています」と述べた。
なお小糸氏は、1994年に三菱商事に入社後、同社の自動車事業部門等において、商品企画、販売、マーケティングなど数々の業務を経験してきた。
同氏は2014年に三菱自動車に出向し、現在は三菱自動車本社にてグローバル・アフターセールス本部GAS事業企画部長を務めてきたが、来る4月1日付けで三菱商事株式会社に移動が決定しており、同籍に於いてインドネシア日産自動車会社社長に就任予定となっている。