究極のドライビングプレジャーを提供する日産のフラッグシップモデル「NISSAN GT-R」17年モデルを中国で発売
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は11月18日、2016年広州国際モーターショーの出展概要を公表した。
同社によると、日産にとって最も重要な市場のひとつである中国顧客に対応する力強い商品ラインアップ及び、コンセプトモデルを出展したとしている。
具体的には、日産の最新のフラッグシップモデルである「NISSAN GT-R」17年モデルに加え、コンセプトモデルの「TeRRA(テラ)」 、さらに東風日産乗用車公司(DFL-PV)の自主ブランドであるヴェヌーシアからは値頃感のある新型SUV「T90」の先行予約を開始している。
今出展並びに車両リリースについて、DFL-PVの総経理であるアイルトン クッソー氏は、「2015年に東風日産は、年間販売台数100万台を突破しました。
2016年は、これまで以上に素晴らしい一年になるでしょう。『Young Nissan』戦略のもと、私たちは中国の若いお客さま、そして若々しい心を持ち続けるすべてのお客さまに、革新的でワクワクする商品と素晴らしいカーライフをご提供していきます」と述べている。
主な出店車については以下の通り
ニューヨークでの世界初公開した最新の「NISSAN GT-R」を中国市場で発売
「NISSAN GT-R」17年モデルには、2007年の同車発売以来最も大きな変更が施されている。
全面的に刷新されたエクステリアと高精度につくり込まれたインテリアは、従来の高性能スーパースポーツカーには見られない優雅で洗練されたデザインと高い快適性を同時に実現した。
8インチタッチパネルモニターは、ディスプレイ上に大型アイコンを採用することで、オーディオ、ナビゲーション、電話などのインフォテインメントシステムの操作性が向上させている。なお「NISSAN GT-R」17年モデルの価格は1,628,000人民元(約2600万円)からとなる。
ゼロ・エミッションSUVコンセプト「TeRRA(テラ)」を中国初公開
「TeRRA(テラ)」SUVコンセプトは、クリーンエネルギーで使い易いバランスのとれた車を求める中国の顧客層に向けた新たなソリューションになる。日産が目指すゼロ・エミッション社会と、快適で持続可能なモビリティの実現がコンセプトになった。
構造的には4×4の電動パワートレイン、3モーターAWD(4輪駆動)を特長とし、広々とした室内空間を確保しながら、より軽量なボディと高い空力性能を実現している。
新型SUVヴェヌーシア「T90」の先行予約を開始、価格は120,000人民元(約192万円)から
DFL-PVは、ヴェヌーシアの展示ブースで新型SUV「T90」の先行予約受付を開始する。
今年の北京モーターショーで初披露した「T90」は、中国の自主ブランド市場に新しいスポーティで洗練されたSUVのあり方を提案したもの。
「T90」の印象的なエクステリアは、風と石の美的な対比からヒントを得たユニークな「ウインド・スカルプチャー」というデザインアプローチを特徴としている。
この「T90」には、評価の高いエクストロニックCVTとMR20型エンジンを搭載し、高い燃費性能とドライビングパフォーマンスを実現。
また、BSW(後側方車両検知警報)、アラウンドビューモニター、横滑り防止装置、エマージェンシーストップシグナル、コーナリングスタビリティアシストなどで車両および乗員の安全を全方位にサポートする。
さらに、「IT-COMMANDER」コントロールシステム、CarLifeによるスマートフォンインテグレーション、12.3インチ高解像度タッチスクリーン、5インチ3Dフルカラーディスプレイ等を介したコネクテッド技術も搭載した。