「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2016」は、GRIサステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版に準拠、日本企業で初めてGRIが検証・証明
本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、サステナビリティ(持続可能性)に関する考え方や、非財務領域の重点課題に基づく活動および取り組みをまとめた「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2016」(以下、サステナビリティレポート)を発行した。
本年度の同社サステナビリティレポートは、情報開示の質と量をより向上させるため、GRI(Global Reporting Initiative)「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版(以下、G4)」の「包括(Comprehensive)」オプションに準拠した。
GRIは、UNEP(国連環境計画)の公認団体として、サステナビリティの報告に関する国際基準を策定しています。GRIが最新版として策定したG4には、「中核(Core)」と、より広範な情報開示が求められる「包括(Comprehensive)」という2つのオプションがある。
その中で定められている索引の記述方法である「GRI内容索引(Content Index)」について、日本企業のレポートとしては初めて※1GRIが検証し、その正確性が証明された。
同社代表取締役社長 社長執行役員の八郷隆弘は、サステナビリティレポートのトップメッセージの中で、「Hondaは、サステナブルな社会の実現を目指す企業として『環境』『安全』『品質』『社会』を重要なテーマと捉え、Hondaらしく創造し、挑戦し、新たな価値を提供し続けます」とコメントしている。
なおサステナビリティレポートでは、以下4つの重要テーマを掲げて、同社の企業活動を報告している。
【主な報告・開示内容】
環境: 「気候変動問題」、「エネルギー問題」、「資源の有効活用」を環境の最重要課題と捉え、あらゆる環境負荷低減に「製品」と「企業活動」の両面からの取り組み、その実績と計画を環境パフォーマンスデータとともに報告している。
安全: 共存安全の思想のもと「事故に遭わない社会」の実現を目指し、交通安全・運転教育や安全技術の開発、安全を支える情報提供活動などの取り組みについて報告している。
品質: 「120%良品をめざして」この考えのもと、設計・開発から生産、販売・サービスに至る「Hondaクォリティサイクル」を構築しながら品質向上・改善している取り組みを報告している。
社会: グローバルにおける多様な人材活用、地域に根ざした社会活動、そしてお取引様とともに開発・製造現場でサプライチェーンを目指した活動など、企業として社会との期待と要請に応えるための取り組みについて報告している。
同社では「今後も、サステナビリティレポートを通じて、Hondaグループの企業活動における社会へのさまざまな関わりについてステークホルダーの皆様にご報告し、皆様のご意見をこれからのサステナビリティ経営に繋げることで企業価値を高め、持続可能な社会の実現に貢献していくことによって、『存在を期待される企業』を目指してまいります」と述べている。
【サステナビリティレポート 目次】
・社長 八郷隆弘によるトップメッセージ
・特集「水素で、新しい明日を。」
・サステナビリティマネジメント
・パフォーマンス報告(環境、安全、品質、人材、社会活動、サプライチェーン)
・GRIガイドライン対照表
・第三者保証
・財務関連データ
<表紙ピクトグラムについて>
Hondaのサステナビリティのあり方を表現している。
・3つの楕円:「喜びの創造」「喜びの拡大」「喜びを次世代へ」
・6つの真円:二輪・四輪・汎用と未来への事業
・支える手:Hondaの取り組みに共感していただいているステークホルダーの想い
「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2016」
<日本語版>トップページ
http://www.honda.co.jp/sustainability/report/
<英語版>トップページ
http://world.honda.com/sustainability/report/
※1Honda調べ