現在発売中のModel Sに新バッテリーサイズ、60kWhと75kWhを追加で、月々57,162円〜
日本国内に於いてテスラ車の販売を担うTesla Motors Japan合同会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：ヴィレジェ ニコラ ＜Nicolas Villeger＞）は6月10日から、現在発売中のModel Sに新しいバッテリーサイズ、60kWhと75kWhを追加した。
新たなエントリーモデルとなるModel S 60kWhは、シングルモーター、後輪駆動、航続距離は400 km以上、最高時速は210 km/h、0−100 km/h加速タイムは5.8秒で、アクティブセーフティー機能とオートパイロット用のハードウエアが標準装備で8,841,000 円 （消費税込み）となる。
これまでのエントリーモデル 70kWh 953万円から、バッテリーを小さくし、自動運転機能の拡張機能をオプションにするなど、スペックを最小化して、最低購入価格を約8%下げたかたち。
同社では、同車の発売にあたって購入後、より長い航続距離や超急速充電が必要になった場合は、いつでもテスラオンラインショップなどからバッテリー容量や充電の追加対応を購入し、ソフトウエアをアップデートすることで追加実装し、より長い航続距離とより高速な充電対応機能を得ることなどができると述べている。
ちなみに既存のガソリンエンジンを搭載した自動車のユーザーにとって、こうしたクルマの動力性能などら関わる機能アップは、追加コストを投入するという英断に加えて、その度にセールスガレージに入庫する手間や時間が惜しいもの。
しかし同車の場合、アップグレードに掛かるそうした手間や時間の心配は不要だ。これら車両の場合、車両仕様は標準車と同じ構成が踏襲されており、文字通り「ソフトウエアをアップデートすることで追加実装」が完了する。
併せて同社では、「購入後も以下テスラならではのメリットで、ガソリンを使うクルマに比べて維持費を削減します。
Model Sは、オイル交換やフィルター交換などの定期メンテナンスを必要としません。また、4年間8万kmまでの新車保証と8年間距離無制限のバッテリーおよびドライブユニット保証が付きます。
Model S 60kWhの航続性能は、ご家庭での充電だけで日常利用には十分な距離です。それは航続距離400km以上 (NEDC 推定） のModel S 60と60Dでも同様です。
長距離ドライブの際は、全国のホテルやオフィスに展開しているテスラのデスティネーション チャージャーや、標準装備されているアダプターを利用してのチャデモ充電が可能です。
必要に応じて、スーパーチャージャー対応機能は追加購入できます。
加えてすべてのModel Sと同様に、エントリーモデルにも無料のワイアレス ソフトウェア アップデートが提供され、納車後も新機能の追加とドライビング エクスペリエンスの改善が行われます。
指定のローンプログラムで4年間保有することにより、その最終月に45〜49%での買取を保証しています」と説明している。
テスラでは、石油依存のエネルギー社会から、再生可能エネルギー主導の社会への移行を加速するため、ガソリンを一切使わない電気自動車の普及に注力しているが、本年３月31日から予約を開始した「Model ３」で、電気自動車の最大の課題は価格であることを確信したと云う。
これを踏まえ、Model ３の販売を待たずして、より多くの電気自動車がガソリンを使うクルマに代わり、人々のライフスタイルや移動手段となるよう、テスラでは既存の販売車両についても、性能面だけでなく、販売手法にも工夫と改良を加え続けていくとしている。