日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は4月4日、「ティアナ」に新グレード「XVナビAVMパッケージ」、「XLナビAVMパッケージ」を追加し、全国一斉に発売すると発表した。
初代の『モダン・リビング』、2代目の『おもてなし』のコンセプトに加え、走行性能に注力した3代目「ティアナ」、今回追加となる新グレード「XVナビAVMパッケージ」「XLナビAVMパッケージ」は、「アラウンドビューモニター(MOD〔移動物 検知〕機能付)」「クルーズコントロール」「LDW(車線逸脱警報)」「BSW(後側方車両検知警報)」を搭載したメーカーオプションナビを標準装備としたもの。
いずれも車両装備の充実を図って、買い得感を高め、国内各地のディーラー網に於ける販売力の底上げを狙った。これに併せて一部グレード体系にも手を入れ、見直している。
なおティアナは、日本国内で大きなシェアが確保しにくくなったミドルセダンセグメントであることから、販売総量こそ限られているものの、世界各国では車名こと違えど、120カ国で販売が見込めるグローバルモデルとしての位置付け。日本向けモデルの生産に関しては、福岡県京都郡苅田町の日産自動車九州が担う。
2代目の『おもてなし』感を踏襲したキャビンデザインの演出は、スカイラインと統一したイメージを持ち、質感をより高めた設定。
車格の印象に比べると比較的値頃感があったが、今回の装備充実でその印象が高まった。なお高めでゆったり感がある着座位置に加え、Aピラーが比較的立ったデザインのため視認性が高く、ヘッドクリアランスにも余裕がある。
直列4気筒DOHC 2.5リッターのQR25DEエンジンは、トルク特製がフラット。リアサスペンションは、新設計のリア・マルチリンク方式にコネクトブッシュが採用されており、実用領域に於ける旋回力では積極的なドライビングも楽しめる。
「ティアナ」詳細情報
http://www.nissan.co.jp/TEANA/