トヨタ、ジュネーブモーターショーで市販型の「TOYOTA C-HR」を初披露

トヨタは、スイス・ジュネーブで3月3日～13日に開催される第86回ジュネーブ国際モーターショー（※１）において、先の国際ショーで出展を重ね、いよいよ市販型に近づいた新型クロスオーバー「TOYOTA C-HR」を世界初披露した。（※１、正式名称Le 86e Salon international de l’automobile Geneve）

https://www.youtube.com/watch?v=tiogF2WA7C0

このTOYOTA C-HRは、TOYOTA独自のエモーショナルなデザイン表現により、軽快さと力強さが大胆に融合した個性際立つスタイリングを実現。

意のままの走りを実現するための走行性能の高さの他、アイポイントの高さを生かした「見通しの良さ」や、最適なドライビングポジション、優れた安全性など、クロスオーバーに求められる基本要素を押さえながらも、高い環境性能も追求。

コンパクトクロスオーバージャンルに於いてトヨタとしては、グローバル市場を視野に独特な存在感を持つ位置付けとブランディング化の確立を目指している。

デザインは、「センシュアルスピード – クロス」をコンセプトに、SUVのたくましい足回りやスピード感あふれるボディ、大人の色気を表現したとされ、新ジャンルのスペシャルティカーを追求した。

全体のデザインテイストは、ダイヤモンドをモチーフとしており、コンパクトなキャビンとリフトアップ感のある薄いボディを一体化した多面体のような精彩なボディから、前後のホイールフレアが大きく張り出した構成により、力強いスタンスの良さを表現したと謳っている。

スタイリングとしては、「キーンルック（※２）」や、その構成要素としての「アンダープライオリティ（※３）」など、トヨタ独自のデザイン表現が積極的に取り入れられており、ワイド感と踏ん張り感ある鋭く力強いフロントマスクを創出している。

（※２、トヨタが発想した知的で明晰な印象を与える独自のフロントマスクの表情を総称してキーンルックを呼んでいる。トヨタのブランドマークの立体的な強調からモチーフが取り入れられており、ダイナミックなアンダープライオリティとの組み合わせで表現したとされる）

（※３、アンダープライオリティとは、空力性能・冷却・歩行者保護向上を配慮しつつアンダーグリルを強調した昨今のトヨタ独自のフロントデザイン処理のことを云う）

TOYOTA C-HRは、トヨタ自動車が推進する「もっといいクルマづくり」の思想のもと、「ＴＮＧＡ（※４）ことToyota New Global Architecture」を取り入れ、優れた環境性能はもとより、高い操縦安定性・快適な乗り心地に加え、ドライバーの意のままにクルマが応答する「我が意の走り」を目指し、開発してきた。

（※４、ＴＮＧＡは、トヨタ自動車が全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革。パワートレーンユニットとプラットフォームを刷新し、一体的に新開発することにより、クルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目指す構想）