2016スーパーフォーミュラ開幕予戦・鈴鹿、チーム無限の山本尚貴がPP獲得


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株式会社日本レースプロモーション(所在地:東京都千代田区九段南2-3-25、代表取締役社長:白井 裕)は4月23日、三重県鈴鹿市鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周:5.807km)に於いて「2016 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第1戦・鈴鹿サーキットで公式予選を実施し、チーム無限の山本尚貴が、トヨタ勢を打ち破り1分37秒459でポールポジションを獲得した。

2番手はトヨタエンジンの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が1分37秒820のタイムで続き、3番手にはスーパーフォーミュラ選手権・初陣の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)が1分37秒952。

この後の4番手は、先のF1GPでマクラーレン・ホンダを初入賞に導き、予てよりダークホースと目されていたS.バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)が食い込む結果となった。

また前季までの通例とは異なり、予選セッション最終のQ3進出車両8台中、ホンダ勢が過半数の5台を占めた。

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写真は、ポールポジションを獲得した2013年チャンピオンの山本尚貴(チーム無限/ホンダ)

今季からワンメイクタイヤのブランドが、ヨコハマにスイッチされるにあたって、既にレースシーズン開始前段階で、慎重にテスト走行を重ねていた各チームであったはずだが、蓋を開けてみると開幕戦の予選ラウンドは、昨シーズンとは異なるシナリオが展開され、出走車両が相次いでスピンを繰り返した。

コースはますまずのドライコンディション下での予選セッションとなったのにも関わらず、2015年のチャンピオン石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)を筆頭に、2010年のチャンピオンJ-P.デ.オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)、2011年チャンピオンのA.ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ)、2012・2014年チャンピオンの中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ)と下馬評では評価の高かった有力選手が次々と脱落。

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予選2番手・国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)

Q3進出枠の8台中、ホンダ勢が5台を占めるという番狂わせとなった。結果、3セッションを通して連続トップ記録を刻んだ2013年チャンピオンの山本尚貴(チーム無限/ホンダ)がトップポジションを守り切った。

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予選3番手・関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)

予選2番手には、山本尚貴に対して0.361秒遅れとなった国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)、コースポジションとしては2列目にあたる後続の2台には、3番手・関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)、4番手・S.バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)、5番手・野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)、6番手・小暮卓史(DRAGO CORSE/ホンダ)、7番手・塚越広大(REAL RACING/ホンダ)、8番手・小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS/トヨタ)と続いた。

なお決勝レースは、4月24日(日) 15時15分からスタートを切る。

ポールポジション/No.16 山本 尚貴(TEAM 無限)
昨日のフリー走行から調子が悪く、正直ポールポジションを狙える位置には届かないなと思っていた。

ポールポジションを獲れるという手応えを感じたのは、Q1の最後、2セット目のタイヤを入れた時。それまではタイムが出せるポテンシャルでもなかったし、自分でも苦労していた。

昨日はトラブルもありましたが、夜遅くまでエンジニアやメカニック、ホンダの関係者が一生懸命がんばってくれたおかげでポールポジションを獲ることができ、感謝している。明日は一番先にゴールして帰ってきたい。

予選2番手/No.2 国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
予選は荒れた展開になり、いつ自分がノックアウトされてもおかしくないような状況で走っていた。

昨日の専有走行、朝のフリー走行ではクルマにトラブルを抱えていたので正直不安は部分があったが、予選に行くからには気持ちよく走りたいと思ったし、そのためにチームもがんばってくれて、なんとか2番手を獲ることができた。

Q2の赤旗前にキチンとアタックできて、これ以上タイムが出ないと思っていた。Q3に向けてどうやってクルマを良くするかを冷静になって考えたのが良かったのだと思う。

予選3位/No.20 関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
昨日の練習では1.7秒、今朝のフリー走行では1.8秒トップから遅れ、17位からのスタートだったが、昨日の夜、チームが頑張ってくれた。1.8秒落ちからここまでこれたので、すごい仕事をしてくれたという感謝の気持ちだ。

Q2では周りがミスやスピン、アタックのタイミングが合わず赤旗になったりしている中で残って、最後のQ3で3番手という順位になった。スタートの順位から考えたら、もう大満足。チームに感謝している。明日は1コーナーで1番を獲って、ブロックで後方をなんとか押さえたい(笑)。

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