調査段階で必要な車両・移動体の位置・挙動をより簡易に取得可能
株式会社式会社ZMP(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は7月22日、PCですぐに利用可能な「ZMP Position&Motion 車両CAN 計測パッケージ」をリリースした。
同製品は、まずは試験的に車両や移動体の位置と挙動のデータを取得したいというニーズに対して手軽にデータ取得を始められる製品。
ZMPでは、これまでのセンサ開発や販売、またデータ取得方法のコンサルティング、実車実験走行によるデータ取得ソフトウエア「RoboTest(R)」を提供してきたが、これらの知見を活かして、より手軽に計測ができる仕組みとした。
該当製品は、GPS・気圧センサ「ZMP Position-Z2」、9軸ワイヤレスモーションセンサ「ZMP IMU-Z2」、CANUSBインターフェイス「CANUSB-Z」、計測用PCが基本セットとなっている。
利用者は、専用ソフトウェアがインストールされたPCにUSBインターフェイスで接続された各種センサから、車速などの車両情報に加え、車両姿勢および位置情報がCANフォーマットですぐに取得可能。
なお、PCは仕様条件を満たしていれば、利用者の所有するPCでも計測でき、より安価で手軽に導入可能。PCの代わりに専用CANロガーを取り付けることも可能な汎用性も併せ持っていると云う。
ADAS開発や、建機農機等の移動体における本格調査検討段階の事前調査や、短期間でのデータ取得などが求められる状況において、直ぐに利用できる。なお、本製品は、8月31日(水)~9月2日(金)ベルサール六本木にて開催される、「ZMPフォーラム2016」にて紹介していく。
価格は、PCあり43.6万円(税別)~、PCなしの場合28.6万円からとなる。
【特徴】
・GPS、加速度(3軸)、ジャイロ(3軸)、地磁気(3軸)、気圧を最大10[msec]で同時計測可能。
・センサ部は、ポジションセンサモジュール(42×52.5×20.5[mm])とモーションセンサモジュール(36×52×11[mm])から構成され、任意の場所に取り付け可能。
・有線(CAN)でPCに接続可能
・CANプロトコル公開。設定・ビューワアプリケーション付属
・車両挙動計測用にOBDII対応コネクタ付属
ZMP ホームページ http://www.zmp.co.jp/