豊田通商、韓国・NEXEN TIRE(ネクセンタイヤ)と合弁会社を設立し日本市場へ本格参入


韓国のタイヤ製造会社であるNEXEN TIRE Corporation(本社:韓国・梁山市、社長: KANG, Ho Chan 以下:NEXEN社)と、豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:加留部 淳、以下、豊田通商)は2017年01月16日、日本国内で自動車用タイヤ販売の合弁会社を設立し営業を開始すると発表した。

合弁会社の「株式会社ネクセンタイヤジャパン(NEXEN TIRE JAPAN INC.)」(以下:ネクセンタイヤジャパン)は、NEXEN社製の自動車用タイヤブランドである「NEXEN(ネクセン)」および「ROADSTONE(ロードストーン)」の日本販売総代理店として、2017年1月から販売を開始する。

日本市場発売予定の製品詳細は以下の通り

1. 製品ブランド名は「NEXEN」と「ROADSTONE」
・NEXEN:同社のフラッグシップブランドであり、数多くの自動車メーカーにて標準装着用タイヤとして採用。
・ROADSTONE:40年以上の歴史を誇るロングセラーブランド。

2. 製品特徴
最新のフルオートメーション工場と、厳密な品質管理を背景とし高品質かつ経済的な製品をリリースしている。

具体的にはポルシェカイエンの標準装着用タイヤにも採用される等、多くの欧州高級車や日系車種に標準装着用タイヤとして採用されている。

また、性能・品質の良さに加え、グッドデザイン賞などの最高権威のデザインアワードから高いデザイン性も獲得した。

3. 発売サイズ
軽自動車向け低インチサイズから、大型24インチ、偏平率25のカスタムRV向けサイズまで、ほぼ全ての乗用車用サイズを取り揃える。

4. 購入可能場所
全国のカー用品量販店、自動車ディーラー、タイヤ専門店、通信販売、ガソリンスタンド、自動車修理工業など。

NEXEN社は、合弁会社の設立を契機に、交換用タイヤのシェア拡大および流通体制の強化による日系自動車メーカーへの納入拡大を通じ、輸入タイヤナンバーワンを目指す構え。

豊田通商は、同社と合弁してタイヤ流通事業へ参入することにより、注力分野の一つであるモビリティ分野において、日本での自動車用市販部品バリューチェーンの拡大を狙う。
対してネクセンタイヤジャパンは、「Smart Choice(スマートチョイス)」をキーワードに、NEXEN社製品の日本での認知度向上と販売拡大を目指す。

ネクセンタイヤジャパン 概要
社名:
株式会社ネクセンタイヤジャパン(NEXEN TIRE JAPAN INC.)
所在地:東京都港区
代表者:社長 西村 竜
設立時期:2016年11月4日
資本金:2億8,000万円
出資比率:NEXEN社51%、豊田通商49%
事業内容 :NEXEN社製製品の国内販売代理店事業

NEXEN社概要
社名:
NEXEN TIRE Corporation (ネクセンタイヤ)
所在地:韓国慶尚南道梁山市
代表者:社長 KANG, Ho Chan (カン ホ チャン)
設立時期:1942年6月24日
事業内容:自動車用タイヤ製造・販売事業

豊田通商概要
社名:豊田通商株式会社
所在地:名古屋市中村区名駅4-9-8
代表者:取締役社長 加留部 淳
設立時期:1948年7月1日
事業内容:
各種物品の国内取引、輸出入取引、外国間取引、各種保険代理業務等