東洋ゴム工業、社名を「TOYO TIRE」に変更


東洋ゴム工業(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、2月15日に開催した取締役会で2019 年 1月 1 日付(予定)で、社名(商号)を「TOYO TIRE 株式会社」(英語表記:Toyo Tire Corporation)に変更することを決議した。

同事案は、来る3月29日開催予定の第102回定時株主総会で定款
変更が承認されることを条件として、社名変更実施へと進んでいく予定だ。

社名変更について東洋ゴム工業では、「当社は第二次世界大戦の終戦直前、1945 年 8 月 1 日に創立されました。

同社は、当時さまざまな社会インフラとして必要とされたゴム工業製品を手掛けていた「東洋ゴム化工」と「平野護謨製造所」という 2 つの会社をルーツに持っています。

この時期、それぞれ事業拡張を図っていた矢先、大空襲によって主力工場が壊滅的な被害を受け、時代や社会からの要請に応えるべく両社が手を携えて合併の道を選び「東洋ゴム工業」として再起したのが同社の始まりとなりました。

以来70 有余年の歴史を積み重ねてきた中、2015 年に引き起こした一連の不祥事を切っ掛けに、製造業の根源である正しく仕事をしてお客様に喜んでいただける製品をお届けするという存在意義を再確認し現在に至っています」と述べた。

そして今年2017 年、創業の精神である社是と未来に向けての持つべき価値観を明文化した新理念を制定。事業本部制を機能別組織経営に改正、モビリティ分野をビジネスの中核として据えるなどの中計’17 をスタートさせた。

そこでタイヤ・自動車用部品というモビリティに関わるビジネスを中核とする新たな経営体として、グローバルにTOYO TIREを育てていくべくブランド名を社名に冠したとしている。

さらに東洋ゴム工業では、「当社はこれを第二の創業に値する大きな転機として自覚し、新たな歴史を切り開いていく意思、モビリティ社会に貢献し続ける決意を、ワンチームとなって体現してまいります」と結んでいる。