昭和の自動車再生技術を後世に残すため、日本製自動車の原点を売却
岩本モータース有限会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:岩本 雄次)は、自動車板金職人育成のための学び舎『板金寺子屋』設立のため昭和12年(1937年)日産自動車製造の「ダットサン16型セダン」をオークション形式で売却すると公表した。
昭和の自動車再生技術を後世に残す『板金寺子屋』設立の背景
近年、叩き上げの技術者である鉄板を加工成形できる職人の高齢化に伴い、急速に古い自動車の完全再生が危機的な状況にある。
そうした中、岩本モータースでは、「効率化、近代化を推進し1日あたりの「稼ぎ高」にばかり注視する傾向がより顕著になり、物のない時代に創意工夫し丁寧なものづくりを行ってきた名工と言われるような職人の仕事環境が無くなってきてしまいました。
当社は、現在の板金塗装業界の現状を嘆くばかりではなく、数少なくなってしまった「鉄板と熱加工により鉄と話ができる」「自動車延命に必要にして不可欠な急所の改善」を具現化できる名工を一人でも多く後世に残し、自動車大国日本としてあまりにも日の目を浴びていない昭和時代製造の自動車再生事業を再構築することを目指しています。
当社は、走る美術品としての価値のさらなる創造と技術伝承を後世に残すことを、3代に渡り自動車業界に携わってきた業界人としての使命及び恩返しとの思いに至り『板金寺子屋』と『昭和製造自動車専門板金再生工房』としてのスタートアップを決意いたしました」と自動車板金職人育成の想いを語っている。
そこで、走行可能な昭和12年製の日産自動車「ダットサン16型セダン」を、その施設並びに立ち上げの原資として、売却することを決めた。
走行可能!日本製自動車の原点「ダットサン」をオークション販売
これについては、「当社はこの度、永年にわたり所有してきた昭和12年日産自動車製造の名車『ダットサン16型セダン』を、古き車を後世に1台でも多く残すことができる職人養成のための学舎を創るための資金捻出と、趣旨賛同いただける世界中のクラシックカーマニアの皆様のご寄付を募る一環として、オークション形式により販売いたします」と語っている。
現車は登録地域の文字が入る前の「5」一文字を維持しているシングルナンバーが付いており、現在においても継続車検取得を永続している車両。もちろん実働で走行も可能だ。
岩本モータースでは、「第二次世界大戦の戦火をくぐり抜け、自動車黎明期であった日本製自動車の原点ともいえるダットサンは国宝とされても良い日本の工業史における文化遺産・美術工芸品であります」とコメントした。
<ダットサン詳細>
http://cartown.jp/usedcar/nissan/datsun/3711262.html
入札について
「ダットサン16型セダン」の入札はオークション形式とし、設立必要資金の1,000万円(約11万ドル)を目標として、入札開始金額は500万円からとする。
また、設立趣旨賛同の皆様から広く設立創設寄付金を募っている。
設立のご協力者には感謝状の贈呈と、ホームページによるお名前の賛同永久会員として後世まで感謝の意向を表明すると云う。
また旧車所有者には優先的に再生を行うとしている。
購入・寄付共に対象は日本国に限定せず、個人及び法人を問わず広く受け付ける。自動車メーカー、博物館等の納入/運搬搬入、海外への輸出代行も可能。
入札方法 :ヤフオク!にて販売
※URLは追って当社ホームページにて公開。
入札受付期間:2016年3月16日(月)~22日(月)18:00 ※自動延長あり
詳細問い合わせは、岩本モータース有限会社まで。
<新宿で現車内覧会を開催>
現車の内覧会は東京都新宿区内、同本社において開催する。予約制としており、下記の電話番号、メールアドレスまで連絡されたい。
現車内覧会日時: 2016年3月6日(日)~12日(土)まで
フリーダイアル: 0120-414-951
メールアドレス: info@kurumayayuji.com
■会社概要
社名 : 岩本モータース有限会社
所在地: 東京都新宿区新宿2-2-1 ビューシティー新宿御苑1202
代表者: 代表取締役社長 岩本 雄次
創業 : 自動車解体業として昭和2年同地にて創業
昭和46年「岩本モータース有限会社」として法人設立
URL : http://kurumayayuji.com/ (岩本モータース有限会社)
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