2016年から追加された対歩行者自動緊急ブレーキ性能試験においても高評価を獲得
欧州仕様のスバル レヴォーグが、同エリアの新車評価基準である「ユーロNCAP*1」の2016年安全性能総合評価で、このほど最高評価の「ファイブスター」を獲得した。
2016ユーロNCAPでは、「乗員(大人)保護性能」、「乗員(幼児)保護性能」、「歩行者保護性能」、「安全補助性能」の4分野に於いて安全性能が試された。
特に2016年度評価では、歩行者への衝突回避または、衝突被害軽減性能を評価する自動緊急ブレーキ試験が追加されており、アイサイト*2を標準搭載したレヴォーグは、ここで高評価を獲得している。
ちなみにこれまでユーロNCAPに於ける最高評価獲得は、2009年のレガシィ、2011年のSUBARU XV、2012年のフォレスター、2014年のアウトバックとなっており、これに続く5回目の獲得となった。
アイサイトの予防安全性能については、アイサイトを搭載したスバル車が、米国でIIHS*3(道路安全保険協会)の2016年安全評価の前面衝突予防性能試験に於いて、最高評価「Superior」を獲得すると共に、日本では国土交通省とNASVA*4が実施する予防安全性能アセスメントで最高評価であるJNCAP*5「先進安全車プラス(ASV+*6)」に選ばれている。
なおアイサイトは、ステレオカメラのみで世界初の自動車、歩行者、二輪車を対象としたプリクラッシュセーフティ機能や、全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステムである。
*1:欧州各国の交通関連当局などで構成された独立機関が1997年より実施している安全性能評価
*2:日本市場名称: アイサイト(ver.3)
*3:Insurance Institute for Highway Safety(米国保険業界の非営利団体)
*4:National Agency for Automotive Safety & Victims’ Aid(独立行政法人 自動車事故対策機構)
*5:Japan New Car Assessment Program
*6:Advanced Safety Vehicle +