フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役:スヴェン シュタイン、以下、VGJ)は、7 人乗りの大型ミニバン「Sharan(シャラン)」を 4 年ぶりにモデルチェンジし、9月15日から全国のフォルクスワーゲン正規販売店で発売した。
今回のモデルチェンジでは、従来の「Sharan TSI Comfortline(コンフォートライン)」、「同 TSI Highline(ハイライン)」に加えて、エントリーモデルの「同 TSI Trendline(トレンドライン)」を新たに設定した。
これによる戦略価格を導入することで、「身近な輸入ミニバン」として、これまでより広い層の自動車ユーザーから選ばれることを目指している。
気になる全国希望小売価格(税込)は、「Trendline」が 360 万円、「Comfortline」が 394 万円、最上級グレードの「Highline」
が 463 万円となっている。新採用の安全装備やオプションなどについては後述する。
2011 年から国内販売を始めた「Sharan」は、フォルクスワーゲンらしいシンプルなデザイン、多数の安全装備と便利な機能、ダウンサイジングエンジンの先駆けである 1.4L TSI による卓越した環境性能やドイツ車ならではの高い走行性能が評価され、これまでに約11,000台を生産してきた。
また「Sharan」は、フォルクスワーゲンの全モデルラインアップの中でも、もっとも若い30~40 代のお客様に選ばれおり、そのうちの約 4 割が、国産車からの乗り換えとなっている。
このため、新型「Sharan」では先の価格設定の他、安全性もさらに強化し、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”とポストコリジョンブレーキシステムを全車に標準装備した。
前者はミリ波レーダーで前方を監視、先行車との衝突の危険を警告するもの。ドライバーが回避操作をしない場合、システムが自動的にブレーキをかけて、万が一の衝突による被害を軽減、回避する。
また後者は、衝突や追突の際、システムが自動的にブレーキをかけて、残存する慣性エネルギーを大幅に減少させ、さらなる二次被害を軽減する。
この他にもさまざまな安全装備などをオプション設定した。例えば、「Highline」には、フォルクスワーゲン初の後席一体型チャイルドシート「インテグレーテッドチャイルドシート」を選択肢に加えた。
これはチャイルドシートが必要な児童を乗せる際、2 列目左右のシートに内蔵されたシートの座面を起こして、専用のヘッドレストを装着するだけで簡単に設定できるものだ。
パワーユニットでは、搭載の1.4L TSI エンジン(ツインチャージャー)も強化。最大トルクは 10Nm 強化して 250Nm とした。
燃費(JC08 モード)は13.5km/Lから 15.0km/L*1に向上したことで、エコカー減税率も取得税60%、重量税 50%の適用が受けらる仕様としている。*1 国土交通省審査値(JC08 モード)
新たに設定・採用した装備などの一覧は以下の通り。
◇ ボディカラー(全 6 色)
ハドソンベイブルーメタリック(新色)、ピュアホワイト、リフレックスシルバーメタリック、
ブラックオークブラウンメタリック、ディープブラックパールエフェクト、
オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト(新色:有償オプション:¥129,600)
◇ 主な標準装備(上記以外:全車)
・Start/Stop システム、ブレーキエネルギー回生システム
・ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”
・パークディスタンスコントロール(フロント/リヤ)
・9 エアバッグ
(フロントエアバッグ(運転席/助手席)、ニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバッグ(1 列目/2 列目)、カーテンエアバッグ)
・パワースライドドア(リヤ左右、挟み込み防止機能付)
・ 3 ゾーンフルオートエアコンディショナー(運転席/助手席/2 列目独立調整、自動内気循環機能付)
・Volkswagen純正インフォテイメントシステム“Composition Media”
(CD プレーヤー、MP3/WMA 再生、AM/FM、Bluetooth オーディオ/ハンズフリーフォン、App Connect)
・Volkswagen Professional Care
◇ オプション装備と価格(税込:)