ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は、今日から未来に掛けて、いつの時代も魅力的で有り続ける車造り、地球環境に配慮したどこまでもクリーンな省エネ工場、そしてゴーイングコンサーンの理念を貫いた安定した雇用を目指すべく、Eモビリティにおける先駆的役割を担う事を目指している。
シュトゥットガルトに拠点を置くスポーツカーメーカーであるポルシェは、世界で最も高収益で革新的な自動車メーカーであるだけではなく、サステナビリティ領域に於いても高い基準を確立することも目標に掲げている。
そんなポルシェは5月23日(月)に、新しいサステナビリティレポートを発行した。ここには今までのポルシェの具体的成果に加え、将来、どういった分野でどのように戦略を集中させるのかについて述べられている。
このレポートは、2014年に続き、スポーツカーメーカーであるポルシェによって発行された2回目のサステナビリティレポートとなり、国際的に認知されたグローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)の基準に従って作成されている。
レポート発行にあたってポルシェAG社長オリバー・ブルーメ氏は、「サステナビリティは、常に私達のビジネス原則において重要な指針となる要素です。
ポルシェは、人間、環境、および社会への責任を果たすことに注力しています。資源の持続可能な使用は、長期的な競争力の維持と雇用の確保においても極めて重要な課題です。
ポルシェは、このレポートを通じてサステナビリティに関する企業活動を広く、分かりやすく伝えたいと考えています。
テーマには、よりいっそう環境に優しい原材料の使用や、代替駆動オプションの発展の可能性、ニューモデルの効率をどうすればさらに高めることができるのかという問題などが含まれます。
同じくポルシェは、新世代のモデルを導入するたびに、旧モデルと比べて燃料消費量と平均排出ガス量を約10パーセント低減するという目標を立てています。
例えば、カイエンS E-ハイブリッドは、ヨーロッパの燃費測定方法である新欧州ドライビングサイクル(NEDC)における燃料消費量を旧モデルのカイエンS ハイブリッドと比べて約60パーセント低減させました。
さらに、ポルシェの製造施設は最新のものであり、自動車の生産活動における環境負荷軽減にも配慮しています。
スポーツカーメーカーであるポルシェは、ライプツィヒにおいて世界で最も効率的な自動車工場を操業していて、そこにおける年間CO₂排出量は、通常の工場を約1万2千トンも下回ります。
これに加えて、ポルシェは成果を重視すると同時に、とても社会的な企業文化を有しています。
例えば、ポルシェ ファンディングイヤーは、恵まれない若者がキャリアを高められるように支援を行っており、このプログラムは、参加者がトレーニングコースを修了できることを目指しています」とそのレポート内容を判り易く解説した。