PSA・プジョーシトロエン(PSA Peugeot Citroen、本社:フランス・パリ、CEO:カルロス・タバレス、仏略称:Groupe PSA)傘下のPEUGEOTブランドは、Geneva・Palexpo(パレクスポ)で行われる「第86回ジュネーブ・モーターショー」第 6 ホールで2,650 ㎡のスペースを確保して 3 つのワールドプレミア車を出展する。
同ブースに於ける出展車両は、NEWPEUGEOT 2008、PEUGEOT Traveller、Traveller i-Lab、 そ し て Fractalconcept、308 R Hybrid デモンストレーションカー、2008 DKR、さらに 8 つのラインナップモデルが並ぶ。
コンパクト SUV、NEW PEUGEOT 2008 をワールドプレミア
ダカール・ラリーにおいてペテランセル/コトレの2008 DKRは、全13ステージ中9ステージを制し、南米に舞台を移してから2度目の参戦で総合優勝を果たした。
その6週間後となるプジョーでは、チャンピオンカーのデザインモチーフとなったコンパクトSUV「NEW PEUGEOT 2008」をワールドプレミアにて発表する。
2008では、PEUGEOT i-Cockpit®が直感的な操作を可能にし、基本性能を進化させたトラクションコントロールシステム「グリップコントロール」によってあらゆる路面状況の対応幅を拡大。
さらに、マッド&スノー(M+S)保証タイヤとの組み合わせで、冬場の走行をサポートする。
2008はMirror Screenを採用、MirrorLinkTM と Apple Carplay®テクノロジーを使用しており、リヤビューカメラと共に、欧州に於いて同カテゴリーとしては珍しいアクティブシティブレーキとパークアシストを標準装備した。
ラグジュアリーな移動空間をイメージさせるPEUGEOT Traveller
PEUGEOT Traveller は、コンビスペース&VIP向けシャトルのカテゴリーとしてデビューを果たす。
プジョーは、同カテゴリー車に対してSUV&サルーンカーとして個性を打ち出した。
車両は最新のプラットフォーム「EMP2」をベースに同一カテゴリーに於いては最高水準の燃費を実現している。
搭載されるEuro6 BlueHDi エンジンは、DFP(ディーゼル微粒子フィルター)の前部に SCR(触媒還元システム)を組み込んだ、独自の汚染防止テクノロジーを装備。
同社によると2013年7月よりテストと改良を重ねてきたさされ、最大 180 hp/400 Nm のパワーを実現。CO2 排出量は平均で 140g/km(5.4 l/100 km)となっている。
インテリアでは快適な室内空間を確保し、最大9シートになるマルチコンフィギュレーション仕様としながらも、ユーロNCAPのテストで5ツ星評価も獲得している。
PEUGEOT Traveller i-Lab・VIPシャトル 3.0
同社が未来にあるべき商用車のビジョンとして打ち出した Traveller i-Lab・VIPシャトル 3.0は、EMP2プラットフォームをベースに独立した4つのシートを備え、アーチで支えられた32インチの大型タッチスクリーンに向き合って配置される。
室内空間は、WiFiスポット、Bluetooth®をはじめ、全員が使用できる様々な装備を搭載。走行中に道路標識を認識するシステムや、ドライバーの脇見をモニタリングするシステムも備えた。
PEUGEOT 2008 DKR: 2016年ダカール・ラリーの優勝車をジュネーブで初披露
ステファン・ペテランセルとジャン・ポール・コトレの2016 ダカール・ラリーの優勝者が走破したPEUGEOT 2008DKR No. 302も同ブースに於いて出展される。