同市と日産自動車九州との「環境保全と災害に強いまちづくりを目指した連携協定」を締結
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は27日、福岡県行橋市に電気自動車(EV)「e-NV200」を3年間無償貸与すると発表した。
納車式は同日、日産自動車九州株式会社(本社:福岡県京都郡苅田町)において、行橋市の田中純市長、日産自動車九州社長の荒井孝文、地元販売会社の代表者らが出席して盛大に執り行われた。
日産は昨年9月、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案された自治体に対して、「e-NV200」を3年間無償貸与し、同車を実際に活用して頂く取り組みを行うことを発表しており、昨年末より順次貸与を始めている。
「e-NV200」は、滑らかな加速と静粛性を兼ね備えたEVで、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池としてさまざまな場面で活躍が期待できる。
行橋市では、この「e-NV200」を公用車として使用し、市民に電気自動車の有用性を幅広くPRする予定。また災害時には非常用電源として避難所等でも活用していく。
また、日産自動車九州と行橋市は同日、地域を取り巻くかけがえのない自然を守り、人と地球の為のやさしいまち造りを実現することを目的に、連携協定を締結した。
この連携協定では、低炭素社会を目指した環境面で先進のまちづくりの推進に関すること、災害に強い街づくりを目指した支援に関すること、並びに環境を未来に引き継ぐ人材の育成に関することについて緊密な相互連携と協働により推進していく。
さらに今回の連携協定締結を機に、日産自動車九州から行橋市へ日産ニューモビリティコンセプトを2台貸与し、行橋市内における超小型モビリティの利活用の可能性を探っていく。