三菱ふそう、国内サービス拠点を刷新。スマートグラス導入等ICT設備も大規模拡充へ


プロジェクト第1弾となる成田支店を全面リニューアル。三菱ふそうの旗艦店として、商用車ディーラーのイメージを一新した内外装に改修

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、新たなディーラーコンセプトに基づき、国内サービス拠点である南関東ふそう成田支店(千葉県成田市)の全面リニューアルが完了し、オープニングイベントを12月26日に実施した。

南関東ふそう成田支店オープニングセレモニー

同社は2016年4月から「Lighthouse Project(ライトハウス プロジェクト)」と称した部門横断チームを発足させ、拠点リニューアルに向け進めてきた。

この「Lighthouse Project」とは、“灯台”の意味を持ち、今後、三菱ふそうのロールモデルとなる象徴的な拠点をリノベーションし、お客様・従業員にとってより良い環境を作り出すことを目的としている。

具体的には、
(1)会社・ブランドイメージを統一した内外装へ刷新
(2)顧客満足度向上に向けた設備に更新
(3)高品質・作業効率化に向けた最新設備・機器を導入
(4)質の高いサービス提供に向けた体系化した教育・資格制度の導入など。

南関東ふそう成田支店の外観イメージとラウンジをイメージしたお客様待合室

「Lighthouse Project」基本コンセプト
(1)会社・ブランドイメージを統一した内外装へ刷新
– FUSOの標準デザインに基づいた外観の改装

(2)顧客満足度向上に向けた設備に更新
– ラウンジをイメージしたお客様待合室
– マルチモニターを設置し、作業状況を見える化

(3)高品質・作業効率化に向けた最新設備・機器を導入
– クリーンな内外装に変更
– 整備ツールBoxや車両リフターの導入
– タブレット端末 ・ 「F-Count」採用による作業効率化
– 「スマートグラス」採用による品質向上・作業効率化

(4)サービスの高質化に向け体系化した教育・資格制度を導入
– 営業・メカニックへのトレーニング・資格制度を追加
– メカニックのユニホームを一新

第1弾としてリニューアルした南関東ふそう成田支店は、東関東自動車道の成田ICからのアクセスが良好で、成田国際空港に隣接していることもあり、近隣の物流を支える重要な拠点となっている。

整備工場は、整備ライン(大中小整備ストール・検査場)を合計15ストール設けるとともに、最新式の車両リフトを導入した。

業界初となる「スマートグラス」を導入し、高品質なサービスを提供、さらに2017年内には、仙台支店・津支店(仮称)・福岡支店の3拠点の改修を予定

設備拡充に向け、今回は業界初となる「スマートグラス」を整備現場に採用した。

これはメカニックの目線と同じ位置にカメラが装着されており、修理のポイントや不具合の状況をリアルタイムで映像・音声を共有することを可能にするもの。

このシステムは、川崎の本社にある品質保証部門のテクニカルインフォメーションセンターと連携することができ、適切な整備についてのアドバイスを行い、お客様の車両の整備を迅速に対応することができる。

これらの体制拡充についてMFTBC副社長・三菱ふそうセールスジャパン本部長の三輪為夫氏は、「これまでの商用車ディーラーのイメージを一新する拠点を開設できたことを嬉しく思います。

車両の整備が高度化する中、お客様の物流(ビジネス)を止めない拠点として、高い技術を持つメカニックによる迅速かつ高品質なサービスを提供すると共に、お客様にご満足いただける空間に仕上げました。

三菱ふそうの旗艦店として、この成田支店が、文字通り当社の行く先を示す“灯台”となることを願っております。今後全国規模で整備拠点のリニューアルを展開する計画です。

また今後、「Lighthouse Project」のコンセプトに基づき、福岡支店(九州ふそう)、津支店(仮称)(東海ふそう)、仙台支店(東北ふそう)の3拠点を、2017年前半までにリニューアルする計画です」と述べている。

南関東ふそう「成田支店」概要
名称:南関東ふそう 成田支店
住所:千葉県成田市新泉11-3
電話番号:0476-36-2200
営業時間:8:30~19:00
定休日:日曜・祝日
業務内容:三菱ふそう製トラック・バスの販売。並びに上記各種製品に伴う整備および部用品販売、中古車販売、保険商品販売。