自動車の小売と買取フランチャイズチェーンを展開する株式会社カーセブンディベロプメント(本社:東京都中央区日本橋、代表:井上貴之)は、高齢者の免許証自主返納の増加に伴い、2014年から2016年で同年代層からの買取依頼が1.6倍に増加していると発表した。
【政府による免許証自主返納の推進】
免許証の自主返納制度は、高齢者による交通事故の増加とそれを心配する家族らからの要望により、平成10年から開始された。
その数年後には、免許証以外身分証明書がない人を考慮して「運転経歴証明書」を申請できるようになったが、当初は発行数が伸び悩んでいた。
しかし、平成24年の制度改正により、申請可能期間が返納から1ヶ月以内→5年以内、使用期限が半年→無し、再交付が不可→可能など、大幅に改善されたことで、返納数は前年比1.6倍、運転経歴証明書の申請数は2.8倍と大幅に増加した。
「運転経歴証明書」は金融機関などでの身分証明書として利用でき、24年以降も自治体ごとにタクシーの割引や地元商店街・施設の優待などの特典を付けるなど、免許証の自主返納を促進している。
<警察庁交通局 運転免許統計 平成27年版より抜粋>
対象年/免許返納件数/前年比/運転経歴証明書発行数/前年比
– 平成23年/72,735件/110.9%/29,202件/113.3%
– 平成24年/117,613件/161.7%/81,711件/279.8%
– 平成25年/137,937件/117.3%/107,268件/131.3%
– 平成26年/208,414件/151.1%/168,557件/157.1%
– 平成27年/285,514件/137.0%/236,586件/140.4%
警察庁、他自治体の取り組みにより交通事故件数、死亡者数は年々減少傾向だが、高齢者の人口割合の増加に従い、高齢者の死亡人数自体はいまだ増加傾向にある。
これに伴いカーセブンに買取依頼される高齢者名義の車は年々増加傾向にあり、特に2014年と2016年を比較すると1.6倍に増えている。同社によると、これは以下3つの要因によるものと考えていると云う。
1. 免許返納推進事業による高齢者の車
運転経歴証明書の制度改革や、各自治体の取り組みにより、高齢者が車を手放す割合が増えている。
2. 無料出張査定が好評
同社では希望対象者に無料の出張査定サービスを行っている。所有者のご家族からの依頼も増えており、売却までの流れの心理的・物理的ハードルを下げている。
3. カーセブンだけのクルマ買取安心安全宣言
中古車業界では、売却に伴うやり取りでのトラブルが起きる事例があるため、カーセブンでは(1)契約車両の引き渡し日から7日間解約OK (2)契約金の一部を契約当日中に前払い (3)契約後の減額一切なし!という3つの「安心安全宣言」で約束している。
この約束により、他社より査定額が低くても契約となるケースもあると云う。
【クルマ買取サービス詳細】
ホームページから簡単に査定依頼が出来る。
https://www.carseven.co.jp/sell/assess
1. サイトから必要事項を入力。
2. カーセブンのスタッフが電話かメールにて連絡する。
3. 相談のうえ、訪問または来店し商談を進める。
【今後の展開】
ドライバーの高齢化に伴い、免許返納の件数とともに、高齢者からの査定依頼は増え続ける。高齢者の安全のために免許の自主返納を含めた対策の必要性を広く告知し、高齢者の方が安心して売却できるような施策を今後も検討していくとしている。
【会社概要】
名称 : 株式会社カーセブンディベロプメント
住所 : 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-1 細田商亊ビル2F
URL : https://www.carseven.co.jp/