ホンダ、直列2気筒の大型スポーツ2輪「NC750X」「NC750S」を発売


本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、4輪車フィット搭載のL13型と同じボア×ストロークを持つ低回転型・直列2気筒750ccエンジンを搭載する「NC750X」を1月26日(火)に発売。また同NC750Xの「デュアル・クラッチ・トランスミッション(以下DCT)」搭載車にETCとグリップヒーターを装着した「Eパッケージタイプ」と、全車にETCとグリップヒーターを標準装備した「NC750S」を2月19日(金)に発売する。

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NC750Sデュアル・クラッチ・トランスミッション(ツートーン)(グラファイトブラック)

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スポーツ2輪車に搭載のV型4気筒から、前側シリンダーのみの取り出した格好のエンジンレイアウトを持つNC750Xは、後側シリンダーを持たないため、シート下に大きなラゲッジスペースを設けることができるほどスペースユーティリティ性に優れたモデル。

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装備は、視認性に優れた配光のLEDヘッドライトを採用することで存在感を主張するとともに、導光タイプのポジションランプをヘッドライト輪郭に縁取り個性を演出。

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さらにLEDテールランプの採用や、ラゲッジボックスの容量拡大により、実用性を向上させている。フロントサスペンションに「デュアルベンディングバルブ」を採用し、乗り心地の向上と制動時のノーズダイブを軽減。さらに、リアクッションにはプリロード調整機構を追加し、路面追従性を向上させた。

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また、DCT搭載モデルでは、Sモードに3種類のレベルを設定できる機能を追加するなど、DCTの制御をさらに熟成。併せて、心地のよいパルス感を向上させる異形断面マフラーや、防風効果をさらに高めた大型ウインドスクリーンをそれぞれ採用した。なおNC750Sには、全タイプにETCとグリップヒーターを標準装備している。

販売計画台数(国内・年間)
NC750X 2,200台
NC750S 900台

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)

– NC750X、NC750X Type LD
743,040円(消費税抜き本体価格 688,000円)

– NC750X<ABS>、NC750X Type LD<ABS>
793,800円(消費税抜き本体価格 735,000円)

– NC750X デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>
– NC750X Type LD デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>
859,680円(消費税抜き本体価格 796,000円)

– NC750X デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>Eパッケージ
NC750X Type LD デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>Eパッケージ
924,480円(消費税抜き本体価格 856,000円)

– NC750S
690,120円(消費税抜き本体価格 639,000円)

– NC750S
ツートーンカラー 706,320円(消費税抜き本体価格 654,000円)

– NC750S<ABS>
740,880円(消費税抜き本体価格 686,000円)

– NC750S<ABS>ツートーンカラー
757,080円(消費税抜き本体価格 701,000円)

– NC750S デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS> 806,760円(消費税抜き本体価格 747,000円)

– NC750S デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>ツートーンカラー
822,960円(消費税抜き本体価格 762,000円)

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NC750X(キャンディーアルカディアンレッド)

=NC750Xの主な特長=
●エンジン
力強いトルク特性で扱いやすく燃費性能に優れた、定評の直列2気筒750ccエンジンを搭載。

特にDCTは従来のSモードに3つのレベルを選択でき、高めのギアや低めのギアなど、ライダーの嗜好や走行シチュエーションに合わせたシフトチェンジタイミングによる走行を可能とした。

また、ATモード走行時では坂道の斜度に応じて、坂道の登りや下りの走行時に適正なタイミングの変速を実現した。

その他、スロットル開閉時の車体挙動を安定させる制御を追加するなど、細部にわたる熟成を重ね、マフラーは異形断面形状の2室構造に変更することで、鼓動感の良いエキゾーストサウンドを実現している。

●車体・装備
大型ウインドスクリーンやボリュームのあるサイドカウルをコンパクトなサイドカバーによって際立たせ、アドベンチャーイメージを強調したスタイリングに一新した。

フロントビューは、LEDヘッドライトを採用し存在感を主張するとともに、ヘッドライトの輪郭を縁取るように、導光タイプのポジションランプを配置することで個性の演出に加え視認性を向上させた。

リアビューは、リアカウルにビルトインされたLEDテールランプや、異形断面のショートマフラーを採用することにより、より軽快な印象となるデザインとした。

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また、液晶メーター表示面積を拡大し、さまざまなライディングシーンを演出する「表示色可変新メーター」を採用するとともに、反転液晶の採用により精悍なイメージのメーター表示デザインとした。

さらに、仕様やオプションによって、DCTモード表示やグリップヒーターのレベル表示が追加されるなどメーターの各種情報表示の機能を強化した。

フロントサスペンションに、デュアルベンディングバルブを採用し、従来のフロントサスペンションに比べ、ピストンスピードに比例させた減衰力を発生させ、乗り心地の質感を向上させた。

さらに、グレーアルマイト処理を施したフォークキャップを採用し、ハンドル周りの高級感を演出した。

リアサスペンションには、プリロード調整機構を新たに追加し、タンデム走行時や積載量の状況に応じた調整を可能に。ユーティリティー面では、ラゲッジボックスの容量を拡大するとともに、タンクバックなどの取り付けを考慮した、ユーティリティーレールをボックスリッド上面に設定している。

マニュアルトランスミッション車のクラッチレバーは、レバー比の見直しによる操作荷重の低減を行うとともに、ドッグレッグレバーを採用するなど、操作フィーリングを向上させた。

シート高を30mm低くすることで、足着き性に配慮したローダウンのType LDをラインアップに設定し、選択の幅も広げている。

●カラーバリエーション
全タイプに、キャンディーアルカディアンレッド、グリントウェーブブルーメタリック、パールグレアホワイト、マットバリスティックブラックメタリックの4種類を設定。

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=NC750Sの主な特長=
●エンジン
エンジンとトランスミッションはNC750Xと同様の変更を施した。

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●車体・装備
フロントサスペンション、リアサスペンションおよびスピードメーターの表示機能を、NC750Xと同様に変更を実施。ETCとグリップヒーターを全タイプに標準装備した。

●カラーバリエーション
全タイプに、パールグレアホワイトとツートーンカラータイプのグラファイトブラック、マットガンパウダーブラックメタリックの3色を設定している。

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