ホンダエアクラフトカンパニー、航空機開発・製造で米国航空宇宙学会から称えられる


AIAAの最高位「2018ファウンデーション アワード フォー エクセレンス」を受賞

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘)傘下の航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、本社:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、社長:藤野 道格)は現地時間2018年4月2日、米国航空宇宙学会 (The American Institute of Aeronautics and Astronautics以下、AIAA) より、AIAAファウンデーション アワード フォー エクセレンス(AIAA Foundation Award for Excellence)を受賞した。

今回の受賞では、「HondaJet」に関する先進技術の研究・開発、設計、および事業化において大きな成果を挙げたことが評価されたもの。授賞式は、2018年5月2日に米国ワシントンD.C.で開催されるAIAA Aerospace Spotlight Awards Galaで行われる予定だ。

受賞に浴したホンダ エアクラフト カンパニー社長・藤野道格氏は、「AIAA最高位のファウンデーション アワード フォー エクセレンスを受賞し、大変光栄に思います。

HACIは、ビジネス航空業界において新しい価値を創造するため、独自の航空技術を磨き上げ、先進技術の発展に貢献し続けてきました。

HondaJetのこれまでの研究・開発や事業化を、このような最も名誉ある賞によって認められたことを誇りに思います」と語っている。

このAIAAファウンデーション アワード フォー エクセレンスは、1998年に創設された賞典で、世界の航空宇宙産業で大きな成果や貢献を実現した個人または団体に贈られる。

AIAAが授与する賞の中で、最も名誉ある「プレミア アワード」の一つであり、その中でも最高位の位置づけとなるものだ。

過去にはNASAラングレー研究所、ボーイング 787 ドリームライナー、ロッキード・マーティン JSF、カリフォルニア工科大学 JPLなどが受賞している。

ホンダ エアクラフト カンパニーの製品「HondaJet」は、主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などのHonda独自開発技術により、クラス最高水準(Honda調べ 小型ジェット機として)の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機であるとホンダでは謳っている。

2015年12月に米国連邦航空局(Federal Aviation Administration)から型式証明を取得した後、北米、欧州、中南米、東南アジアおよび中国に販売およびサービスネットワークを拡げ、2017年には小型ジェット機カテゴリーのデリバリー数において、世界No.1(General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ)を達成した。

ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)の概要
設立:2006年8月
出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者:社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市