日野ダカールチーム4日目、短縮されたSSを粛々と消化


土砂降りのビバークでマラソン行程に向けた点検整備を実施

ラリー4日目となった1月5日、テルマス・デ・リオ・オンドからサン・サルバドル・デ・フフイの間で行われる予定だったステージ3は、当初314kmのスペシャルステージ・SS(競技区間)が予定されていた。

しかし当日の天候は回復していたものの、先日の豪雨の影響は色濃く残り、路面コンディションが回復していない前半部分をカットし、SS(競技区間)を190㎞に短縮して実施された。

ところが先行の4輪部門車両のアクシデントによって、コースが塞がれ、トラック部門の競技はCP(チェックポイント)3までで終了となった。

日野チームスガワラは2号車菅原照仁/杉浦博之組がトラック部門総合15位/排気量10リットル未満クラス首位の好成績を記録。1号車も48位/クラス4位で無事ゴールした。

SSは前日と同じく山麓地域でグラベル路のワインディングが中心。場所によっては降雨の影響で路面が濡れていて非常に滑りやすくなっていた。

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日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは2号車が快調に総合20位でゴール。

成績には前日までのペナルティが加算されたため、2号車のSS順位は15位に繰り上がることになった。また、49位で走り終えた1号車も同様に48位の成績となった。

2台の日野レンジャーはその後302㎞のリエゾン(移動区間)を走ってアルゼンチン/ボリビア国境にほど近いフフイのビバークに到着。

6日からのマラソン行程に向けてメカニックたちの入念な点検整備を受けた。6日は、フユイを基点としたループ状のコースで競技を行うが、到着後の車両は保管場に収められて整備を禁じられる。

このため定期交換部品などは予め交換しておく作戦だ。同地は夕方から激しい雷雨に見舞われたが、日野チームのメカニックはずぶ濡れになりながら黙々と作業を進めていた。

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チームコメント
菅原義正/路面がドロドロになっていて滑りやすいところも沢山。丁寧に走ってきました。最後のリエゾンはすごい土砂降りで前が見えないぐらい。無事ゴール出来て良かったです。

高橋貢/CP3の先でコースが塞がれたらしく、CP3でトラックの競技は終了となりました。結局314㎞が130㎞しかありませんでした。

菅原照仁/今日は昨日と似たステージで、エンジンのトルクアップによる走行性能の向上が改めて印象的でした。明日は4000mまで上がりますが、例年使っているところなので大丈夫です。

杉浦博之/ナビゲーション自体は難しくないのですが、村を通過するたびに速度制限の指示が煩雑で大変でした。タイミングがずれるだけでペナルティが課される可能性があるのですごく気を遣いました。

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