GMジャパン、Vシリーズ史上最小最軽量の新型「キャデラックATS-V」を発表


ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:石井澄人、以下:GMジャパン)は、キャデラックVシリーズ史上最小最軽量の「キャデラックATS-V」を発表し、全国のキャデラック正規ディーラーネットワークで販売を開始する。

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キャデラックのVシリーズ史上初のツインターボ・エンジン

Vシリーズのエントリーモデルとなる「キャデラックATS-V」は、シリーズ最小最軽量の車体に、最高出力470PS(346Kw)/5,800rpm(ECE)、最大トルク603N・m(61.5kg・m)/3,500rpm(ECE)の3.6リッター・ツインターボ・エンジンを搭載。

0-60mph(約96.6km/h)3.8秒の加速性能を備え。優れたハンドリング特性を愉しめるクルマになったと云う。

新型「キャデラックATS-V」は、キャデラックのVシリーズ史上初のV6 3.6リッター ツインターボを搭載。パワーユニットの特徴は以下の通り。

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・低慣性チタンアルミナイド製タービンを備えたターボチャージャーは、レスポンスの良いトルクを生み出す。

・ターボは、ピーク時のパワー・レベルで、ピーク効率に合わせるため、最適なトラック・パフォーマンスが引き出せる。

・特許出願中の高効率チャージ・クーリング・システムは、パッケージングの効率を最適化し、ブースト圧を最大化。

・軽量チタン製コネクティングロッドは、タービンの慣性を低減し、高速でスプールするターボチャージャーを補完する。

また、同車のツインターボの特長である高性能潤滑システムは、サーキットで発生する高い横Gに対し、最適な油圧と冷却性能を維持できるよう設計されている。

また車体廻りの特徴は以下の通り。

・改良されたマルチリンク・ダブルピボット・マクファーソン・ストラット・フロントサスペンションは、レスポンスを高め、横方向のコントロール性を向上させている。

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・新しいライド&ハンドリング用サスペンションリンクを一体化。伝統的な弾性ゴムブッシュに代わり、ゼロ・コンプライアンス・クロスアクシス・ボールジョイント、高いバネレートのスプリング、バネレートの高いスタビライザーバーを採用してロール剛性を50%高めた。

・ZFステアリングシステム社のサーボトロニックII可変アシスト量制御電動パワーステアリングは、システム剛性を高め、ステアリング精度を向上させ、ドライバーへのフィードバックの情報量を増大させている。

・5リンクリアサスペンションは、ロールセンターの移動を低減、横方向のコントロール性の強化、効果的なアンチスクオット特性を実現。

・高度なボディモーションコントロール性と、剛性を高めたブッシング、新しいサスペンションサブフレーム、高いバネレートのスプリング、高剛性のスタビライザーバーといったコンポーネントが走りに貢献する。

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・標準装備のエレクトロニック・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルが最適なトラクションをサポートする。

・プロペラシャフトを大きくし、ハーフシャフトの非対称性を高めた(ドライバー側のシャフトの剛性を高めた)ことにより、加速中のパワーホップを緩和。

・Brembo社製ブレーキシステムは、サーキット走行での高い耐久性、不変性、高い性能を提供。同ブレーキシステムは、オフセットして配置された6つのピストンキャリパーを備えた大径化したフロントローターと、4ピストンキャリパーを備えたリアローターで構成されている。

機能的なデザインによる軽量化の実現

新型「キャデラックATS-V」のエクステリア・パネルは、フェイシアからフェンダー、フード、リアスポイラー、ロッカーモールディングに至るまで、ほぼ全てが専用部品となっている。専用のデザイン・アイテムは以下の通り。

・軽量カーボンファイバー製フードに、エアエキストラクティング・ベントを装備。エンジンコンパートメントの熱を外に逃がすだけでなく、ラジエータを通過した空気を車体の下からではなく、上から抜くようにすることで、高速走行時の揚力低減をサポート。

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・専用のフロントフェイシアおよびリアフェイシアは、最適な空力性能をもたらす。フロントフェイシアのグリル開口部は拡大され、新しいツインターボチャージドエンジンにより、多くの空気を送り込む。

・フロントスプリッターは、空気が車体の床下を流れて揚力を生じさせることなく、車体の前面をダウンフォースで下に押し下げることにより、ハンドリング性を向上。

・フェンダーを広げ、18x9インチのフロントホイールと18x9.5インチのリアホイールを収め、ミシュラン・パイロット・スーパー・スポーツ・タイヤを装備。

・Vシリーズ専用アルミホイールは、軽量の鍛造で造られているため、ばね下重量が低減され、俊敏性が増すとともに、ステアリングインプットに対し、確かなダイレクトフィールを提供する。

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メーカー希望小売価格(8%消費税込)
・キャデラックATS-Vセダン(Spec-A)
:9,900,000円
・キャデラックATS-Vセダン(Spec-B)
:10,900,000円
※オプション:有償ペイント:129,000円

Spec-A専用装備
・フロントスプリッター/ロッカーパネル/リアスポイラー(全てノンカーボン)。
・18インチプレミアムペインテッド鍛造アルミホイール。

Spec-B専用装備
・カーボンファイバーエアロパッケージ。
・カーボンファイバー:フロントスプリッター/フードベントトリム/リアディフューザー。
・コンポジット(ノンカーボン):ブラックロッカーエクステンション/ボディカラースポイラー。
・18インチポリシュッドフィニッシュ鍛造アルミホイール。

ボディカラー(インテリアカラー)
・セーブルブラック(ジェットブラック)
・クリスタルホワイト・トゥリコート(ジェットブラック)※有償ペイント。
・ラジアント・シルバー・メタリック(ジェットブラック)※受注発注。
・レッド・オプセッション・ティンコート(ジェットブラック)※受注発注。
・ファントムグレイ・メタリック(ライトプラチナム/ジェットブラックアクセント)※受注発注。

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■新型「キャデラック ATS-V」主要諸元(国土交通省届出値)
寸法・重量
・全長:4,700mm
・全幅:1,835mm
・全高:1,415mm
・ホイールベース:2,775mm
・車両重量:1,750kg
・乗車定員:5名

エンジン
・エンジン形式:
・3.6リッターV型6気筒DOHCツインターボ
・総排気量:3,564cc
・最高出力:470PS(346Kw)/5,800rpm(ECE)
・最大トルク:603N・m(61.5kg・m)/3,500rpm(ECE)
・燃料供給装置:電子式燃料噴射(筒内直接噴射)
・使用燃料(ガソリン):無鉛プレミアム
・燃料タンク容量:62リッター
・ハンドル位置:左

走行・動力伝達装置
・駆動方式:後輪駆動
・トランスミッション:8速AT
・クラッチ形式:トルクコンバーター
・変速機歯車形式:プラネタリーギア
・変速比:
・第1速:4.560
・第2速:2.971
・第3速:2.075
・第4速:1.688第
・第5速:1.270
・第6速:1.000
・第7速:0.845
・第8速:0.652
・後退:3.818
・最終減速比:2.850
・ステアリング形式:ラック&ピニオン式
・サスペンション(前):マクファーソンストラット式
・サスペンション(後):マルチリンク式
・ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク
・ブレーキ倍力装置:真空倍力式駐車
・ブレーキ:機械式後2輪制動
・タイヤサイズ(フロント):255/35ZR18(94Y)
・タイヤサイズ(リア):275/35ZR18(99Y)