市販モデル、Audi R8 Coupé V10と密接な関係を持ち、TCRとGT3の間を埋めるプロダクションレースモデル
アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は、SUPER GT第5戦が行われた富士スピードウェイにて、「Audi R8 LMS GT4」を日本国内で初公開した。
Audi R8 LMS GT4は、一般市販向けモデルをベースとしたレーシングカーである。同社によると、市販モデルのAudi R8 Coupé V10をベースに開発されたのにも関わらず、パワフルで高い安全性を誇るとしている。
同時に、購入価格や維持費がリーズナブルに設定されいることから、欧州当地に於いては、国際格式のプロダクションレースに参戦するアマチュアチームに最適なモデルだと云う。
このクラスの競技については、米・欧を中心に50年以上前からロードゴーイング・スポーツカーによるGTレースが、根強い人気を博しており、スポーツカーレースの火を灯し続けたアウディAG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー、以下アウディ)は、その間、参戦レギュレーションに合致したマシンを輩出し続けてきている。
Audi R8 LMS GT4は、市販モデルAudi R8 Coupéと、60%以上もの構成部品が共通で、生産される工場も、オリジナルモデルの製造と同じドイツ・ベーリンガーホフ工場で行われる。
この市販モデルと同じ生産工場から送り出されるという相乗効果により、購入価格や維持費の点で恩恵を受けることになる。
アウディは、去る2009年よりAudi Sport カスタマーレーシング プログラムを通じて、Audi R8 LMS GT3を供給しており、日本でも2012年よりSUPER GTのGT300クラスにAudi R8 LMSで参戦を続けてきた。また2016年からは第二世代Audi R8 LMSが活躍している。
アウディAG傘下でAudi R8 LMS GT4を生産・リリースする独・当地の「Audi Sport GmbH」は、Audi R8 LMS GT4のサービス、スペアパーツの物流、プロフェッショナルなサポートを世界中のネットワークを通じて展開していく。
Audi Sportカスタマーレーシングは、日本でも既にAudi R8 LMSならびにAudi RS 3 LMSのためにサービスネットワークを構築してきた。
今後はAudi R8 LMS GT4に対しても、これらの優れたネットワークを活用することにより、レーシングシーンでのアウディカスタマーチームの活動をサポートすることを通して、アウディのブランドイメージをさらに強く訴求していく構えだ。