アルプス電気、アルプスアルパインとして「CES2019」へ初出展


CASE向けデバイス×ソフトウェア技術を初披露。車載向けの新しい入力デバイスも提案へ

総合電子部品メーカー、アルプス電気株式(本社:東京都大田区、代表取締役社長:栗山 年弘)は、1月8日よりネバダ州ラスベガスのラスベガス・コンベンション&ワールドトレードセンターにて開催される「CES 2019」に、新会社アルプスアルパインとして初出展する。

新生アルプスアルパインは、世界の最先端技術が集まる展示会「CES 2019」で、自動車開発における大きなトレンドである「CASE」へ向けた各種技術を提案する。

2019年1月1日に子会社のアルパイン株式会社(社長:米谷 信彦、本社:福島県いわき市)と経営統合を図り、新会社としての初展示となる今回は、アルプス電気のコアデバイス技術と、アルパインの持つソフトウェア開発力を組み合わせた、車載向け高機能ソリューションを披露する。

<ハイライト製品は以下の通り>
(1)タッチインプットモジュール(初展示)
アルプス電気の持つ静電容量技術、フォースフィードバック技術と、アルパインのディスプレイ操作技術(GUI)を組み合わせた入力デバイスがタッチインプットモジュールである。

それは高感度の静電センサと独自のASIC設計により精度良く入力できるほか、フォースフィードバック技術を使うことで、指先にスイッチを押したような操作感触を再現することができる。自動運転中の車室内での入力方法として、確実かつ高級感のある操作感触として提案、今後、自動車メーカーへの提供を目指して行く。

(2)RF測位モジュール(初展示)
RF測位モジュールは、車とドライバーとの距離を正確に測定する必要のある、スマートアクセスやリモートパーキングに最適な測位モジュール。

アルプス電気が長年培った高周波技術をAoA(Angle of Arrival)、ToA(Time of Arrival)と組み合わせ、これまで難しかった2.4GHzでの測位を可能にしたことで、車室内/車室外の位置も詳細に判別。またアルパインとのジョイント開発事例として、自動走行ドローンの室内測位テストの取り組みも紹介する。

出展ゾーンは、LVCC, North Hall, Grand Lobby and Lower Level North Hall、出展番号はMeeting Room N101となっている。

<出展製品>
タッチインプットモジュール(初出展)
RF測位モジュール(初出展)
コミュニケーションモジュール
-V2Xモジュール
-4G LTEデータコミュニケーションモジュール
-GNSSモジュール
車載用コアレス電流センサ
48V - 12V双方向型DC-DCコンバータ

<アルプスアルパイン株式会社について>
アルプス電気株式会社とアルパイン株式会社は、2019 年1 月1 日付で経営統合し、新たに「アルプスアルパイン株式会社」としてスタートした。

両社の持つコアデバイス技術、システム設計力及びソフトウエア開発力を活用し、大変革期を迎えた自動車産業をはじめ、モバイル、民生機器、更にはエネルギーやヘルスケア、インダストリーなどさまざまな市場へ向けた、新たな価値を創造していく。