DNGAプラットフォームを採用、SUVらしい力強いスタイリングと車格感を実現

ダイハツ工業（大阪府池田市、代表取締役社長：井上雅宏）傘下のマレーシア自動車生産・販売の現地合弁会社のプロドゥア（セランゴール州）は12月17日、新型Bセグメントの5人乗りコンパクトSUV「TRAZ（トラズ）」を発売した。

「TRAZ」は、2022年7月にフルモデルチェンジしたコンパクトMPV「ALZA（アルザ）」と共通となるDNGA Bセグメント用プラットフォームを採用し、ゆとりある広くて使いやすい室内空間、多様な荷物を収納できる積載性を実現すると共に、快適な乗り心地と高い静粛性、優れた燃費性能と力強い走りを両立させたクルマであるという。

また、インテリア・エクステリアデザインはマレーシア独自のスポーティーなスタイルに仕上げ、SUVらしい力強いスタイリングと車格感を実現。

快適さと使い易さを追求した装備を装着しながら、当地の国民車として相応しい求めやすい価格で販売する。

安全性能については、ASEAN NCAP（New Car Assessment Program for Southeast Asian Countries／ASEAN地域の新車の安全性能を評価するプログラム）の安全評価で最高ランクの5つ星を獲得している。

更に自動車事故を未然に防止する衝突回避支援システムや運転支援システムなどの先進装備を採用。当地の顧客の安全・安心への要望に応えたとした。

ちなみにプロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカーであり、2006年から2024年まで19年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得し、2024年には過去最高となる35万8千台を販売した。

なお当地では、それ以前の2021年3月に発売したコンパクトSUV「Ativa（アティバ）」を皮切りにDNGAモデルへの刷新を進め、2022年7月に「ALZA」、2023年2月に小型乗用車「AXIA（アジア）」を発売。今回の新型「TRAZ」は、マレーシアでのDNGA第4弾商品となっている。

ダイハツ公共による新型「TRAZ」の主な特長は以下の通り

１．優れた走行性能
2NR-VEエンジン(1.5L)を搭載し、力強い走りを実現すると共に、DNGA Bセグメント用プラットフォーム、D-CVTを採用し、優れた車内の静粛性、燃費性能を実現。

２．使い勝手の良いパッケージングとクラス最高峰のSUVスタイリング
大人5人がゆったり過ごせる快適な室内空間、多様な積載を可能とすると共に、高い視点、小回り性能に優れ、快適で安心な走行を実現するSUVスタイリング。

３．デザイン
「Energetic ＆ Fusion」コンセプトに基づく、マレーシア独自のスポーティーなデザイン。

４．先進の安全性能
高速走行等、マレーシアの道路環境に最適な設定とした衝突回避支援システム「スマートアシスト（現地名：Advanced Safety Assist）」他、充実した安全装備を搭載。

５．求め易い価格
求め易く、国民車に相応しい価格設定。

６：主要諸元
駆動方式： FF (Front engine, Front wheel drive)
エンジン： 2NR-VE（1.5L・NA※2）
トランスミッション： CVT（D-CVT）
乗員定員： 5名
全長×全幅×全高： 4,310mm× 1,770mm ×1,655mm
※2 NA：Natural Aspirated engine（自然吸気エンジン）

７．小売り希望価格（マレー半島）
7万6,100リンギット～8万2,000リンギット

８．生産工場
PMSB（プロドゥア・マニュファクチャリング）