アビームコンサルティングの書籍「EV・自動運転を超えて“日本流”で勝つ」発刊


アビームコンサルティング株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:岩澤 俊典)は6月18日、近年、大きな変革をみせつつある自動車業界を捉えたビジネス書「EV・自動運転を超えて“日本流”で勝つ -2030年の新たな競争軸とは-」を日経BP社より刊行する。

内容は昨年来より話題に上がっているキーワード「CASE」を皮切りに、国際環境下での日本車の強みを分析。電動ユニット搭載を介したEV化がもたらす功罪。自動運転がもたらす未来予想など、ここ数年来に於ける自動車業界を紐解く、基礎的な内容が網羅されている。

まだ見ぬ未来を見通す程、遙かに遠い将来を見通したものではないが、近年話題のテクノロジー企業の参入や、政府の後押しにより次々に誕生する中国新興EVメーカーといったプレイヤーの変化やシェアリングサービスの台頭。

各国政府による法改正など、複雑に絡み合う環境変化を背景に、激しくパラダイムシフトを繰り返す自動車業界の今のを正確に捉え、日本の自動車産業の競争軸を洗い出すという目的では、適した書籍となっている。

出版概要
書名 :EV・自動運転を超えて日本流で勝つ
-2030年の新たな競争軸とは-
著者 :アビームコンサルティング
仕様 :四六判 約200ページ
発行日 :2018年6月18日(月)
価格 :1,944円(税込)
発行元 :日経BP社
ISBN-13 :978-4822256906

目次
プロローグ 100年に一度の変化にどう対応するか
第1章 パワートレーンの電動化 製造・販売に変革を迫る
1-1 ディーゼルエンジンへの逆風
1-2 拡大するEV市場とエンジン車の電動化
1-3 2025年のEV年間販売台数は約600万台へ
1-4 膨大なバッテリー投資が協業を促す
1-5 高騰する材料価格
1-6 EVパワートレーンの差別化
1-7 EVがもたらす販売の変革
1-8 中国はEV先進国
1-9 中国完成車メーカーのEV開発力
1-10 FCVの可能性は

第2章 自動運転 無人化のその先へ
2-1 自動運転技術開発の始まり
2-2 自動運転で何を目指すのか
2-3 なぜIT企業が自動運転に興味を持つのか
2-4 自動運転技術開発にはバーチャル開発が不可欠
2-5 世界中でソフトウエア開発者が不足
2-6 自動運転は社会に受け入れられるか
2-7 完全自動運転実現後の自動車産業

第3章 シェアリング 世界で急拡大する「所有から利用へ」
3-1 世界で拡大するシェアリングサービス
3-2 なぜシェアリングサービスが普及しているのか
3-3 乗用車販売へのインパクト
3-4 シェアリングサービス競争のゆくえ
3-5 どの事業者が有利なのか
3-6 日本でのシェアリングサービス発展には何が必要か
3-7 ドイツと中国のシェアリングサービス

第4章 コネクテッド化 新たなビジネス機会を生み出す
4-1 「つながり」が新たなビジネスを生む
4-2 インターネットとスマホに見る世界の変化
4-3 コネクテッドカーとは何か
4-4 つながる世界での戦い方
4-5 つながる世界での販売店の戦い方
コラム コネクテッド化のリスク

第5章 2030年の競争軸とは EV・自動運転の開発競争を超えて
—新しい競争軸(1)中国の活用
—新しい競争軸(2)サブスプリクション契約の活用
—新しい競争軸(3)シェアリングサービス専用車両
—新しい競争軸(4)協業の推進
—新しい競争軸(5)ソフトウエア技術者の獲得と活用

アビームコンサルティング株式会社について
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームである。戦略、 BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 5,000 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供している。
ホームページ:https://www.abeam.com/jp/