本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、新型「CIVIC(シビック)」シリーズの3タイプ、「シビック ハッチバック」、「シビック セダン」、「シビック TYPE R(タイプアール)」を9月29日(金)に発売する。
同社によると新型シビックシリーズは、世界のCセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供を目指して開発したと云う。
具体的には、新開発のプラットフォームを核に、ロー&ワイドな先進フォルムに、高い環境性能を両立した直噴VTEC TURBOエンジンを採用。
車種タイプは、洗練された上質な走りのセダン、よりスポーティーさを際立たせたハッチバック、究極のFFスポーツであるTYPE Rの3つを展開する。
また7月30日(日)より、新型シビックをモチーフにした企業広告「Go, Vantage Point.」も展開していく。
開発コンセプトは、Cセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供としており、特にTYPE Rが目指す究極の運動性能の実現を視野に、3タイプの個性を活かした。
従ってTYPE Rは、ベース車からのチューンアップではなく、開発当初よりTYPE Rとして目指す理想の姿をゼロから思い描き追求した。
一方、ハッチバックとセダンは、広さや使い勝手の良さはもちろんのこと、TYPE Rの走りの資質を享受することで、よりスポーティーな運動性能を実現している。
- 販売計画台数(国内・月間・シリーズ合計) 2,000台
全国メーカー希望小売価格※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない。
ボディーカラーは、<シビック ハッチバック>で、以下の全5色を展開した。ホワイトオーキッド・パール、ルナシルバー・メタリック、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、ブリリアントスポーティブルー・メタリック。
さらに<シビック セダン>は以下5色展開とした。ホワイトオーキッド・パール、ルナシルバー・メタリック、クリスタルブラック・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリック※2、コスミックブルー・メタリック。
最後に<シビック TYPE R>は、全4色展開としている。チャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、ブリリアントスポーティブルー・メタリック
対してインテリアカラーは、<シビック ハッチバック/シビック セダン>はブラックで統一。
<シビック TYPE R>はレッド/ブラックのTYPE R専用色が用意されている。ホワイトオーキッド・パールは37,800円(消費税8%抜き35,000円)高
プレミアムクリスタルレッド・メタリックは59,400円(消費税8%抜き55,000円)高
CVT車は、メーカーオプションでレザーインテリアを選択可
ハッチバック/セダンの特長は、まずいずれも機能美を追求し、ダイナミックな走りを高めるロー&ワイドなデザインにあり、動体としての姿をより美しく魅せるスタイリングを目指した。
そうしたなかセダンは、クーペのような流麗なルーフラインに、硬質で彫刻的なサイドパネルを持つフォルムを持たせた。
ハッチバックは、セダンと基本骨格を共有しながらも、ダイナミックで軽快なリアビューとすることで、スポーティーさをより演出している。
走行性能の追求では、「操る喜び」を目指し、機敏な走りと高速走行時の安定性を高次元で両立。
新開発プラットフォームをベースとした、高剛性、軽量かつ低重心・低慣性なボディーにより、優れた空力特性を実現。高速域での安定性に寄与し、静粛性を高めた。
パワーユニットは、新型シビック専用にチューニングを施した、低回転から高回転まで伸びのある1.5L VTEC TURBOエンジンと、加速性能を向上させるCVTとの組み合わせにより、リニアなパワーフィーリングを目指したとしている。
シャシーでは、マクファーソン・ストラット式フロントサスペンション、マルチリンク式リアサスペンション、デュアルピ二オン可変ギアレシオEPSを採用して、俊敏なハンドリングと高速走行時の安定性の両立を目指した。
安全運転支援システムでは、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援する。
TYPE Rは、開発当初よりTYPE Rを見据えてプラットフォームを新開発した。
具体的には先代モデルに対し、ねじり剛性の向上(プラス約38%※6)やボディーの軽量化(マイナス約16kg)、低重心化、ホイールベースとトレッドの拡大するなどで、走行安定性を追求した。
またパワーユニットは、先代モデルからさらに進化した、新型シビック TYPE R専用の2.0L VTEC TURBOエンジン(最高出力235kW[320PS]、最大トルク400N・m[40.8kgf・m])を搭載。エンジン制御技術の進化により、低回転域での高トルクかつハイレスポンスな立ち上がりと、全開領域での高出力化を実現。
6速マニュアルトランスミッションのローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用により、加速性能をさらに向上させている。
こうした施策により、2017年4月に行われたドイツ・ニュルブルクリンク 北コースでの走行テストでは、FFモデルとして最速となる、7分43秒80のラップタイムを記録し、先代モデルのタイムを7秒近く更新するなど、運動性能の高さを証明している。
問い合わせは、「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へ