UDトラックス、中東で「クローナー」発表イベントを開催


アラブ首長国連邦、ドバイでの新型車発表で新興国市場でのさらなるプレセンス強化へ動く

UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:村上吉弘)は、アラブ首長国連邦のドバイにて新興国市場向けに開発された新中型トラック「Croner(クローナー)」の発表イベントを開催した。

該当する現地で行われた同イベントには、約500名の顧客並びに報道関係者が参加。2017年3月にUDトラックスタイランドにて開催したグローバル発表イベントに続き、今回は、中東・東アフリカ・北アフリカ地域市場を対象とした最初の発表会となった。

そして同イベントに於いて同社は、効率的でモダンなキャビンデザイン。大切な貨物を保護するためのエアサスペンションなど、新型クローナーは他の中型トラックにはない運転性能と稼働率を併せ持たせるための機能を持ち、“顧客の時間を一瞬たりとも無駄にしない”ようデザインされていると語った。

またイベントの参加者はプログラムの一環として、ドバイオートドロームサーキットに於ける試乗会で、クローナーの特徴的な機能や走行性能を体感した。

発表会の壇上でUDトラックス中東及び、東・北アフリカ地域担当プレジデントのムラット・ヘドナ氏は、「クローナーの多様な機能・オプション、優れた安全性・操作性、省燃費性能、耐久性そしてメンテナンスの容易さは、幅広い市場において、お客様の生産性や稼働率の向上をお約束します。

例えばクローナーは、ドライバーの経験を問わず快適で安全に運転できるようにオートマチックトランスミッションをオプション搭載しています。

これは中東市場でも顕在化し始めていると言われるドライバー不足を踏まえ、UDトラックスはトラック業界の問題解決に対して、ここ新興国市場でも積極的に取り組んでいきます。

そもそもUDトラックスにとって中東は、極めて重要なマーケットのひとつです。

それでいて世界で最も過酷で厳しい走行環境といえる地域の一つであり、その環境にしっかり対応できるようにするため、アラブ首長国連邦で、徹底的にクローナーの走行試験を実施しました」と述べていた。

なおUDトラックスでは、今回のドバイ発表イベントを契機に、クローナーを湾岸協力会議加盟国(バーレーン、クエート、オマーン、カタール、サウジアラビア)及び東・北アフリカ地域に順次投入していく予定と云う。

クローナーは、耐久性に優れ砂漠や未舗装道路など厳しい運転環境でも快適に運転できるなど、該当地域のニーズに応えたトラックであり、UDトラックスの大型トラック「クエスター」に加えて、今回クローナーを投入することで中東・東アフリカ・北アフリカ地域の顧客をより手厚くサポートしていくと結んでいた。