ジャガー初のパフォーマンスSUVである「F-PACE」は、「ワールド・カー・アワード」において、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー 2017」と、部門賞である「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー 2017」に選出され、世界で最も優れたクルマ、かつ美しいクルマであると評価された。
「F-PACE」は歴代のジャガー車のなかで同ブランド中、最も速いペースで販売台数を伸ばしているモデルであり、13年間の歴史がある「ワールド・カー・アワード」において2つの賞の同時受賞は史上2回目となるもの。
具体的には世界24か国、75名の著名なモーター・ジャーナリストの投票を経て、見事2つの栄誉ある賞に選ばれた。
受賞にあたってジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)、ラルフ・スペッツ博士は、「『F-PACE』は、傑出したドライビング・ダイナミクス、日々の使いやすさ、美しいデザインを兼ね備えたパフォーマンスSUVとして生み出したモデルです。
この栄誉ある賞は、世界で最も実用的なスポーツカーであり、ジャガー史上最も速いペースで販売台数を伸ばしている『F-PACE』の開発に携わったチームの優れた才能と仕事が支持された結果だと思います」と喜びのコメントを語っている。
ちなみに意外にもジャガーブランドにとって「ワールド・カー・アワード」は初獲得となる。昨年、ジャガーのスポーツ・サルーン「XE」が「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー 2016」の最終選考に残ったものの受賞には至らず、今回「F-PACE」は、アウディの「Q5」、フォルクスワーゲンの「ティグアン」を抑えての獲得となった。
この栄誉に、ジャガーのデザイン・ディレクター、イアン・カラム氏は、「『F-PACE』はジャガーにとって初めてのSUVではありますが、そのデザインは、ひと目でジャガーとわかります。
この点も受賞理由のひとつとして評価いただき、我々のユニークなデザイン方針と洗練されたドライビング・ダイナミクスを新しい市場に投入するという私たちの決定に、間違いはなかったことが証明されました」とコメントした。
なお、部門賞である「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2017」においては、「F-PACE」のほかにメルセデスベンツの「Sクラスカブリオレ」とトヨタの「C-HR」が最終選考に残った。
「ワールド・カー・アワード/ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」の副委員長を務め、英国代表の審査員でもあるマイク・ラザフォード氏は、「ジャガーは、部門賞である『ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー』のみならず、同時に本賞である『ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー』を獲得し、素晴らしい快挙を成し遂げました。
英国企業と、その才能に溢れた素晴らしい従業員の皆様は、同社よりも企業規模が大きく資金力を有する欧州やアジア、北米のライバルたちと『F-PACE』で競い、勝ったのです」とその栄誉を称えた。